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鹿児島湾で人工交雑魚クエタマ騒動

はじめに

鹿児島湾で巨大な人工交雑魚クエタマを多数確認という話があります。
以前から某有名Youtubeさんが、鹿児島湾(湾錦江湾)に自然界には存在しないはずの人工交雑魚のクエタマがいるぞ!という動画があったり、地方のニュース記事で取り上げられたりしていたので、そういう話があることは知っていたのですが、とうとう地上波ニュースでも取り上げられたようです。

クエタマとは

クエタマとは高級魚のクエ♀と成長が早いタマカイ♂を掛け合わせた交雑魚で、クエよりもお手軽に高級魚を育てられると養殖が盛んになっていて、今では回転寿司のネタとしても使われているとか。
クエタマは成長すると体長1m以上、体重100kg以上になるそうで、普通のクエが体重30kgらしいのでとんでもない大きさです。

鹿児島湾で起きていること

4年ぐらい前から鹿児島湾でクエタマが見かけられるようになっているとのことで、どうやら2018年頃の台風がクエタマの養殖いけすをぶち壊し、数千匹の人工交雑魚のクエタマが逃げ出したのでは〜
というようなお話でした。
逃げ出したクエタマが巨大に成長して、人々の目に付くようになってきたのではないでしょうか。

問題点

美味しい高級魚が逃げ出したので釣りが楽しそう!で済む話ではないそうです。
元々その海にはいなかった巨大な肉食魚が突然大量に現れることにより、小型の魚や甲殻類が駆逐されたり、人工交雑魚クエタマが繁殖が可能なだった場合、鹿児島湾を半永久的に食い荒らし続けるという最悪なことが起きてしまうという事でした。

どうしたら

クエの寿命は20年ほどなのでクエタマも寿命も20年と仮定すると、鹿児島湾でクエタマがジャイアン状態でいるのを20年耐えるのでしょうか。
このクエタマの繁殖が確認された場合、20年待ってもクエタマが居ることになるので何らかの手を打たないと元の海には戻らないのでしょう。

今のところ、
「鹿児島湾に今まで見たことがない超巨大な魚が居るぞ!」
と大騒ぎになっているだけで何の対策も打たれていないとの事なので、クエタマの寿命が来るまで耐えるシナリオで行くのでしょうか。

人間は有史以来、食の問題を解決するために様々な人工交雑を繰り返してきましたので、人工交雑は無くてはならないシステムになっています。
今回の件のような人間が作った種が自然に逃げ出して、大きな影響を与えないよう、再発防止のルールを社会で決めていく必要が早急にありそうです。

おわりに

〆というわけではないのですが、最後に一言。
今回、記事を書いてクエタマの寿命が来る20年以内に必ず鹿児島湾にダイビングしに行こうと思いました。
事故現場を身体で感じることが大切だと考えます!
なにしろ体重100kgを越える魚を湾の浅瀬で見るなんてこと、体験したことありません。

すぐに鹿児島湾に行ってみたいけれど鹿児島は遠いのです、、、

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