インバウンドはあぶく銭　日本は株式投資を禁止しているのか

外国人観光客は株式投資で得たお金を日本で使っている

インバウンドが絶好調だ。銃撃事件で亡くなった故、安倍元総理がやり始めた外国人旅行客を日本に観光目的としてたくさん来てもらって日本にお金を落としてもらおうという目的だ。
最初は中国人旅行客が多く訪れて「爆買い」という言葉が流行った。
しかし今は国と民間の協力と海外宣伝が実りアジア圏からと欧米、中東、中南米からも来るようになった。
何が外国人旅行客にとって日本が魅力的なのか。
一番は円安で日本に安く行けるようになったのと日本の物価が海外に比べて非常に安いからといえる。
二番目が世界一のコンテンツを日本が海外に宣伝した効果といえる。
日本の食事は世界一だと自分は思っています。
「和・洋・中」の食事が揃っていて全ての食事、食材のクオリティーが高い国は日本が海外に誇っていい程のコンテンツだと思います。
海外旅行をしたことがない自分でもアジア諸国や欧米諸国のレストランや食事の映像（特にNHKの深夜の欧米の映像と民放テレビのアジアの映像）を見ても日本に比べればあまり美味しそうな料理に見えないなと感じていた。
寿司は世界中で有名だし、ラーメンがおいしい事も知られている。
数え上げればキリがない程だ。
世界一のコンテンツのもう一つはアニメと漫画である。
鳥山明先生は今年に亡くなってしまったが「ドラゴンボール」は全世界に漫画とアニメの両方で影響を与えた作品です。
実は自分は鉄道マニアだけでなくアニメ・漫画の押しである。
noteに「世界にインパクトを与えたアニメランキング」を書いていた程なのだが後でもう一度書きます。「攻殻機動隊」というアニメを知っている人はあまりいないと思っています。
話がそれました。
あとは神社仏閣、お寺が外国人旅行客に人気が高いので京都に訪れる外国人旅行客は後を絶たない状況である。
外国人旅行客の大半は株式投資やFX、不動産投資で得たお金を日本で使っています。いわゆる富裕層ってやつです。

株式投資はあぶく銭と教育された日本人

日本は太平洋戦争でアメリカに負けてほとんどの都市が空襲で焼け野原になりました。
日本政府は復興の為にはお金、それも大金が必要だと考え、国民には貯金する事を勧めてきました。
株は働いて得たお金ではなく汚いお金、あぶく銭だと教えてきました。
それで国民は貯金のほうへ働いたお金を預けていくようになりました。
預貯金は銀行と郵便局に預けるので、政府は銀行から国債を買ってもらい
そこで得たお金と郵便局は財政投融資という形で復興の資金調達に全力を使ったという教育を今までしてきました。
自分は5年前から株式投資を始めたのですが身内の人に株式投資の話をすると嫌われます。
またタクシーの運転手さんに株式投資の話をしても「そういう話は嫌いだ」
というリアクションをされます。
国民のほとんどが働いて得たお金ではなく「あぶく銭」と思っています。
日本の会社は日本には富裕層が少ないので海外で稼がないと利益が出ないのです。
わかりやすいのがトヨタを例に出します。
今年に自分としてはショッキングなニュースがネットニュースに流れてきました。
SUVの「CH-R]という車が今年から日本では新型は発売しない、フランスで新型を発売予定という事でした。
まあ、あまり売れている車ではなく自分も欲しいとは思いませんでしたので
売れる所で売れればいいかという感じでニュースの中身をよく見るとこの車の日本の価格が約３３０万円のハイブリッド車に対してフランスの同程度の新型ハイブリッド車の価格が約８７０万円の値段だったのです。
日本のほぼ3倍の値段です。
ヨーロッパは株式投資は当たり前で働いて稼いだお金で投資をしています。
トヨタだけでなく他の日本のグローバルメーカーも株という日本人が一番嫌いな「あぶく銭」で利益を出して財務省も「あぶく銭」を税金という形で国家予算に入れている訳です。

日本人の株式投資は禁止してるのか

「あぶく銭」という意味は「働いて得たお金ではないこと、努力しないで稼いだお金」という意味です。
株式投資は働いて得たお金ではないが、みんな努力しています。
株式投資は相当分析や勉強をしないと損をするリスクが高くなります。
3か月ごとの株式会社の決算書を分析しなければならないので最低簿記3級の資格を持っておかないと会社の決算書は分析出来ません。さらに会社四季報や日経新聞等のデータ分析も必要になります。それだけでなく海外の政治、外交、経済、戦争、エネルギーや資源、農業、漁業といったところも常に最新情報にアップデートしなければなりません。相当頭を使っています。
「あぶく銭」には当たらないはずです。
インバウンドの人には価格を高くして日本人には価格を安く設定している飲食店やホテルも出てきました。いわゆる二重価格です。
日本人は賃金のみでやりくりしているのに対して外国人旅行客は投資で増やしたお金で払うので価格を高く設定してもこたえません。
中国で香港の政治介入をしたニュースは皆さんはご存知でしょうか。
メディアやネット、YouTubeでもなぜ中国は香港に政治介入したのかという謎は言わない。
自分はピーンと来ました。
香港にあるものは金融システムだけです。中国共産党は国家予算を増やし
なおかつ個人投資家を育成する為には投資のノウハウを持っている香港の
投資技術が欲しかったのです。
共産主義の国ですら金融教育に力を入れています。
それらの事を考えると日本人は株式投資を禁止しているのかと思った次第です。

外国人旅行客と日本人のレストランでの二重価格の場面が頭に浮かんで
「日本人は貧乏になったな」というみじめな気持ちと怒りが込み上げてきたので今回の記事を書きました。