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2024.07.28 男鹿フェス 夢を食べるのはバク

やっぱり男鹿は最強で特別な場所だった

7.28 The BONEZ
Lovesong
Rusted Car
We are The BONEZ
New Original
Thread & Needle
Straight up
SUNTOWN


私のBONEZに対する仮説の一つに、アルバムの1曲目はツアーが終わるとなかなか聴けないレア曲になってしまうというのがある。んだけど、Lovesongはそれを破ってくれた。
47AREAツアーとyoursというアルバムはそれだけ特別であり、LovesongはBONEZの代表曲になった。
男鹿で聞くのは2回目だけど本当に楽しい。トレッドミルの上でノロノロしてるときにこの曲がかかると走りたくなる。


RustedCarは単発でリリースされた時から曲が好きだった。青空が似合うバンドだけどこの曲は特に似合う。男鹿のロケーションにマッチしてる曲としてはこれがダントツだと思う。
晴れまくってる男鹿しか行ったことなくて曇天の男鹿は初めてだったけど、この曲始まったら晴れのフィルターかかって全部最高!!!!になった。


つよぽんが真ん中に出てきた。ここで、We are the BONEZだー!!!と、メンバーの立ち位置で曲がわかる感じが好き。
ジェシーがハンドマイクで登場するとき、ギターに持ち替える時、次はなんの曲なんだろうって考えてる時間と曲が始まった瞬間、めちゃくちゃ脳汁でる。
ちなみに次の曲なんだろ、、、で予測して当たった試しがない。ナマハゲはたまーーに、ここぞというときに当ててくる。47AREAの横浜の作文を見てほしい。


1月の47AREA沖縄ファイナルの入りのタイミングでとても久しぶりにつよぽんと話せたとき、「今のBONEZに新曲は必要か?」という質問をされた。
詳細な会話は割愛するけど、メインコンポーザーのつよぽんがどうしてそんなことを聞いてくるのか、なぜただの客の意見を知りたいのかが分からずナマハゲと私は頭を抱えてしまった。
私の好きな曲はAstronautのものが多いけどyoursという1月当時の「新曲」たちは最高であること、結論としてBONEZが表現したいものがあるならそれがどんなものかを知りたいから新曲はほしい、あとつよぽんはまじで天才 とかいう自明な気の利いてない回答してしまった。
気の利いた返しができなかったことと、質問の意図が分からなかったこと、それにしてはとても重要なことを質問されている気がするとプレッシャーを勝手に感じたことで、ツアーファイナルイェーイ!!とはならずつよぽんどうしたんだろうのモヤモヤの気持ちが勝つツアーファイナルになった。


最終的に戸越の日に、「ちょうど昨日かなんかに一仕事終えたからやっとゆっくりできるよ〜」という言葉をつよぽんの口から聞いた上で本件ののモヤモヤは解消されるのだが、
47AREAツアーの沖縄で新曲の必要性について話した時、まさに製作中だった曲が「Straight up」だったことを後々知ることになる。


Straight upの話はまた別の場でしたいけど、一言だけ言っていいなら、つよぽんは天才であるともう一度言いたい。
初披露が見れたこと、それが男鹿だったこと、私もその場にいられたことが本当に嬉しかった。
いつも、「俺たちがお前らに、生きててよかったと思わせるから」って言ってるジェシー、BONEZというバンドが、これまで続けていてよかった、俺たちも生きていてよかったと言っているようだった。
この曲は今、昔、これからの3構成になっていて、1曲に3曲ぶん入ってんじゃん!!って解釈するのに時間がかかった。
初めはgreatfuldays,picturesのメロディーが鳴るところに気を取られてたけど(ここに気を取られる"べき"なのは大前提)、BONEZらしさが詰まってる。
This is what feeling sounds like when you fall I'll be there.
特にここ、まじでBONEZって感じで大好き。


Picturesのシンガロングもみんなで出来て嬉しかった。
PTPの3人が同じ曲でステージに立っているところは2013年ぶりに見た。
男鹿はいつも前に向かって全速力で走ってるバンドたちが1年に1回後ろを振り返ることができる拠り所みたいな場所だなと思った。
とはいえ、Straight upという曲は演る側も聴く側もかなり消耗するし、聴くことに慣れたくない気持ちもある。だから今年男鹿で初めて観た感覚は忘れないでいたい。


友達2人と後ろで見ていたが、Thread & Needle Straight upとSUNTOWNを食らいまくって、終了後しばらく放心状態になった。いつもは、「最高‼️‼️‼️ビール飲む⁉️⁉️⁉️」とか言ってキャーキャーしてるくせに。

私はBONEZ好きの友達ってあんまりいないんだけど、同じ感性を持った、ライブ後にあーでもないこーでもないと延々と感想を言いまくれる友達がいてよかった。


男鹿フェスラスト、最後みんなで歌った日曜日よりの使者の光景、出演したバンドマンたちがリレー形式で歌ったり人のギター弾いたり踊ったりで、そこには幸せしかない天国の宴のようだった
西暦3000年の教科書に2000年代初頭の伝統的な祭としてロックフェスが紹介されるとき、あの宴が風俗画として載ってほしい。


帰りの車内でも延々と、今日はやばかった、男鹿は特別、男鹿1番、BONEZ最高‼️‼️‼️‼️と言い続けていた。シャッフルで流れる曲には1つ1つ思い出があり、あのライブでやったあの曲はあーだった、前の男鹿であの曲やったときはああだった、あの時ナマハゲがなんか変な言っててウケたなどと昔話でも盛り上がった。


これだけ男鹿フェス帰りの車があるのだから、車の数だけにそれぞれの思い出、昔話があるはずだ、もう気持ちが高まりすぎて自分たちの感想と昔話だけでは足りない。
最終的にみんなの感想がほしいバケモノになった我々は、もし自分がアリクイだったら他の車内で繰り広げられる感想も食べられるのだろうかとぼやいていた。

#TheBONEZ #男鹿フェス

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