カレンダー

夫の転院した病棟から「カレンダーや、時計が病室にあった方がいいので」と言われたので、事務キチに行ってみた。
時計はすぐに買えたけど、カレンダーが見つからない。
さんざん、店内を回ってみてから店員さんに聞いてみると「さすがにこの時期だと置いてないです」と言われました~
はぁ~、香林坊のうつのみやとか東急ハンズには、あったような気がするけど、あそこはいわゆる「観光客向け」ってのがあるかもしれない・・・
とりあえず、大きめの手帳・スケジュール帳を買ってみて、持っていく。
楽天市場で検索してみると、4月始まりのカレンダー、取り寄せできるんだ。

電波時計は最初の時刻自動設定が結構手こずった。手動で回して合わせる・・・機能がなかったのがオドロキ! 今やみんなこうなのか~

さて、夫は今、数字と時間にとても手こずっている・・・1つの数字が、数を、値段を、日付を、時間を表していること・・・が、理解できなくなっているのだ。
なるほどなぁ、脳の働きってこういうことなんだなぁ。
夫の症状って不思議で、過去の記憶は割と最近でもちゃんとある。この日に言語の先生がこんなことを言っていた・・・というのを一生懸命伝えてくる。でも、今日が「6月20日」ということが、うまく理解できない。同じ6でも、時計だと6時なのだということも・・・
ウェルニッケ失語・・・って言葉が話せないんじゃなく、言葉の理解、数字の理解が難しくなってるということなのだ。
数字・・・という概念を文字にして表現した古代人だち。0の概念はインドから・・・と学んできたけど・・そこが失われたとき、この数字が蔓延ってる世界に突然放り込まれた状態の夫・・・でもね、確かに、数字も言葉も「何かを伝えたいから使うツール」であって、夫その人となりは変わってないわけだから・・・
穏やかに付き合っていきましょ~

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