レオとアトムの日記帳 ５月
【レオとアトムの日記帳】
我が家にはラッキーと言う
キャバリア犬（♀）がいます。
6月には満8歳になり、
デ～ンと我が家の主に
なってしまいました。
体つきは「レオ」のように
ファット・ビッグ・ドッグ状態で
性格もおっとりと瓜二つです。
「ゆうこ」さんのブログを通して
ラッキーの4歳の時や
3歳の時の様子が思い出され
レオとアトムの天衣無縫の日々の
エピソードを題材にいただいて
この日記と言うか、エッセイと言うか
大人の童話と言うか
何かわけのわからないものを
作成しました。
私が団塊の世代なものですので
駄洒落は全ておっさん駄洒落で
かつ、関西版風ですので
小さなお子さんや
アンチ関西系の方には
向かないと思います。
しかし、愛くるしいキャバリア犬って
素敵な人類の恋人という事を
わかっていただけたら最高です。
《バンザイ！ キャバリアン》
レオとアトムの日記帳
＜５月の出来事＞
レオとアトムはゆうこさん家のキャバリア犬。
今日は5月20日の土曜日で
中学に行っているお姉ちゃんの
今年のイベント第一号の体育祭。
天気はどんより曇っているが
天気予報では何とか雨は
降らないですみそうだ。
お姉ちゃんは
いつも奥様に大声で起こされて
しぶしぶ朝食のテーブルに着くのに
今日はいつもより1時間も早く起きてきて
テレビの天気予報を見たり
今日持っていく応援用ポンポンを持って
応援ダンスの練習をしている。
レオとアトムはケージの中で
いつもと違うお姉ちゃんの動きを
何事が始まるのか興味津々で
ふせのポーズで眺めている。
奥様は朝食の用意と
いつもどおりのお兄ちゃんの起こし役で
てんやわんや。
毎日がハッピーな自然流。
いつもどおりご主人様も
起きてきて朝食開始。
レオ兄ちゃんとアトムも
所定に位置で待てのポーズ。
奥様が私たちのごはんを持ってきてくれて
「今日からダイエットフードに変更したから
まずくても全部食べてね」
と言って目の前に。
アトムは何にも考えずにパクパク。
レオは何か匂いが違うので
鼻をくんくんさせながら
一口恐る恐る食べてみた。
「アトム、ちょっとまずいけど
よくパクパク食べられるね」
と聞いている。
聞いた時にはすでにアトムのお皿は
空っぽ状態。
「レオ兄ちゃん
食べないのなら僕たべてあげる」
と言って横からパク。
レオも聞いた相手が失敗とわかって
あわててパクパクパク。
毎日がハッピーな自然流。
この様子を見ていた奥様は
「アトムの食欲はすごいのに
何でレオだけ肥えるの？」と独り言。
ともかくダイエットフード変更も
無事に終了したところで
みんなも朝食終了。
先ずはご主人様の出勤に
レオとアトムと奥様でお見送り。
いつもどおりご主人様から
レオ・アトムの順番で頭をなでてもらう。
その後奥様にニコッと笑って
「行ってくるよ」と挨拶。
ちょっとのタイムラグで
お兄ちゃんが学校へ。
レオもアトムも朝の行事が
わかっているのでご主人様が出勤後も
玄関でお兄ちゃんを待っている。
ご主人様同様
奥様と我々２匹でお見送り。
年頃なのでいつも照れて
なにも言わずにお出かけだ。
毎日がハッピーな自然流。
最後はお姉ちゃんの出番だ。
今日は手にいっぱいの荷物を持って学校へ。
いつもはご主人様と同じように
頭なぜなぜがあるんだけど
今日は両手がふさがっているので
「レオ・アトム行ってきま～す」
のお言葉だけでお終い。
朝の恒例行事も無事終了。
さ～て、これから奥様と何して遊ぼうかな？
レオとアトムが、奥様にお遊びアッピールを
２百万ボルトの大きな瞳パワーで伝達すると
「今日はこれからお姉ちゃんの
お弁当作らないといけないから
遊びは午後までお預け」と冷たいお言葉。
「レオ兄ちゃん（お弁当）って何？」と聞いたら
「何だったかな」とおとぼけ回答が返ってきた。
毎日がハッピーな自然流。
奥様がお姉ちゃんのお弁当を
作り出したところで
ドバーッと雨が降ってきた。
「そろそろ体育祭の開会式なんだけど」
と心配そうに独り言。
レオはケージの前でスフィンクスのポーズで
前足の毛づくろい。
アトムは大好きなボールで
一人（一匹）サッカー。
本人はロナウジージョになりきって
ボールと戯れている。
「レオ兄ちゃん
座ってないでサッカーしようよ」と
ボールを上手くレオの鼻先にころがした。
レオはスフィンクスのポーズをくずさずに
左足で上手にボールを返球した。
この様子を見ていて
「レオだけ肥える理由がわかったわ。
レオはゴールキーパーだったんだ」
と独り言。
毎日がハッピーな自然流。
奥様がやっとお弁当を完成したところで
（学校のチャイム）の
携帯電話の呼び出し音。
「彩から電話。
しかし体育祭の途中なのに」と
首をかしげながらスイッチオン。
「お母さん、体育祭中止になっちゃった。
だから、今から帰るね」と言ってプツン。
レオもアトムも何か違和感を感じて
奥様の様子を2百万ボルトの瞳で
じっと見ている。
奥様もこの瞳パワーに気づいて
「お姉ちゃんの体育祭
中止になったんだって。
だからもうすぐ帰ってくるよ」
とレオとアトムの頭をなぜなぜ。
レオもアトムも理由はわからないけど
ともかくお礼の返答（ワン・ワン）。
毎日がハッピーな自然流。
お昼前にお姉ちゃんが帰ってきた。
「お母さん、ジャージびちゃびちゃだから
すぐに洗って乾かしてね。
月曜日が振替の体育祭だから」
と言ってドバーッと洗濯物を
洗濯かごにほりこんでいる。
「彩、お弁当できてるけど食べる？」
「もち、いただきま～す」
と言いながら食卓にすっ飛んできた。
レオもアトムもお姉ちゃんの足元にお座りして
おこぼれゲット体制の準備完了。
すると
「そうだ、レオとアトムにお土産」
と言いながら
青いポンポンと赤いポンポンを
レオとアトムにかぶせちゃった。
「レオもアトムも（なまはげ）にそっくり」と
言いながら彩が笑い転げていた。
毎日がハッピーな自然流。
お姉ちゃんのポンポン攻めで
レオとアトムは
おこぼれゲット作戦の出だしでダウン。
その後はレオとアトムの性格どおり
レオはかぶせられたまま
いつものスフィンクス姿勢で無我の境地。
アトムは遊び道具が手に入ったとばかり
かぶったまま部屋中を走り回っている。
彩もアトムがこんなに喜ぶとは
思わなかったので
あわててアトムからポンポンを回収して
「あぶなっち。もう少しで月曜日までに
替えのポンポン作らないと
いけなくなるとこだった」と
言いながらレオのポンポンも回収して
自分の部屋に持っていった。
「レオも小さい時はアトムみたいに
やんちゃだったかな？」と奥様の独り言。
毎日がハッピーな自然流。
そんなこんなのお昼が終わったころには
雨もすっかり上がって
天気予報どおりになった。
奥様はこの晴れ間を利用して
ダイエットバイク
（世間では自転車と言っている）
に乗ってイズミヤにお買い物。
レオとアトムは行きたいけど
ダイエットバイクのフロントバスケットは
帰りにはイズミヤ商品で
いっぱいになるのでステイホーム。
待っている間のレオとアトムは
エネルギー保存の法則？を活用して
お昼寝タイム。
ちょっとウトウトしたかなと思ったら
奥様のダイエットバイクのブレーキ音。
実際は2時間ほどぐっすり睡眠。
毎日がハッピーな自然流。
奥様のお買い物も済んで
夕食の準備開始。
そこにお姉ちゃんがお出かけスタイルで
キッチンにやってきて
「まりちゃん家に遊びに行ってくるよ。
ところで月末近いのでお財布ピンチ！
少し寄付お願い」と労使交渉。
ちょっと会社側は頑張ったけど
組合員の実情もよくわかるので
寄付することに決定。
「お母さん、今・手を離せない状態なので
自分でバックの中のお財布から
千円出していいよ」と神の声。
お姉ちゃんは神の気持ちがかわらない内に
千円ゲットしてお友達のところへ飛び出した。
その時、アトムが何かを咥えて
ケージの後ろに行っちゃった。
この事がその後の事件に発展。
毎日がハッピーな自然流。
奥様の夕食準備も終了。
天気も曇りで暑さに弱い
レオとアトムの散歩に
もってこいの状態だ。
いつもはレオとアトム側からの催促で
散歩に行くんだけど
今日は奥様からお誘い。
レオもアトムも即ＯＫ。
レオとアトムのハーネス・リード紐のセット完了。
お姉ちゃんが出て行く時に
家のかぎを持ったか聞くのを忘れたので
安全のため確認しようと携帯電話を
バックから取り出そうとしたら
財布が見当たらない。
あわててまわりを探してみたけど
見当たらない。
「彩がお小遣いを出した時に
どこに置いたのかしら。しょうがない子」と
奥様のイライラ顔。
毎日がハッピーな自然流。
とりあえず彩に電話すると
「千円もらった後、バックにバックせずに
テーブルの上に置いたよ。
それとかぎは持っているから
ごゆっくりレオとアトムのデート楽しんで」と
おしゃまなお返事。
しかたなく、奥様はテーブル周りを
丹念に探索。
しかし、見つからないので
テーブルの足に背をもたげながら
なにげなくワンコのケージを見ると
ケージの後ろ側に財布が！
ヤレヤレ・彩を疑わなくてよかった
と思いながら財布を拾うと
アトムが
「それ、僕の遊び道具じゃないの？返して」
と言わんばかりに奥様をにらんでいる。
奥様もアトムのこの顔を見たとたんに
財布事件の謎が全て解けて
自然に笑みがこぼれてしまった。
毎日がハッピーな自然流。
さ～て、お財布も見つかったので
散歩・散歩。
奥様は街路樹の
満開のハナミズキを楽しみながら
レオのダイエットを兼ねて
ロングコースを選択。
このロングコースの折り返し点には
アンチダイエットのドッグガーデンがある。
レオもアトムもこの折り返し点に到達すると
2百万ボルトの瞳パワーで休憩おねだり。
奥様も磁石に引かれた砂鉄のように
即ＯＫサイン。
「ここはワンコのお水とおやつが
サービスで付くので
関西人としてはメリット・メリット」
と呟くのが奥様の口癖。
レオとアトムも目的はおやつゲットなので
ドッグラン無しで奥様の足元でご休憩。
これじゃ、ダイエット成果期待できないね。
毎日がハッピーな自然流。
今日は奥様のお友達が居ないので
奥様のお茶が済んだところで退散。
帰りはせせらぎの遊歩道のコースを選択。
このコースの道端もハナミズキが満開。
ここに来るとアトムはハイテンションになる。
（影の声）いつもハイテンションと思うけど？
人工的に作られた
せせらぎの中に入って大はしゃぎ。
「レオ兄ちゃんも入ったら。
足元が冷たくてホッとするよ」
とアトムがレオを誘っている。
レオは毛が濡れるのが嫌いなので
アトムを見て呆れ顔。
「アトム、足元がホットしたら暑いのが
上塗りになっちゃうから止めとくよ」と
関西のおっさん駄洒落でご返答。
毎日がハッピーな自然流。
「ゆうこさんのブログ５月の再現youtube」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？