＊青ブラ文学部・#あなたへの５つの質問・#シロクマ文芸部・#振り返る

いつもありがとうございます🎄✨💛
山根あきらさんよろしくお願い致します。

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Q.2
どんなに言葉を尽くしても、結論が出ないであろう哲学的なテーマについて語り合うことは、時間の無駄だと思いますか？それとも有意義だと思いますか？

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振り返ると冬の色に染められて
一瞬で分かった。一瞬でときめいた。
一番に気がつきたくて、駆け寄って
「なぁにその髪型、パーマなんかかけちゃって！イメチェン？ウケるんだけどー」
「なんだよー似合っちゃってると思ったんだけど…変？変？」
寝癖なんだか、オシャレなんだかギリギリを攻めている、ゆるふわパーマ。
「いいんじゃない。まぁ…」
クルクル変わる表情も、クルクル変わる髪型も
クシャっと笑うタイミングも、光輝くタイミングも、全部計算ずくみたいに、全部かっさらっていく。君はいつも私のど真ん中にいる。

「どうして好きなのに素直になれないんだろう」
「どうして苦しいのに好きになるんだろう」
「どうして『今までで一番似合ってるね！』って言えないんだろう」

君にとってはどうでもいいような、
今の私では、永遠に結論が出ないような、恋愛主義哲学的テーマを、語り合う相手が自分自身でも、君のあきれ顔を思い浮かべながら、このためらいが君の側で、ずっと続くのなら心地いいと感じてしまっていた。

「・・・今日の髪型の結び目もっと上がいいんじゃない？」ゆるふわパーマがクシャっと笑ったから、ゆるんでしまった。

あー、まだ本当のことはまだ言えなくていい。
心地いいと感じたから。
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シロクマ文芸部、今週も参加させていただきました。ありがとうございます🎄💛✨