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旧奈良監獄 リアル謎解きゲーム

近代国家を目指していた明治時代に、先進国に匹敵するような監獄をということで建設された5大監獄のうち、唯一ほぼ現存する奈良監獄。

監獄ホテルに姿を変える前に、何度か公開されていたものの、個人的にタイミングが合わず、何とか見学したいと思っていたところ、リアル謎解きゲームの会場として公開されていることを知り、参加しました。(といっても個人でキットを使って見学しながら、謎を解く形式ですので、一人でも十分楽しめます。)

イギリス積みのレンガ造りの正門をはじめ、各建物の配置など、近代国家としての威信をかけて建設した監獄は、見ごたえ十分でした。特に、中央看守所から、ハビランドシステムという45度の角度をつけて、各舎房を見渡すことができる構造など、少ない人員での管理を可能としたシステムと、一方で各舎房の中も実際にいくつか入ることができ、過去に誰かがいたのかなと思うと、何とも言えない複雑な気持ちになりました。

舎房の中から見る空は高く(窓が高くにしかないため)、一方で部屋はものすごく狭く、何を思っていたんだろうかなどと感慨に浸っていました。

色々な意味で(謎解きゲームもしていたので)、考えさせられる場所でしたが、思いのほか謎解きは難しく、でも楽しい1日を過ごすことができました。

奈良監獄行きたさに、リアル謎解きゲーム参加しましたが、ゲームはゲームで楽しかったので、個人的にはおすすめです。


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