【白い妖精　源内の奥さんの作品】

『白い妖精』

白い服着た妖精が
ひろーい空から舞い降りる。
少女は『ふー』と息をはき
白い妖精見つめてた。
『ふー』とはいた白い息
白い服着た妖精が
そーと優しく包み込む。
ホットミルクを飲みながら
白い妖精眺めてた。
歩道に小さな雪だるま
横で子供達が雪合戦
楽しそうに騒いでる。
雪だるまさんも仲間入り。
やがて小さな雪だるまさん
大きな雪だるまに変身だ。
丸いほっぺを赤く染め
子供達が笑ってる。
雪だるまさんも笑ってる。
スキーを持った若者が
楽しそうに話してる。
山も今は銀世界。
ぎゅっぎゅうと音を立て
スキーを片手に歩いてる。
少女もそ～と目を閉じて
子供の頃を思い出す。
雪を転がし雪だるま
雪を掘って『かまくら』を
作った頃の思い出に
そーっと少女は微笑んだ。
冬の妖精気まぐれに
泣いては空から雪降らせ
怒って吹雪きを起しちゃう。
今年の妖精どんな妖精・・？
『笑った妖精さん来て下さい』
そーと少女はつぶやいた。
寒い北国、白い雪。
今年も妖精がやって来た。
いつしか少女は夢の中
白い妖精に囲まれて
楽しそうに遊んでた。
　（友人である源内の奥さんの作品）