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年金の将来設計 国は本気で考えないといかんよ


社会保険料が増大し、サラリーマンや自営業、年金受給者の手取り額が少なくなっている現在。
今、若者たちが不安に思っているのが年金です。
これだけ年金額を給料から天引きされて老後にちゃんと生活できる年金額が
もらえるのか。
結論から申し上げますともう公的年金はすでに破綻しています。
自分の父が今から38年前に年金を受け取ってましたが、生活費が足らないので預貯金を取り崩して親子3人で生活してました。足らない
今の厚生年金額も38年前とほぼ同額です。
企業年金が加われば生活出来たでしょうが、今のような物価上昇だと普通に考えたら足らないでしょう。
将来的にはもらえる金額は今よりも少なくなると思います。
職業訓練校の先生は40代なのですがその先生ですらそういう事を言ってました。
年金はGPIFという独立行政法人が今現在、国にある年金の4分の1を運用しています。

話を変えましょう。




イギリスでは公的年金がパンクしそうになったので民間の年金に切り替えました。
日本にも最近企業年金の代わりに民間の確定拠出型年金、通称「イデコ」があります。
まずイギリスの様ないきなり民間の年金に移行することは日本では出来ません。60歳以上の労働者が払っている公的年金は今年金をもらっている高齢者、つまり年金受給者にお金が流れている為、年金を払っている労働者がお金を払わなくなれば年金受給者が年金という収入が0円になってしまいます。公的年金は積み立て方式ではなく、賦課方式というやり方なのです。

じゃあどうすればいいのか




これはあくまで自分個人の考え方ですが、いきなり民間の年金に移行するのではなくGPIFの年金運用比率を今の3倍に増やして年金受給者の支給額を維持しながらイデコの加入を18歳以上から義務化します。
また、現役世代の年金天引き額を減免していき「イデコ」と厚生年金とダブルで年金をかけながら徐々にイデコに年数をかけて切り替えていきます。
今の「イデコ」はまだ制度が不十分なので色々改善する必要があります。
まず政府が決めた投資信託と債権が主なので株式投資とはいかないまでも
一般的に売られているリスクが大きい投資信託も全て選べる様にします。
正しく運用出来る様に金融教育プログラムをしっかり行います。自営業者もそれでカバーしていきます。
また、それとは別に株式投資も使った自己運用年金を作れば企業年金みたいなことも提案します。
生命保険会社はこれからは少子化もあり生命保険に入る人が少なくなるでしょうから、生命保険会社にも個人年金(保険ではありません)を運用委託する様に制度設計をして運用してもらう方法もあってもいいと思います。
公的年金も減免しながら残してと色々な選択肢を自分に合った年金をチョイスしていったらいいと思います。分散型年金に切り替えるのです。
これはあくまで政府への提案という事で、若者に希望を持たせる様な年金制度をアップデートして欲しいと思います。


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