嫁と俺の馴れ初め日誌〜雷が落ちた青年編〜

挨拶


初めましての方は初めまして、面識ある方はおはこんばんチャロ!(言ってみたかっただけ)
無名のTCGプレイヤーの「ゆーた」と申します。
私は生まれてから数十年、TCG関連で遠征することは多々あれど転居したことはなく、ずっと大阪で細々とTCGをやっておりますが、いつかTCGで成績出したら「書けたらいいな」程度で考えていたのでnoteの執筆とか全く何も考えておりませんでしたw
いつも、その場のノリと空気で生きているので
今現在、仕事も暇なので配偶者である嫁と出逢った時の事を自分の記憶を頼りに綴っていこうと思います。
その時の感情をそのまま書いてるので「そんな大袈裟な」とか「ウッソだろお前w」とか思われる誇張表現は多々あるので、興味ない方やめんどくせぇって方、僻んじゃう方は見ないことをお勧めしますw
笑顔でさようなら!をお願いします!
ではどうぞ〜


冒頭「一目惚れの感覚」

感覚は言うのは簡単だけど、まさに
雷に当たったような衝撃?(当たったことないけど)
たった一瞬で心を奪われた。
初めての一目惚れで、ドラマチックな一目惚れなんてそんな馬鹿なとそれまで見てた自分がまさか進研ゼミで見た!ような一目惚れが発生するなんて全く思ってなくて
本当に一目惚れがあるという事を知った。

これは単純に自論だけど、嫁に会うのは偶然が重なって偶々起きたことだとも思うけど、もしかすると起きるべくして起きた必然だったのかもしれないなぁと適当に考えてる。

事前情報「短大の説明など」

あれは私が短大で、のらりくらり適当に過ごしていた頃のお話。
私の短大は共学になる前は女子校だったことも有り、入学時点で2クラス合計で確か7〜80人(100人超えてたかもしれない…)
男子は2クラスにそれぞれ5名の計10名。それからの入学者の平均男女比は知らないけど9.5:0.5とか言われてた気がする。
本当にそれくらいしか居なかった。

限られた男子の中で当時、一匹狼を気取っていた厨二病全開の私はロクに友達を作ることもできず、唯一大学内で出来た、おバカ友達「流星くん(仮名)」とよく話したり、ご飯を食べたりしていた。

もちろん、女子にも友達は居たが
母親のようなお節介を勝手に焼くヤツや歌は超絶上手い(点数は93〜100点しか出さない)のに性格を拗らせ過ぎちゃってるヤツ。
某宗教の上の地位の家系のヤツなどなど殆どが個性的過ぎて正直、恋愛とかの次元じゃなかった。
ついでに言っておくと、ワシはノーメイクorほぼメイクしない人が好みだったので、大体が化粧しないとブサイk…してもブs…(以下略)
そのミリレベルの顔面偏差値を上げることしか考えていないサル共を恋愛対象に見ることは無かったのである。
※学生の頃の尖り過ぎた偏見です、今は普通に綺麗な人は綺麗だと言いますし思います。

さて、短大のお話はこれくらいにして
ここからが本編中の本編!
私が何故、どうやって嫁(以下彼女)と知り合えたか

本編①「知り合ったキッカケ」

私と彼女は同じ短大に進学していましたが、肝心の学科が違っていて授業などで直接顔を合わせることは残念ながら有りませんでした。
卒業を間近にして短大の就職先の一つである老人ホームへの学科混合の就職説明会&職場見学会が開催される、興味がある人は参加してねというものだったんですが
流星くんがそれに参加すると言い出した。
当時の私自身も就職先は決まっていなかったんですが、老人ホームには絶対に就職しないだろうなと思っていたので、行かないつもりだった。
ただ、流星くんが半ば強引に私を参加にして、変に生真面目だった私は、乗り気じゃないなら当日キャンセルなどをして行かなければ良かったのに何故かしっかりと参加。

河童みたいに禿げてるおっさん(職員)が舞台に上がり、
身振り手振りで面白可笑しく説明してくるその姿は、どう考えても今思い出しても河童にしか見えないのであった。
しかも何が面白いかって、本人は面白可笑しく話しているわけではなく真剣に身振り手振りで話しているから尚面白い。
そんな真ん中だけ器用に禿げた頭で鈴木奈々さんみたいにやったらみんな笑うよ。

ほどなく説明が終わり、職場見学用のバスに漏れずに収監され、問題はあったけど問題なく職場見学は進んで行った。

途中、とてつもない加齢臭がごちゃ混ぜになった臭すぎる男子トイレに参加者の大半が吐き気を催す場面が有ったが
河童が空気を読まずにペラペラとそこで説明してきた為、全員が河童に殺意を持ったことだろう。
私は「おえええ」と吐き気全開の中、1つの問いに辿り着いていて、議題は「何故、この臭さを無視して話せるんだろう…」という世界一どうでも良い脳内議論だった。
しかし、その議論はいとも簡単に解決し、そしてそれは心理に辿り着いていたのだ。
その時の私はトイレからかなり距離を置きつつ頭頂部だけ抉られたようなそこだけ綺麗というバグった禿げ方をしている河童を見て、もしかしたら嗅覚を司る鼻も実はバグってるのか!と妙に納得していたのを吐きそうになりながら覚えている。

一応、この見学会には流星くんの他に私と同じ学科の女友達さんも複数名参加していて、見学会が終わった後は学生は自由解散でそれぞれ帰っていくことに。
(参加した時短大集合で、短大まで戻ってくれないんだ…って世の中の不条理を察した瞬間でも有りました)

そんな中、女友達さん達がカラオケをしに行くとのことで、絶対音感を持っていて歌もピアノもバリバリ出来る「流星くん」を誘う為に「ついでに誘われた私」は
流星くんにLINEを送るも、時すでにお寿司。
流星くんがLINEを見ることはなく直帰していたのでした。

余談ですが、後日彼にLINEを見なかったことについて茶化していたところ「吐き気のせいだ」と謎の河童理論を展開して河童の真似をしてましたが、未だに理解が出来ないのは恐らく私が人間だからでしょう。
彼の河童理論は理解が難しい。
あと彼はsyamu_gameさんにもめちゃくちゃハマっていて私も毒されたので、河童と土竜のハーフだったのかもしれない(主に脳が)

話は逸れたが
そんなこんなで男1女5〜6人くらいのブsハーレムカラオケ大会が始まろうとしていました。

一応、盛り上げ役だったらしいのですが、まだまだ学生。
接待カラオケとか知らないですし、普通に点数機能を入れて「どうせ俺が1番上手い」とイカれた思考でパリピがしそうな変なマイクの持ち方をして歌うも点数はゴミみたいな点数(確か78〜86点を彷徨ってたハズ)

カラオケマスターのブsが開幕で94点とかを叩き出すのを見て「初めて『そんな点数出るんや』と知り、自分が下手」だと言うことを思い知らされましたが
適度に下手だったのが良かったのか、俺の選曲が良かったのか俺が歌ってる途中にその曲を知っていて一緒に歌ってくれる人が現れました。

「「「「それが今の嫁です」」」」

ええ、ええ、もちろん何の曲を歌ったのかも覚えていますよ

ハチさんの「ドーナツ・ホール」
当時は狂ったようにずっと聴いていたなぁ
他にもボカロをメインで歌っていましたねぇ…

最初は「俺が気持ち良く歌ってるのに急に割り込んでくんじゃねぇよ」と思っちゃってましたが
その子の顔を見るに無事死亡。
正に「かっ可愛いっ!?!?!?」となっていました。
心拍は急上昇し、いつも通りには歌えず気付けばカラオケ会はお開きになってました。
カラオケの記憶も「た の し か っ た で す」
しか残っていません。
それまでの20年間の人生で一番にランクインできるくらい本当に楽しかった。
ただ、個人的に話すことは何も出来ず、楽しかった反面凄まじい虚無感に襲われ、人生詰んだとも思ってました。

しかし、帰ってる途中に
「この自分の気持ちを伝えなければ、今後生きていても、ずっと後悔する」
という神の啓示を受け、想いを伝えることに。

ちなみに当時の嫁は正直、似合っていないショートで眼鏡を掛けていて殆どファッションに無頓着。メイクも全くしていませんでしたが、素でその場に居た他のブs全員に10:0で勝てるレベルのポテンシャルを持ってました。
当時からマジで可愛いかった。うん。

本編②「それからの私」

ここからは少しずつホラー要素が含まれていくんですが
俺はその一回のカラオケで彼女の持っていた荷物(リュック)や持ち方を全把握の呼吸。
そして、当時から人の歩き方の癖を覚えて人混みの中でも人を探すのを得意としていた俺は彼女の歩き方の癖を覚え
仮に短大内で見つけたら声掛けが出来るようにしようと決めました。

特に推理力には自信がないけど、その時ばかりはかなり意欲的で「名探偵ゆーた」が足りていない脳みそをフル回転させて情報を整理していきましたよ。
この時は、シャーロック・ホームズも超えられると思いましたね、いや超えていたかもしれません。(学生にしては低レベルの推理しかしてないんですがね)

推理内容
・同じ短期大学の関係者しか参加できない職場見学会に参加している
・自分の在籍していた学科内では見かけたことが無い
・短期大学には私が在籍していた学科とは別にもう一つ学科がある

つまり、別の学科の子だ!と
更にその時偶然にも
「もう一つの学科の授業が廊下を挟んで向かい側の教室で行われることがある」
ということを知っていた為
その授業のタイミングで告白…はまだ早い。
まずは連絡先を教えてもらおう!

と決めて、その授業を待ちました。

そして、来るべきその授業「家庭科概論(たしか、そんな名前だったような気がするようなしないような)」は新校舎の4階A教室(6階?いや8階?10階だったかもしれない)で始まりました。
これまでに無いくらいバキバキに緊張した面持ちの私は
授業開始からソワソワ、キョロキョロ。
不審者感が上限を突破していました。
もちろん頭の中は「早く授業終わらねぇかなぁ」で
真面目で勤勉な学生以外のバカが考えることと全く同じことを考えていました。
当たり前の如く、ノートは白紙。
ひたすらに「早く授業よ終わってくれ」と願っていました。
他の学生と違う点と言えば、授業が終わった後にするべき事があるという点だけ。
そう、忘れてはいけない、彼女の連絡先を聞くという一世一代のイベントが待っていたのですから。

ちなみにですが、この授業は運が良いことに
【だいたい5分ほど早く終わる】のです!

これぞ、神が与えし祝福!
人間は不思議なことに妄想の世界では良いようにしか物事を考えません!!!
今受けている授業の存在意義は、この為に有ったのだと。
「「「彼女の連絡先を交換する為だけにあったのだと」」」
※違います(あとしっかり単位落としました。マジ卍)

本編③「パチスロでいうフリーズ演出みたい」

そして、授業が終わる時間へ
先生「〜であるからして…」

……ん?

終わらない…?

そう、この日に限って授業が延長したのです。
実際には10分ほど。

ふざけんな!と言いたい所ですが
そんなことをしても時間は戻ってきません。
形式的に出していた白紙のノートと筆記用具と教科書を鞄に突っ込んで全速力で向かい側の教室へ!

間に合え!と一縷の望みを抱いて全力疾走。

結果は!
もちろん!

誰もいないっ!

当たり前ですよね、普通の授業が終わる時間から10分も過ぎているんです。
いくら遅くノートを写していたとしても10分も教室に残るヤツは居ません。
当時の彼女の見た目は如何にも勤勉な学生。
ノートを写さないなんてことはないと思っていたので、授業が終わってさっさと帰ったんだと思いました。

私はこの日、想いを伝えられなければおそらく今後も伝えられないだろうと何故か感じていたので
人生が詰んだ状態になっていました。
思い出すのは、ニヤニヤ顔の先生(そんな顔はしていません)
あの野郎、仕組みやがったな…と心底恨みました。
ここまで多分授業終わってから1分ほど。

ふらふらと生気の無い一般男性がトボトボ歩きます。
当時の私はめちゃくちゃ痩せていて身長180cmに対して
体重は52kg前後。ヒョロガリでしたが
痩せた理由の一つにエレベーターは1人では乗らないという考えがありました。
無意識にエレベーターを回避して階段の方へ
途中、階段に着く前の廊下の真ん中辺りにトイレが有るのですが、そこで廊下に置かれている「ある物」を見つけてしまったんですよ

伏線回収しましょう
そう、それは「彼女の荷物(リュック)

紛れもなく、トイレの前、隅っこに整えられて置かれているソレは間違いなく彼女の私物。
同じ物を持っている人も短大内に居たかもしれませんが、
んなこたぁどうだって良いんだ
大事なのは、そこにソレがあったことで私がソレを覚えていたこと。

そこで、彼女かどうか確信はしてませんが使用者が出てくるまでトイレ前の廊下で待ち伏せし、水洗トイレの流れる音が聞こえた瞬間に臨戦体制に移行。

トイレから出てきたのは当たり前の如く彼女で
私は偶然会ったかを装って彼女と話しましたが、のちに経験する就活の時の500倍は超絶緊張していたのでカナーリ吃っていました。
勇気を振り絞って伝えたのは唯一の友人である「流星くん」がカラオケ行けなかったことについて「次回、機会があれば企画したいから前回参加した人の連絡先を聞いておいて」という真っ赤な嘘。

私は唯一の友人をダシに使って連絡先を聞いたのでした。

疑うことを知らない彼女は俺に連絡先を教えてくれました。
その後何を話したかは忘れちゃいましたが、別々に階段を降りていったハズです。
一緒に降りると私が爆発しそうだったというのが主な理由ですね。はい。

本編④「クライマックスは突然に」

かくして、先生の邪魔は入ったものの目的を達成してルンルンで帰っている途中!
私は究極のミスを犯してしまうのです!

それは…

連絡先を交換出来たことが嬉し過ぎてLINEのタイムラインで速攻で報告してしまったのです。

「好きな人の連絡先ゲットしました!」

え?何故、これが究極のミスかって?

分かる人には分かると思いますが、当時のLINEは設定をOFFにしない限り連絡先を知っている人が自動で追加されます更にタイムラインも設定を変更しない限りはLINEを知っている者同士には全て公開されます。

つまり、どういうことか。
連絡先を交換して1時間も経たずに彼女が好きな人であるということがバレたのですwww

我ながらアホすぎました。
でも、彼女もバカだったので、何処からどうみても間接的な告白でしかない、このタイムラインにコメント機能で「好きな人ってウチのこと?」と直接私に聞いてくる始末。
(バカ真面目に他の人の連絡先を聞いて回っていたと思っていたのか真相は闇の中です)

そのコメントを見た瞬間の私は
焦りと動揺でアタフタを通り越してポツーン状態でした。

しかし、俺は一応男で腐っても男なんですよね。
ここは一つ男になれ!と気合いを入れて個人LINEで正式に告白しました。

結果は!


もちろん!


当然の如く!!!!




フラれました。

次回のゆーた先生の執筆にご期待ください。
                      〜Fin〜


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?