エルデンリング考察の種・幼年学徒の歌

 考察というほどでもないが、面白いなあと思ったので紹介します。幼年学徒の歌とはレナラ戦において敵のモブキャラが歌っている歌です(勝手に命名)。なお原文はこちらの方の動画を参照した(自分では聞き取れない)。とても面白いのでおすすめです。(英語です)

VaatiVidya様 10 Fascinating Lore Discoveries in Elden Ring

 では本題の幼年学徒の歌を訳す。なおすべてDeepl翻訳頼りだということを併記しておく。(訳を間違えてたらごめんなさい)

Sleep tight, bound tight by Mother’s amber
Sleep tight, find life in Mother’s umbra
(訳)
眠れ、母の琥珀に強く縛られながら
眠れ、母の本影に生命を見いだせ

 umbra、本影とは天文用語で、ざっくり言えば地球上から皆既月食および皆既日食が見られる場所、ということになる。
念のため国立天文台の月食ページへのリンクを貼っておく

 レナラは満月の女王なので歌の中の本影は月食時の本影を指すだろう。意訳するなら皆既月食に命を見出せ、となる。歌なのでamberと韻をふむためにumbraを使ったのだろうとは思う。
 そして皆既月食になると月は赤く染まる。エルデンリングで赤といえば、死のルーンを想起させる。あるいは原初の黄金樹、そして坩堝。琥珀の中で複数人が混じり合って再び生まれ直す、それはかつての黄金樹のような坩堝の再現を歌っているのかもしれない。
 いや皆既月食で月が赤く染まる、というのはこちらの世界の出来事なので狭間の地では当てはならないだろう。狭間の地における本影とは何を指すのか。レナラの精神状態のことだろうか。あるいは黒い月だろうか。

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