見出し画像

"妖怪を増やす授業"つくりました。 《よのなか体験授業タッチ》

突然ですが、日本に妖怪を増やして、各地の商店街を盛り上げてしまおうと思います。
子どもたちと一緒に、
❶妖怪の正体に迫り、
❷オリジナル妖怪を生み出し、
❸その妖怪に仮装する授業
をつくりました。

一緒に妖怪増やしに協力してくれる人は、この授業をぜひ使ってみてください。
(※記事の最下部に申し込みフォームがあります。)

妖怪藝術団体と"妖怪を生み出す授業"をつくりました。

子どもたちと一緒に妖怪をつくり、その妖怪になってみるための授業をつくりました。
みんながこわ〜いと畏れたり、ちょっと可愛いと親しみを感じるような妖怪をどんどん生み出して、日本中妖怪だらけにしてしまいたいと思います。

一緒に授業を制作してくれたのは妖怪藝術団体『百妖箱』代表で、妖怪文化研究家の河野隼也先生。studioあおのある京都一条通で、15年以上前から妖怪仮装行列『一条百鬼夜行』を主宰されている方です。

昨年の秋の百鬼夜行に、studioあお、タッチの生徒たちも参加させていただき、もっといろんな妖怪を子どもたちとつくってしまおうという運びになりました。

去年の百鬼夜行は色を塗るだけで簡単につくれる、簡易キツネ面と着物で参加しました。


妖怪とは、人の気持ちをキャラクター化したもの。

そもそも妖怪とはなんなのか。とある先生はこう言っています。

妖怪も人間がつくり出した文化の一つで、きわめて広義な概念です。自分のもつ知識ではすぐに了解できない不思議な現象や存在、現代の言葉でいえば科学的・合理的に説明できない現象や存在を広く「妖怪」と呼んできました。

国際日本文化研究センター所長/小松 和彦

妖怪の発祥は、自然現象の中で理解が追いつかないものに、無理やり理由をつけたこと。と言われています。

例えば家の中で正体不明の音がする…。家鳴り(やなり)の仕業だ…。
夏場は水辺での事故が多い…。河童の仕業だ…。

このように、「なんでだろう…。不思議だ…。怖いな…。」という気持ちから生まれたのが『妖怪』です。
そう、"妖怪のせい"にしたところがスタートなんです。

ただし、現代ではその限りではありません。
今回の解釈で言うと、妖怪は人の気持ちから生まれたキャラクターのことを指します。

生活の中で生まれる「怖い」や「不思議」をどうにか解決したい気持ち
さらには都市伝説のように「こんなのいたらゾクゾクするな」という娯楽的感覚。
それらをキャラクターとして昇華させたものが『妖怪』と呼ばれるものです。
キャラクター化することで
理解不能な現象に少しだけ親しみが生まれたり、
教えをストーリーで伝承しやすくしたり、
暇つぶししたりしていたわけです。

だとしたら!だとしたらですよ。
どんどん新しい妖怪が生まれたっていいじゃない。なんだかおもしろそうじゃない。

事実、都市伝説のような『怪談』は現代でもどんどん生み出されているわけです。
よし、じゃあ妖怪も増やしてしまおう。あわよくば世界に発信しちゃおう。


妖怪をつくるコツ、妖怪になってみるコツをレクチャー。

この授業は、子どもたちがオリジナル妖怪を創作し、そのお面をつくって妖怪に仮装するための手順とコツをレクチャーする授業です。

妖怪ってどうやって生み出すのか。
妖怪っぽい見た目のポイントてなんなのか。
クイズなどを交えながら楽しく学びながら、妖怪をつくっていきます。

授業内容は、大体小学校4年生くらいからを対象に制作していますが、サポートによってはより小さい子どもでも参加できます。そして、弊社のつくる授業は全てアウトプット型で、大人がやっても楽しいと有名です。(どこで?)

生徒とスタッフでお面をつくってみている様子

妖怪について学んだり、妖怪お面が完成した時は結構盛り上がりますが、
どちらかというと、妖怪をつくっている最中に自然と雑談が生まれる感じがとっても好きです。
「へ〜その形おもろいね」とか、「こここうしてみたらいいんちゃう?」とか。そんな自然でゆるい会話が生まれる感じ。
世代をハミ出て、妖怪づくりでゆるくつながる。なんだか楽しそうでしょ?

授業を運営する側へは、サポートとしてお面づくりの手順動画があったり、材料の仕入れ先もお伝えしますので、安心して取り組むことができます。


オリジナル妖怪を生み出して、自分の街を盛り上げよう。

妖怪を増やして何するの?という話ですが、あんまり決めてません。
まずは増えたら面白いんじゃないかと。

もしもたくさん妖怪を生まれたとしたら、ぜひとも商店街とかで集まって、百鬼夜行をしましょう。
昨年の一条百鬼夜行では、
大将軍商店街に、通り抜け不可能レベルの人数が押し寄せました。
妖怪は人を引き寄せるチカラがあるんだなあと思い知らされました。

そんな感じで各地に生まれたたくさんの妖怪が、誰かの一声で集い、地域の商店街とかが盛り上がったらいいですよね。

ですので、ぜひともこの授業をする際には、土地に根ざした、自分達にしか生み出せないオリジナル妖怪を生み出していただきたい。
あなたの街にしかいない限定の妖怪、生まれたらおもしろいよねえ。
もし生まれたら必ずご連絡ください。見に行きたいです。

一条百鬼夜行にもぜひ遊びにきてください

もし、最初から百鬼夜行イベントまで含めて企画してみたいという人は、下部のお申し込みフォームから、その旨も書いてください。


キミも妖怪にならないか?

と、いうことで、
商店街の子ども会
学校など非営利の団体/活動を中心に、授業スライド、ワークシートを無償で提供いたします。(5月に提供開始予定)
子ども会でも、学校でもないけど使いたい!という人は試しに一度、以下のフォームからお申し込みしてみてください。利用目的によってはOKするかもしれません。
※営利団体からは費用をいただく場合がございます

▼提供を希望される場合は、こちらからお申し込み

ご不明点やご相談がある方、もしくは妖怪の目撃情報をお持ちの方は以下までご連絡ください。

京都にお住まいの方はよのなか体験教室『タッチ』でこちらの授業受けられるようになりますんで、ぜひとも入会をご検討くださいー。
200名以上の生徒が通う、大人気教室のようです。

河野隼也先生の妖怪お面作品たち。このレベルには修行が必要ですが、ぜひともチャレンジしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?