アダルト版ハルサメとナッツ 32 火星の野望9

アダルト版ハルサメとナッツ 32 火星の野望9
2023/06/20校正更新
2023/06/06校正更新
このお話は悪魔でもフィクションです。
毎回とは限りませんが今作はエログロ描写や官能描写及びパクリンネタを多大に含みますので20才未満の閲覧はご遠慮してくださいね♪
(多分パクリンに関しては若い世代は気がつかないほど古い作品が多いので、そのうちに注釈まとめます、気になったら読んで欲しい名作揃いです)
なお現実と烈しく乖離している部分が多いですよ。
ちなみに今回は(も?)著名ビデオゲーム及びアニメやマンガからの多大なパクリが生じています、その作品に関する解釈で極端な誤解が生じている可能性がある事をお断りしておきます。(ファンブックとか読まない人なので)

登場人物紹介、いっくよ~!

ただしこれらは第3惑星編での設定であり第4惑星編に関してはその限りではないことを断っておきマーズ。

まずは1番最初に、咲ちゃん、こと岡浜咲ちゃん、彼女のスペックは見た目身長160cmくらい体重不明なものの、やや細めな割に胸の発育は良くGカップ以上ウエストのくびれやマンゴーの完熟度もナッツに引けを取らず男を狂わせるタイプと言えよう。
肩にかかるくらいのきつめにウェイブがかかった茶髪が特徴で大きな目の大部分を占めてる眼球は純白な中に緑色の瞳が美しい。
6月28日誕生日。時々瞳の色が赤色や黄色、紫に変わりことがあるが今のとこと特に恐ろしいことは起きていないので良しとしよう。(実はかつて始末したと思われていた超妖魔だと思っていたが亜希達の子孫でもある『瑠璃』の片割れが宿っているらしく意識複合体とか言うらしいがそいつが能力を発動すると変化が起きるようだ)母親はごく普通の火星人クローン女性と思われていたがどうやらそうではないようだ。
つまり同じ卵子が同じ精子で受精された受精卵から産まれている私も

はい、次は私の悪友、じゃない親友のナッツこと夏野明美、彼女も咲ちゃんと同じく中学1年生だが誕生日が確か3月だった気がする。
彼女に関してはスペック詐欺と言っても過言じゃないと思う。
黒髪のロングストレートヘアには違いがないのだがその長さは胸元あたりから腰まで自由自在に変えられる。
顔はどこかおっとりとした母性を感じさせるおっとり美少女だが時折り妖艶な美女に変わり、男を誘惑の眼差しで見つめる。てか最近はおとなし過ぎてつまらんぞ、ナッツよ?
身長はデフォルトで165cmであるものの実際には145~175cmまで自在に変えられるらしい。戸籍上は12才の現時点では中学1年生ということになっているが脱ぐとやばいタイプで私はてっきりDカップ程度と予想していたが実際にはHカップ以上はあるらしくて、くびれたウエスト以上にピンク色に完熟したとても柔らかいマンゴーとさっき言った通り時折見せる妖艶な美貌、それらは12才とは思えない大人の色香を何如なく発揮してそれを見た男どもを性欲のアリ地獄に引きずり込むだろう。
彼女のニックネーム、ナッツは彼女の口がナッツ類しか受け付けられないことにある、ピーナッツ、マカデミアナッツ、ジャイアントコーン、アーモンドなど、とにかくその手の食い物しか受け付けない。
彼女は7大欲求に関する悪魔らしいが私なんかよりもはるかに長いキャリアを持つ長寿な高等悪魔であるらしい。少なくとも一つの恒星系文明が生まれてから滅亡するまでを見とってきたらしい。実は彼女も意識複合体でできているらしい。ひとりは夏野明美でもうひとりは奈津菜摘だという、実はまだ夏野明美に関してはほとんど説明がされていないようだ。別名は『サタン』間違っても沖縄の焼き菓子ではない。

次は一応主人公だが扱いが悪い私、私の属性は人類、いわば人間などではなく淫魔と呼ばれる、まあ最下層のエロスに特化した悪魔である。
世の中の人間たち男女のエッチな行為やすけべな夢想などから快楽や愛液、精液などの甘い果実を横取り、いや、少しずつ分けてもらいながら棲息しているというとても強欲な、じゃないつましい悪魔だ。
ちなみに私の人間形態での見た目は一応戸籍上は中学1年生12才でありながら身長140cm未満Bカップというお子ちゃま体質である。ちなみに誕生日はナッツよりも2ヶ月早い1月の29日ということになっている、だが実際には木星の衛星レダで11月ごろ生まれている

名前は波瑠沙芽と書いてはるさとみと読む。
肩にかかる程度の春雨のような透き通った白髪が特徴でこれも私のニックネーム春雨の由来になっている。

ここに来て私も意識複合体である可能性が出てきたのこと、春雨ことハルというらしいがほとんどが不明である。家系図を調べたらとんでもないことになりそうだ。

佐原詩織 私の産みの母親であり親友。
しかし私自身は火星人女性クローンと崖理事長の間に出来た受精卵を借り腹として詩織の子宮に強制的に受胎させられて産まされているので血縁は全くないはずだった。
しかし私も彼女も本当親子以上の絆を感じているはず。それは彼女と観萌らの星系人に通じる独特な生殖器の機能に秘められているのかもしれない。

波瑠幸恵 崖理事長のが運営するカルト教団の信者である榊雄二の孫娘で雄二の性奴隷にされる。
彼女の母親は幸恵と共にもうひとりの双子の姉妹を産むが彼女達の目の前で崖理事長の命令で彼女達を出産直後に強姦された挙句、崖理事長に八つ裂きにされ頭蓋骨も砕かれ惨殺される。
ちなみに彼女、つまり幸恵の祖父母も同様に惨殺されてその時のトラウマが潜在意識下に残されていて崖理事長には逆らえず詩織殺害計画や政治的な陰謀策略に利用される。

波瑠真希(旧名、風間亜希) 第4惑星から逃げてきた少女。一緒にきた男性は獣鬼だったらしいが第3惑星に東北の海に着水した際に油断して外に出たところを巨大地震によって発生した津波によってさらわれて生息不明となる。 彼女自身はこの時点で処女だと思っていたらしいが実は故郷の第4惑星で獣鬼たちに何度も貫かれて種子と人造精子を撃ち込まれて脳髄のシノプシスをいじられて記憶を改竄させられていたようだ。

波瑠花和 真希の娘、第3惑星に来てから母星で女性専用シェルターは自称女性、じゃない男たち(消化液で女性を食べ尽くすのが目的に改造されていた獣鬼)の襲撃で全滅した事にショックを受けたところに同郷の第4惑星人(咲の戸籍上の父親)にドラッグレイプを仕掛けられ孕まされてできた子、もしも彼女が母親の退化した胎内で死亡した場合母親の卵巣も作り替えられて本格的に獣鬼化することが判明、急遽、葉類亜希の子宮を借り腹に母親とまとめて産み直す事になった。

風間志乃 通称中出し刑事の娘であり1年半前の大型拳銃による射殺事件で帰らぬ人となったはずだがその時に出現した葉類亜希(当時は無名)の中で何故か生きている。彼女は『染色体加工人間』という名前で呼ばれていてその能力の限界は未知数だ。ただしタイムリーパー兼テレポーテーショナーとしての能力は特出していて彼女が一度の跳躍で数100年過去と未来、そして数万光年の距離を瞬時に跳べる。
どうやら観萌クラスの肉体再生能力はあるらしい。ただし観萌や秋子、愛と同様に放射性物質による被曝には弱いことが判明している。

葉類亜希(ストレート黒髪の女児タイプ)、志乃と入れ替わりに出現した謎だらけの少女。
私もてっきり最初に会った時は擬態化したボサボサ亜希だとばかり思っていたが少し違うようだ。
普段は愛知県警小田井署勤だが度々東京近郊の武蔵署にやってくる。年齢も能力も不詳。

葉類亜希(ボサボサ亜希)、少なくとも8年以上前からこの武蔵市にいるらしい。淫魔刑事のひとりだ。
髪は常にボサボサ、肌荒れもひどい、どうやら武蔵のコ〇〇ボと呼ばれたいらしい。

風間亜紀(ポニテ亜希)、ボサボサ亜希に憑依している淫魔、身長や体重、プロポーションは変幻自在、どこからどう見ても火の打ちどころのない美少女だが喋ると全てをぶち壊しにする性格の悪さが特徴。
いつも何故か夏のミニスカートのセーラー服を着用するが下着は着ない主義。あぐらをよく書くのでそんな時は大事なオ〇〇コやオチ〇〇が丸見えとなる。
そんな彼女が水溜りの上を歩くとどうなるのか?って?彼女は人の目には直接見えるがカメラや鏡などには映らない。だから見ないので問題ないなと思っていたら彼女は大雨で道が冠水した時に「スカートが濡れる」という理由で両手でスカートを捲り上げて歩いた事がある。当然だがオマ〇〇も丸見えだ。
伊良衣良はこの3人を3バカ亜希と呼んでいるらしい。

奈津菜摘 読みは『なつ なつみ』で良い、どうだバンズの代わりにレタスで挟んだヘルシーバーガーを思い出しただろう。〇〇V〇〇パーカーっを着たJSだった〇〇鬼を思い出したって?そんなモノ思い出さなくても良い(思い出すなとは言っていない)
年齢は育ち盛りの12才、中学1年生になったばかり初潮は5年ほど前に来たが生理自体は安定してはいない。東北の海辺に近い中学校に通っている。
身長も体重もスリーサイズも人並だと思っている。今は夏野明美の中に身を潜めている。
ただし義兄の啓斗がよくいきなり背後から忍び寄ってきて胸を揉むと言うセクハラ行為を働くのでバストに関しては大きい方かもしれない。

父は布由彦、40、過ぎのオヤジ、重要じゃないから覚えなくって良い。が正体は崖信介である。
母は有紀江、息子の啓斗、これでけいとと読むんだから笑っちゃうよね。年は16才。高校2年

夏乃花奈、又はカナ すべての物質をエネルギー還すことが出来るというとんでもない能力の持ち主だ。
その気になれば日本列島はおろか地球さえも灰にしてしまいかねない。
演算による予知能力とそれを逆演算することによる擬似サイコメトリーも可能。

もうひとりは秋種加世、又はカヨ 年齢は夏乃花奈の別姓双子だが見た目はかなり違う。赤い髪を外に跳ねさせている見た目不良少女。能力はカナと一見同じだが繊細にコントロールできる分かなりパワーがかなり落ちるのと制約があるらしい、逆にエネルギーを物質化できるらしい陽子+中性子+電子で水素分子が一個出来ちゃうとか?というレベルじゃないらしい。

そして言い忘れていたことがある、実は彼女たちや観萌たちはてっきりあたしよりひとつ年上だとばかり思っていたがそうではなかったらしい。同い年とのことだ。

おっといけない、またしてもスター、じゃなかった、星紫亜さんの存在を忘れていたよ、水星生まれの水星育ち、半導体生物が進化し過ぎちゃった末に中二病をこじらせてA級淫魔処刑執行人になったと言う実体を持たない化け物だ。
映像化した時の見た目は15~16才くらいの発育の良い娘、結構な美少女と言いたいが赤い癖毛のたぬき顔、あう!痛い、痛いから頭グリグリしないでください。パクリキャラが偉そうにしないでください。

そして火星人関連に関して、彼女たちほぼ全員に妖魔が取り憑いていて契約を結んでいるが地球人を含めて異性と交配を進めていくうちに超妖魔、超弩級妖魔として新たに生まれた子供が男女を問わずに進化してゆきその宿主自身も恐るべき進化を遂げる点にある。
ちなみにどちらも二次性徴迎えた宿主と契約が可能で相乗効果でとんでもない化け物になるらしい。くわばわくわばらである。

と思っていたらそれ以上の化け物『獣鬼』がのさばりつつあるらしい。
表の顔は『地神』と言う神々しい神様ヅラをして美少女を『強姦』『輪姦』『精神体を貪り喰らい』ながら種子を精液と一緒に撃ち込んで身も心も奴隷にしておきながら全部『淫魔』や『妖魔』のせいにしてしまうどっかで聞いたカルト宗教のようなけしからん奴らだ。

そしてそのうち出るかもだから一応名前と簡単な紹介を

コードネーム『アツシ』、『草彅敦子』
一応『国立さぬきがわ学園事件』の時から出てはいる2035年4月『あつこ』の胎から分娩される。
 しかし『あつこ』は謎の理由で射殺される。
以後、当時の敦子『ニナ』の中に潜む。
2034年5月 『かなえ』を始め6人の保母が輪姦される。
2034年5月 それを目撃した『ニナ』も輪姦される、瀕死の重傷を受けるが自力で回復。
2034年5月 『かなえ』たち6人のほぼ全員が職場(育児)放棄を始める
2034年5月 『ニナ』が突然に凶暴化『かなえ』を含む6人の保母を惨殺する。
逃げる&ように内閣調査室の室長『草薙武』の息子『あつし』の部屋に転送、以降『あつし』と『敦子』のふたつの顔を持つエージェントとなって国の下僕として(以下略
能力は『物体の送還と召喚』、自身の身体の一部及び全体にも適当できるので男にも女にもなれる。ただし男になる時は何故か菅田将暉似に拘る。

『カズト』、本名は秘密、人間♾マンと呼ばれている、まあ能力は推して知るべしだが何でも早くて射〇も超早く別名『ミコスリハン』と言われている」
力も強いが足も早い、チームにおいては観萌に続く万引き要因となっている、盗塁率がほぼ95%以上あって投げているピッチャーは彼が一塁ベース上に立ったら1点以上3点未満を失ったと思わなければならないほどだ、まあ万引き成功率はほぼ99%

『サキオ』、偽名は『先読先尾』だ、彼は将棋部の秘密兵器で普段は滅多に部に参加しない、しかし彼の先読みのスキルは超絶で200手先まで瞬時に読み取ってしまうという、特技は胴体のどこにでも膣穴を発生させることが出来る、ケツアナも膣穴に変えることが可能だけど彼をあまり興奮させてしまうと元のケツアナに戻って大量下痢ピーになってしまうんで、まっ、そういったことは100%相手の自己責任か?

『ナオキ』
「本名は非公開だが彼の場合は秘孔をつくとどんなものにでも変身、いや擬態かな?うんにゃ、『い、いや、いやぁぁ〜‼︎」という喘ぎ声と共に擬態出来るという特殊な能力があるのだが彼の場合はその秘孔は自分の手では届かない位置(ほとんどが背中のど真ん中付近に集中している場所)にあるのであまり役に立たない、

『ハルト』、ユーキとも言われているがどうやら私、沙芽の元恋人らしい、私はこんな奴知らないんですが!
「実は何の取り柄もない、せいぜいがサイコロを振って好きな目が出せることくらいか?まあないよりはマシ程度の願望達成能力だと思えばいいかな?」

『博多ラーメン』、名前は『伊良衣良』かつては『イカロス』と言われたらしいがあのアニメの人気キャラとは全然違うので期待してはいけない。
胸まで縮毛の髪を伸ばした女の子。
特技はいつもイライラしている、麺の茹で時間も3秒以上は待てない気が短い子だよ、けどいざという時の頭のキレは最高なんだ。
決め台詞は『遅いことなら〇〇でも出来る』。
ちなみに〇〇の中にはいるワードはフェラーリF-1だったりF-22だったり、♾マンだったりするから始末が悪い。

『刈り上げ』、本名は不明、どうやら『ホームズ』という別名はあるらしいが推理は苦手らしい。
後ろ髪と側面を刈り上げにしながら前髪を鼻先まで伸ばしている女の子。
正義感だけは強い、ジェネシス化する能力はあるらしいけど意味不明、スタートレックファンなら知っているだろう?と父から言われたがわからない、再生能力かもしれない。しかしながらセガのあのゲーム機(輸出品名)と何ら関係がないのは確かだ。

『ツインテール』本名は不明、未来の世界では『ヘナ』と呼ばれていたらしいがまあ『かなえ』が適当につけた名前らしい、ゆえにアイドルでもなんでもないらしい、何でも拾う、ゴミ漁りから万引き、スリ(大富豪限定)をして2歳の女児と4才と5才の男児を養っている、マスタングといえば車じゃなくてギターしか思いつかない奴、まあコイツもいろいろパクリキャラだ。

『瑠璃』 本名はかつて戸籍上では『水野瑠璃』と言う事になっていたが自宅内で殺害された事になていて人格が分裂化片方は咲の中に、もう片方は咲の超妖魔とともに瑠璃の中に残るが獣鬼に成熟した卵子が2個残った卵巣を喰い残されてそれを花奈の胎に取り込んで受精卵に変化させられたったの3日で生まれ生後1ヶ月ながらハルト(ユーキ)と共に3才児の姿で『花世と加奈のいい遊び相手になっている。

『激辛料理選手権王ルシファー』本名は不明
前髪癖毛の髪の毛を肩まで伸ばした娘。
とにかく能力がえぐい、おそらくは私とナッツが合体した時よりも100均じゃない100倍は強い。
コードネームが長ったらしいので誰も『激辛』としか呼ばない。
まあ上のふたりのどちらかが『ローズ』か『ハル』という事になるがどうでもいい話だ。

ちなみに6姉妹の名前は上から『イカロス』『ローズ』『ハルヒ』『ニナ』『ホームズ』『へナ』だったらしいが。どっかで聞いたような名前が多いのは彼女たちの育ての親『かなえ』がかなり古い作品を好むアニメオタクだったらしくその記憶の中から流用したと思われる、ってやっぱり完パク宣言?
『かなえ』『あつこ』という名前自体もかなり怪しく偽名じゃないかと私は疑っている。
それよりも謎はみんな同じ受精卵から作られたクローン受精卵を少女たちに強引に人工着床させてできた娘だから実質6つ子のはずなのだが6人が6人とも全然似ていないのは謎である。

『激辛獣鬼』、名前はない、『激辛』専属の獣鬼、獣鬼としては最強クラスらしいが『激辛』にかかったらただのペット、子リスや白うさぎ、子ネコにパワーダウンされてしまう。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ここから本編始めるよ~!

私にとってもみんなにとってもまた謎が増えたと思っていたら花奈がノーザンシティのドームを貫いてドーム外にあった核反応炉と核融合炉を合わせて6っつ持つ複合式原子炉を巻き添いにした飛翔物体の話を続けた。
「どうやら飛ばしたのは弾道ミサイルじゃなくて巡航ミサイルみたいなんだぉ〜」
「弾道ミサイルと巡航ミサイルじゃどう違うの?」私は問いかけた。
「弾道ミサイルは巡航ミサイルに比べて飛距離が伸びるのと高高度までいったん高く飛ばしてそこから目標目掛けて落下させる、大砲砲弾の弾道みたいに弧を描いて落ちてくるから弾道ミサイルと言われているの、飛来速度が高いのと高高度からの攻撃ゆえに迎撃が非常に難しい、だけどその反面目標を正確に狙えない、それどころかあさっての方向に落ちる可能性があるから通常弾頭で狙った場所をピンポイントで狙うのはものすごく難しい、例えば軍事司令基地とか原子力発電所とかだけを狙うのは無理、だから弾道ミサイルには広範囲に破壊が可能な核弾頭がつけられることが多いのよ、それは破壊力が大きければ大きいほどいい、例えばギガトンクラスとかそれ以上のね、ここまではわかるかな?」
ナッツに説明されたんだけどよくわからないからとりあえず『うん』と返事をしておく」
「その反面、巡航ミサイルは低空飛行であるゆえ、空気抵抗の影響で飛行速度はあまり出せないけど電子演算機できめ細かく制御できるから小規模な施設、例えば軍事基地や原子力発電所とかを狙うのに向いている、超低空飛行でレーダー網に引っかかることもなく目標に近づけるので弾道ミサイルとは別の理由で迎撃されにくい、だから核発電所や軍事施設などなど特定の建造物の破壊には向いている」
ナッツはそう言って私の顔をマジマジと見つめていた。『こいつ本当によくわかっているのだろうか?』とでも思っているかもしれない。
「最近どころかかなり前からなんだけど『自衛アラーム』が携帯端末機に送られて『すみやかに頑丈な建物や地下に避難するようお国から指示されたのはさすがに覚えているよね?」とナッツ。
「うんそれは流石に記憶力が良くない私でも覚えている、『隠れる場所がない時はしゃがんで丸くなって両手で後頭部を抱えろ』って広報されていたやつだね」ともちろん私ハルサメ。
「ハルサメはおかしいと思わないか?命中率が悪いが故のギガトンクラスの核弾頭弾道ミサイルだよ?昔の広島や長崎に落とされた小型の核反応型原子爆弾ならいざ知らず今の核融合爆弾でそんなのが通用するはずがないってことはサルでもわかるよね?地下2、3階に潜ってみたところで防げるような破壊力じゃない、最低でも半端じゃない量とパワーの中性子や放射線が最も容易くコンクリートや金属を貫通して地下1階や2階の人なんて簡単に殺せちゃう」
「うん、確かにそうかもしれない、でもナッツ、政府も専門家もそれを推奨しているし」
「それともうひとつ、ハルサメはもう忘れたかもしれないけど真田君をハルサメは体重増し増しセックスをして彼の肋骨や骨盤をボキボキに折って全治半年の重傷を負わせたよね?」
(1話と2話冒頭を参照して下さい)
「その結果避難していた無人島に核融合弾頭付き弾道ミサイルをぶちこまれて島ごと海底に沈めておいた潜水艦まで蒸発させられたの忘れやしていないだろうね?ハルサメは」
「う、そんな昔のこと忘れたよ、ナッツは覚えているなんて案外ねちっこいよね、でもその訓練となんの関係が?」
「大体ハルサメはおかしいと思わないか?発射想定基地からどれほどの距離があると思う、あれは確実に通常弾頭や最悪でも小型の戦略核兵器にしか通用しない避難方法だよ?弾道ミサイル相手じゃ通用しない、それにMRBMでも北夕鮮からじゃ距離が近すぎて役不足だし、最低でも『ワイハ』や『ガム』の『ヨネスケ合衆国』軍基地くらい離れていない使う意味がないし」
ナッツがそう言った時に『フォボス』は小声でつぶやいた。
「今のふたりの会話を聞いていて何か思い出したような気がします2011年の原発事故、あれは事故じゃなくって海洋数百キロメートルにいた潜水艦からの巡航ミサイルで非常発電用のディーゼルエンジン発電機室を囲んだ壁を攻撃されたのが原因だと」
そう言った『フォボス』の髪の色は明るい茶色に変化していた。
「それってどういうこと?」
思わず問いかけた私に更なる衝撃的な彼女の言葉が耳に入ってきた。
「私の名前は春夏秋冬の春に空から降ってくる雨と書いて『春雨』、私を助けてくれたあきねえは『ハル』と呼んでくれました」
「いや、そこは『食べておいしい春雨と言います』というべきでしょう!」と私は思わず突っ込んでしまっていた。
「もしかしてあなたも志乃さんと同じ遺伝子改良人間ということ?」
観萌はハッとした顔をしてきいた。
「なんの話かよくわかりませんが『ジポン』の原子力発電所のほとんどが海辺にあるのはワザと他国の潜水艦からミサイルや魚雷で攻撃しやすくするためだと聞きました」

「いやいくらなんでもそんな陰謀論みたいなことはないでしょ!」と私は言った。
私は思わずハルに対して反論を試みようとしていた。
「ではこの国の食料自給率がダントツに低いのは何故?」とハル。
「う〜ん、それはなんでだろう?」
と私、農業とか畜産業や水産業には全く詳しくないのでわからない。
「鉄やアルミ、銅やその他金属類も自給率低いですよね」とハル。
「でもそれって元々ないから仕方がないよね」
と私は言ってこの廃墟をながめていた。
「この国、『ウクレイナ』と状況が似ていると言いたいんじゃないか?」とナッツ。
「どーゆうこと?」と私。
「はっきり言って『ローレン』にとっても『ウクレイナ』にとっても本来はメリットのある戦いじゃないよね?」とナッツ。
「でも最初に仕掛けたのは『ローレン』の方じゃないの?」と私、
「でも実際に『ウクレイナ』で大量殺戮をしたのは誰かな?」と真面目な口調で花奈。
「そりゃぁまあ『ジポン』が派遣したカナだけど?彼女だってやりたくてやったわけじゃないはず、数多くの獣鬼たちに輪姦されながら精神体や肉体を喰らわれつつ胎に大量の種子と精子を撃ち込まれながら改造されていったわけだけど、彼女がまず『ローレン』に和平親善大使として入国するなり彼女は『ローレン』を代表する政府高官の『ウラオミル』たち6人を誘惑してベッドで性行為に及んだ。
そして彼らが射精した隙をついて擬似精子を彼らの尿道をさかのぼりさせて陰嚢(キャン玉袋)に忍び込んでその陰嚢の中で擬似精子を次々と解放させて、と言ってもそう個数はないけれどそれから発生する種子(ナノデバイス)が陰嚢の中に自分のことコピーとも言える擬似精子を大量に生産させていき、同時にそれが血管中を巡って大脳シノプシスを書き換えて改造させていく。それで6人の男性獣鬼を完成させていた。
あとは獣鬼化した彼らが周りの女性や少女を強姦して精神体と肉体を喰らいながら種子と特殊な精子を撃ち込んで、やはりカナにしたように獣鬼化させて改造させていった。
「そう、そうやって『ローレン』の主要人物はほとんど『ジポン』の指図通りに動くロボットのようなものに変わっていた。

そしてカナは『ローレン』を離れて『ウクレイナ』に入国して大暴れをして大量殺戮を行ったんだけどその最後に自分自身が『ローレン』で改造されて『ウクレイナ』侵略の命令を受けてやってきた事を宣言した上で自爆をした。いや正しく言うなら自爆させられていた。
もちろん実際にカナに対して自爆コードを送ったのは、当時『ジポン』の首相だった『ダキシメタイ』だったが影で暗躍していたのは『ヨネスケ合衆国』の参謀『ブラッドケチャップ』だった。

「それはあの第3惑星の原発事故と同様に最初から仕組まれていた事だったからです、『ローレン』と「ウクレイナ』はもちろんの事、『ジポン』や『ヨネスケ合衆国』そして『チャイコ人民高和国』が絡んだ軍事兵器の密売オークションのための実演戦場にされていました」
ハルはそう言うとさらに続けた。
「小規模な軍事的小競り合いをする戦場は武器商人たちにとって格好のデモンストレーション試験場なんですよ、たかがそのために多くの人民が犠牲になりました、最初から政治的な戦場ではなく武器のパフォーマンスを見せつけるための場にされていたのです、そして今度は『ジポン』本土、特に『ノーザンシティドーム』がその目的のために利用されてたんだと思います」
「何故そんな必要性が」と私はハルに問いかけた。
「さとみねえと明美ねえは覚えていると思いますが第3惑星の南九州河内市にある河内原子力発電所を直下型の大地震が襲って大きな原発事故になったのは記憶にありますよね?」
ハルは確認するかのように聞いてきた。
もちろん私もナッツも忘れるはずがなかった。実際に原子炉の建屋に侵入して確かめてきたがとてもじゃないがマトモな人間が立ち入れるような状況じゃなかった。
私たち、淫魔と悪魔でさえ数十分居ただけで皮膚が焼けただれ始めていた。
あの幼い『明美』という女の子も夢魔の類だと思われたが彼女はあまりにも人間に対して優しすぎて、思い入れが強すぎた。
そのせいで彼女は自身の限界以上の能力を使いすぎて、肝心の自身の肉体再生能力を失い他の被曝者と同様に全身を赤紫色に焼きただらせて命を失ってしまっていた。

「もちろん、忘れるはずがないよ」
あたしはそういうのが精一杯だ、
「私はあの事故が起きるひと月近く前だったか?人生に絶望して阿蘇山の内輪山第1火口付近に立ってその急な斜面を滑り落ちながらこのまま火口内の煮えたぎる熱湯で調理されれば良いと思っていた」
突然ハルはよくわからないことを言い始めていた。自殺する気だったのだろうか?確かに数分で頃合いよく茹で上がるとは思うがそんなこと考えちゃダメでしょ!
と思いながらも他人事ではない気がしてきた。
「気がつくと私は筒状の建物の近くで全身を赤紫色に焼きただらせているよく知っている少女が寝転がって虫の息で私に何か伝えようとしていた、それは本当に小さな声だったけど私にははっきりと聞こえました」
「ごめん、まさかこんな事になるとは思ってもいなかった」
彼女は大量の吐血を繰り返していました。
「その少女は確かにそう言いました」とハル。
その時にハルは急に何かを思い出したかのように言った。
「結局その子の名前は聞き出せませんでしたが私の背後から男の子の声が聞こえました」
そしてハルはチラリと何故か私の顔を見た。

「ふん、このボクが飼っていた獣鬼たちに輪姦させて何度も何度も何度も何度も射精させて種子を打ち込んだ割には大して使い物にならなかったな」
その男の子は少女をここまでも痛めつけて何を期待していたのだろうか?この事故は偶然ではないとでも言いたいのか?とハルは思っていた。
「振り返ってみるとそこには中学校を卒業間近の男の子が立っていました、いえ、それは見せかけだけで頭の中は小学生の4〜5年くらいだったかもしれませんが、男の子がその少女の腹を蹴り上げると放射線被曝で全身が焼けただれていたせいか腹が破れ、変色した大量な血と内臓がが噴き出して、再び口からも大量の吐血をしてその少女は生き絶えました、その娘は私にとっては1番掛け替えのない親友だった」
虚ろな目をしてハルは言った。
「ふん、義姉にも同じことをしたが破裂はしなかったし獣鬼化もしなかった、ただしあいつには手強そうな詩織と観萌とか言う女がいた手前ネコをかぶってやったが義姉の沙芽も相当しぶとい女だったな、普通なら1回の射精で胎が破裂するほど大量の射精を4回ほどしてやったがびくともしやがらなかった、まああの洪水のように噴き出した謎の液体さえなければあと2〜3回の射精で破裂させて脳のシノプシスも書き換えられたがな、とは言え奴の腹の中には既に2体の胎芽が育ちつつある、とんでもない悪魔に育ちそうで僕は楽しみだよ、姉には気づかれて堕胎をされたら困るからその後に記憶操作と卵巣をコントロールして偽の排卵も起きるようにしておいたがね」
ハルはペラペラと誰かに口を借りられて言わされているかのように語り出していた。
「待って、私に記憶操作をしたのはやはりあなたなの?ケンタ!あの時しつこく何度も私の胎に大量の精液を、種子を打ち込んだのは何故?私の胎を破裂させるつもりだったってどう言うこと?」
私は無意識のうちにハルの襟首を両手で締め上げて質問攻めをしていた。
「そうさ、おバカなハルサメ姉さん、君はもう知ってしまったかもしれないけど、君は僕が射出した種子と人造精子をたっぷりと含んだ静液を飲み干してくれたね」
そう、確かに私は義弟であるケイトの陰茎をフェラチオして射出された精液を飲み干していた。
「ボクはまず君の喉を通して数百億匹の精子を君の体の中に侵入させた、奴らは姉さんの胃や腸で消化されることなく小腸で吸収されて、というか胃腸の内膜から強制的に毛細血管の中に潜り込んで、血管中を巡り脳内に潜り込んでシノプシスを繋ぎかえて姉さんの厄介な淫魔と妖魔の能力を封印させたのさ」
そう言えばあの時、私は自分自身の体重を増加させることが出来ず自身の体をコントロール出来なくなって、健太と交わりたいと言う欲望をどうしようもなく抑えきれなくなっていた。
私は目の前が真っ暗になった、今にも目の前のハルを惨殺したい激情が込み上げてきた。
「落ち着いてください、今のハルさんはあなたの当時の義弟さんに記憶させられたメッセージを無理矢理喋らされているボイスメッセージのようなもの、彼女自身ではコントロール出来なくなっているんです」
私の背後から抱きついてきた存在がいた。愛娘のひとりの花奈だ。急に力が抜けた私の両手を下ろすと彼女はそう言った。自分の生い立ちが悪意に満ちた行為によるものだった事が1番ショックだったのは花奈自身のはずなのに、この娘が一見お馬鹿さんに見える態度やしゃべり方をするのはそれを気取られまいとする彼女なりの精一杯の努力かもしれない。
「完全な擬似サイコメトリーとは言えませんがこれ以上ハルさんに語らせるのは酷だし負担が大きすぎる、なのであたしの口から語らせていただきますね」
花奈にしては妙に神妙な口調で語り出していた。
「これから話す事は今いる時間線とは異なる可能性もあるって事をまずは頭に入れて欲しいんだぉ」
もういつもの口調に戻っていた。
「それからここにはその時にいた当事者はいないだろうけどあくまでも擬似サイコメトリーだから正確性に欠けるし、ここで言う『あたし』はハルちゃん、『私』は『ボサボサ亜希』でもなく『ポニテ亜希』でもない、志乃さんが射殺される直前に忽然と現れた『ストレートの黒髪を胸まで伸ばした方の身長が140センチを切る貧乳女児体型の自称美少女の方の亜希だから間違えないでだぉ」
花奈がそう言った途端に上から『聖水』が彼女の身体にたっぷりとかけられていた。
名前は『聖水』だけどキリスト教のそれと違ってAV用語の『聖水』だから実際には『〇〇っこ』だからとってもアンモニア臭い。しかしいったい誰がどうやって花奈の身体にぶっかけたのだろうか

私はそこで気になった質問をぶっつけてみた。

ーそう言えばあなたは複数の男達に襲われていたけど、どうしてだかわかっている?ー

私が自分で喋っている感覚も全くない。
何となく自分の左乳首が吸われていてワレメちゃんが弄られ、ているのはわかっているのだけどそれさえも非現実的な気がする。
さらに迫ってくる前方からの車窓はビデオでも見ているような感覚だ。

再び花奈の身体に『聖水』が盛大にぶちまけられていた。
『余計な描写はするな!』と言う事か?

ーよく覚えていない、あたしは昔から大人の男達に暴力で支配されてきた、今回もその一環だとばかり思ったいたけど今度は違った、命まで奪いに来たー

その時私は貨物列車の中にいた。そして私が眠っている夢の中で彼女は身体に2発ものダムダム弾を打ち込まれていた。
私は無意識に彼女の体をテレポーテーションさせたのだろう。
しかし私と彼女はテレポーテーションする間際にレーザービームのようなもので腹部を射抜かれていた。

ーその時、ハルはどこにいたのか覚えている?ー

ーあたしは阿蘇山の内輪山内で第1火口付近の観光をしていたはずだったー

「記憶の欠落が激しいようですね、よほどショックな事があったのか獣鬼たちに輪姦され続けた可能性があります」と花奈。

ー本当に観光目的だったの?ー

ーわからない、ただ親からお小遣いをもらった直後だったのでどうせ生きていても意味がないなら火口の中に飛び込んで人生を終わらせるのもありかな?って感じだったかもしれない、今思えばだけどー

ハルは左手を再びハンドルに戻して右の少しきついカーブに対応した。
ただ彼女の鼻から時折噴き出すあたたかな吐息が私のさしてりっぱとは言えない乳房に吹き付けられて私の意識を甘美なさらに深い眠気に導く。

ーそれは、さっき君が言っていた「1度や2度じゃじゃない」というのと関係してくるのかな?ー

「これはハルでも亜希でもなさそうだぉ〜」と花奈、「だって亜希ほどお子ちゃまっぽくないし」

花奈の身体に三度『聖水』がぶっかけられた。やっぱり彼女には『学習能力』の4文字は存在しないのだろうか?花奈は桁外れな馬鹿奈だったのだろう。

ーあ、暗い話になっちゃうからその辺の話はパスねー

そう言ったが彼女は全然笑っていなかった、むしろ今にも大声で泣き出しそうな気持ちを必死になって堪えているように感じた。

ー精液を異常なまで大量に注入させられて子宮や膣(ちつ)をお腹ごと破裂させられたあとの縫合手術でということ?ー

ーやだな、あきねえ、勘が良すぎー

ーそうあたしの大事なところはつぎはぎだらけで、その上にある左右ふたつのもの、名前は知らないんだけど卵子という小さな卵の素を作る場所、それも完全にやられちゃったらしくて、もう女の子の日は来ないって言われていたー

ー入れ替わり立ち替わり何人もの男の人に挿れられて下腹が破裂させられた恐怖を何度も何度も味わったー

ー最初は家の中で留守番をしている時、突然に部屋の中に入ってこられて腹と顔を何回か殴られた後で固いものを股の間に入れられた。それが今から3年前の梅が咲く頃ー

ー男の人たちが去って行った後で帰宅した両親が救急車を呼んで病院に運ばれたあたしは2ヵ月ほど入院することになった、それほどひどい重症だったみたい。ー

ーハルのご両親さんはもちろん警察には届けたんでしょうね?ー

ーうん、2ヶ月も入院するほどの重症だったからとうぜんうごいてくれるものとしんじていた、でも事件から3日後に公安警察から一方的に電話があって『捜査を打ち切ります』とー

ーどこの署なの?抗議するからー

ーあきねえ、それは無駄だよ、内閣調査室も噛んでいるからー

「それどころかCIYやRGBなんかも絡んできているみたいだお」と花奈。
どうして『ヨネスケ合衆国』や『ローレン』の秘密諜報部隊が動いたのだろうか?

「この辺りの会話は一部ふたりの記憶から削除されていたぉ〜、あたしにかかれば復活させるのは簡単だけど、憶測が混じっているかもしれないから気をつけて欲しいんだぉ〜」

ーそしてその年の彼岸花が咲く頃にあたしは下校の途中で連れ去られてしまった、それも男の人たち4人組に、そして再びあたしはー

ー今度はさらに酷くて3ヵ月の入院と4ヵ月の自宅療養を必要とした、しかしあたしは絶望から立ち直る時間も与えられずに、その自宅療養期間の最中に今度は通院途中のバスの中で大勢の人前で5人組の男の人達に乱暴をされてまた何度も何度も挿れられてしまった。それも彼岸花が咲く頃だった。ー

「これが1番の問題なんだけど時間操作能力者が絡んでいそうだぉ、花梨さんや志乃さんの時とパターンは似ているんだぉ」
と花奈が言うと加世は補足を加えた。
「私がシビリアンの中で花奈たちにやった行為に似ている」
しかし花奈はそれを全面否定した。
「あれは加世ねえが全身義体化されていた時の話で、獣鬼を使わずに改造させらせていた・・・」
花奈は言いかけた途中で言葉を詰まらせた。
「ハルに対して獣鬼たちを使い肉体や頭脳の改造を試みた可能性がありそうね」
観萌も感想を述べた。

ーその都度、警察には被害届は出したが何故か門前払いだったー

国家ぐるみで隠蔽工作していた可能性が高そうだ。

ーさすがにあたしはこの時は長い間、生死の境目を彷徨っていたらしい。意識を取り戻した時は次の年の彼岸花が散った後のいつもにも増して寒さが厳しい冬の朝だったー

「この辺も本人の記憶があいまいになっているんだぉちなみに彼女は北九州市に住んでいたらしいんだけどこれも本当の記憶かどうかあやしいんだぉ」

ーそれから半年の自宅療養の最中、春が近づく頃に誰かが呼ぶ声が聞こえてあたしは無意識のうちに阿蘇山上ターミナル行きのバスに乗って乗っていた。ー

『うーん、この娘はどうやって交通費や行く方法を入手したんだろうね』

頭の中で私でもないハルでもない声が響いた。

ー誰なの?あきねえじゃないよね?他人の秘密を盗み聞きしないでー

『あきねえ?亜希の事を言っているのか?この小娘は我々は亜希ではないが同時に亜希でもある、そしてお前自身も我々の一部に過ぎない』

『それ傷ついた女の子に対していう言葉?さすがに神経疑っちゃうよ?』

『ここでふたつの亜希の中にいる人格が記憶に紛れ込んできているんだぉ〜、多分先の方が『L』で後の方が観萌さんの家によく出入りしている『G』こと『ゴキちゃん』だと思うよぉ、『自慰』さんもいるから観萌の家はカオスなんだぉ」
今度は花奈の全身に大量のゴキちゃんが降り注いできた。

「何ですかこの気色悪い生き物の大群は、しかも花奈さんの体に大量のメモリーチップを産みつけて、これは第3惑星の『妖魔』ですか?」
嫌悪感をあらわにしてスフィアさんが言った。
多分やったのは観萌だろう、案外黒い女だ、ゴキちゃんが黒光りする生き物なだけに、ちなみに『ゴキちゃん』も『自慰』さんも観萌の家では交代で彼女の母親役を演じている、しかし銀河系ひろしと言えどどこの星に母親が体長が1.6メートルの〇〇ブリを母親に持つ種族が存在するのだろうか?佐原観萌家最大の謎だ。

ーあんた達になにがわかるっていうの?何度も身体を壊されたあたしの気持ちなんか分かりっこないよ、ないんだよー

『その都度寄生体を植え込まれて、そいつのせいで過剰なフェロモンを撒き散らして、男達を暴走させたって事だろ、ある意味自業自得なんじゃないのか?』

「ここで言う寄生体というのは男女の生殖器に潜り込んで宿主を操って異性と性関係を結ぶ事を強要する全裸美少女の姿をしたフェアリーの変異体だぉ、特に男性に寄生する時は男性のおちんモゴモゴ」
そこから先は花奈は口にする事ができなかった。まともな常識の持ち主である加世が花奈の口を封じたからだ。
「わかりましたわ、要するに殿方のペ(ピー)の中に潜り込むわけですね、獣鬼よりはよっぽどロマンチックじゃないですか?」
とソフィア、この娘も存外いい具合に壊れているようだ。まあ彼女も繰り返し獣鬼の餌食にされているから無理もないかもしれない。

ーあたしはそんなもの植え込まれたくて襲われたわけじゃない、そもそも誰も襲ってくれなんて望んでいなかったー

「この頃はまだ亜希にも彼女の中に棲んでいた『B』や『G』『L』たちにも獣鬼の存在や『放射性生物』の存在も知られていなかったんだぉ、もちろんだけどあたしの『未来予知』にもそんな情報や結果は出てこなかったんだ、この事件が解決して『寄生体』たちが真実を語り出すまではね。

「それは時間線や歴史に介入できるほど大きな力を持った奴が介入してきたって事?」
私、ハルサメは花奈にきいた。

「そこまではわからないんだぉ」

「ただこれから言う事は実際にあった出来事だと思う」と花奈は言った。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「彼女は間違いなく鉄道とバスを乗り継いで阿蘇山の内輪山第1火口に向かっていたのは確かだったんだぉ」
花奈はそう言うと続けて言った。
「彼女は親友がそこにいると思い込んでいたんだ、だけど彼女は何者かたちの手によって途中で拉致されていたんだ、ハルサメにはだいたい見当がついていたと思うけど犯人は義弟の『健太』君とその一味だよ」
「何のために」と私。
「これから話す事はハルとハルサメにとってとても辛い出来事だけど覚悟できているかな?」
ハルは静かにうなづいていた。しかし本当に1番辛い思いをしているのは花奈と加世かもしれない。
花奈はハルに対して念を押すように言った。
「ハルは大音量のグラムロックをかけ続けるワゴン車に押し込まれると男たちに輪姦され続けていたんだ、目的地の河内原子力発電所までね」
ハルの顔がみるみる青ざめてゆき唇や手が震え出しているのが手に取るようにわかった。忌まわしい記憶が蘇ってきたのかもしれない。
「お前はボクの恋人、いや女ほど体が強くないからつまらないよ、たったの2リットル注入しただけで破裂するなんてね、僕の義姉の沙芽なんて10リットルにも耐えられるバカなんだぜ、まあメチャクチャ痛がって情けないくらいに泣いていたけどな」
それはさっきの続きで健太がハルの身体に残した私に対するメッセージなのだろう。
それにしても普通の女性の胎(子宮)に2リットルも精液を注入すれば破裂することくらいわかりそうなものなのに。
「おバカな義姉、聞いているか?僕はあれからも何度もあんたを陵辱したよ、腹がはち切れる寸前までな」
「やっぱりそうでしたか」と観萌は突然つぶやいた。
「誰だ?今僕の心に直接語りかけたのは誰なんだ?」
ハルを犯しながらうろたえてワゴン車の中を見回す義弟の姿が何もない空間に浮かび上がっていた。
それにしても過去の人間に対してテレパシーを送るなんて規格外もいいところでしょ?
「自分が犯した女もお忘れですか?あなたがハルサメだと思って毎日のようにつらぬいていた女は私、観萌でしたのですが気が付かないようでとんだうつけものでしたね」と観萌は言って私の義弟の健太をあざわらっていた。
「まあ、あなたはどちらにしろ私と詩織で産み直す事になったのであなたの未来は今ではもう存在しませんけどね、ちなみにあなたのご本尊と恵萌さんは無限地獄に封印しました、まさか健太君の中にケンタという自分のコピーを遺伝子の中に組み込んでいたとは思いませんでしたよ、崖信介さん」
私はあれから1度も義弟とはやっていないはずなのにおかしな事を言い出したなと思っていたらそういう事らしい。そしてこんな事を詩織ママに言われた事を思い出していた。

ケンタの射精がまた始まると詩織ママは少し顔をしかめた。もう体力に限界がきたのだろうか?私は少しだけ心配になった。

「気にしないで、ちょっと厄介(やっかい)なDNA螺旋塩基情報があっただけだから、火星人の真希さんの記憶の中にあった精液の替わりに人の内臓などを溶かしながら食用液体に変える『消化液』を体内で作り出す臓器生成に関する遺伝子情報ね、これはケンタくんにとっても相手の女性にとっても良くないから排除する必要があるわね、あと女性の扱いが乱暴になりやすい性格になる遺伝子情報、これを見落としていたのは私の失敗だったわね、沙芽には謝るわ」
そう言うと詩織ママは私に深く頭を下げて話を続けた。

崖信介はどうやってかは不明だったが健太のDNAに自分が健太を自由自在に操れる遺伝子情報を組み込んでいたようだった。

「それであなたはハルさんの親友にどんな酷いことをなさったのでしょうか?」
観萌がそういうと健太は急におかしくなったのか大声で笑い出していた。
「僕の女のひとりに花奈によく似た能力者がいてね、『物質をエネルギーに還す能力』なんだけど花奈に比べたらかなりパワー不足でね、5匹の獣鬼を使って輪姦させ続けて胎が破裂しない程度に三日三晩かけてたっぷりと女の心を陵辱しながら種子を撃ち込みまくってその能力を強化してやったよ」
「それでその子に何をさせたの?」
観萌は私の義弟健太を問い詰めた。もう過去のことだからわかっている。
その親友に対して原子力発電所を支えていた強固だったはずの岩盤の下に眠っていた活断層、その断層に溜まっていた地下水を一気に『エネルギーに還す』命令を彼女の人造脳に送ったのだ。
かくして脳以外はいじられていなかった親友の身体は致死量の放射線を浴びせさせられて被曝して帰らぬ人となってしまっていた。
しかしハルを襲った悲劇はそれだけじゃ済まなかった。
『何のために親友を辱めてこんな惨たらしいことまでして何が目的なの?』
問い詰めるハルに対して健太は無情にもこう言ったという。
『新人類の創造のためさ』
『そんな事のためにあたしの『椎(しい)』は殺されたの?『しい』を返して』
そう言ったハルに対して健太は無情に言い放ったという。
『新人類の、いや【地神】という『神』を創生するためなら2億人や20億人の命など取るに足らない存在だろ?』
「このバカ健太!」私が健太に殴りかかったが生憎とその拳は健太の顔をすり抜けていた。
ハルもまた奴らに改造させられたひとりだったようだ。
そんな彼女がもしも私と遭遇した時にさっきの音声メッセージと同時に再生されるようにプログラミングされていたようだった。
「ごめん、私のバカな義弟のためにあんたと大事な親友を巻き込んじゃって、本当にごめんなさい」
私にはひざまづいて謝ることしか出来なかったた。
『ハルサメ、まだ話は終わってないのよ』
私の内なる声、詩織が私を叱咤(しった)した。
いや、脳内メッセージによる叱咤は頭に響くから正直勘弁して欲しいんですが詩織ママ、とはいえ愚弟が犯した大罪をどう償えば良いのか私にはわからなかった。
ハルは全裸にされて両手を太いロープで縛り上げられてどこかの工場のような場所に連れ込まれていた。そして冷たい床に転がされて尋問を始められていた。
「言え!貴様らはどこから来た」
ありきたりな質問だ。地球人だから最初からここに棲んでいたに決まっているだろう?その質問はおかしくないか?と思った。もちろんハルはその質問に対して無言を貫くことで返答した。
『あんたに教える理由はない』と。
花奈が見せてくれた彼女の過去を見ても肉体再生能力は持っていそうもなかった。
それに彼女の観萌さえ凌駕していそうな超並列高速高精度演算能力もおそらくは健太が獣鬼に彼女を強姦させながらその精神を食らわせながら大量の人造精子と種子を打ち込み続けた結果だろうけど、そこで引っかかることがあった。
「今ハルサメが疑問に思っていることをひとつ言い当てましょうか?」と観萌は言った。
「再生能力はないのに何故耐放射線能力は高いのか?」ですね、とカユさん。
そう、春の裸体の肌には奴等に破裂させられて破れた皮膚を縫合した痕はあったが、数十分にわたって原子炉から噴き出した大量の致死量をはるかに超える放射性物質による被曝特有の赤紫色をしたあざは一切見られなかった。コレは物質をエネルギーに還す能力を持つものに不可欠能力の一つでもある。
自分自身が放射線につらぬかれて灼かれて命を落とすようでは再利用は出来ず人間兵器としては使い捨てであることを意味してコストパフォーマンスが低いと言わざるを得ない。
「言いたくなければ言わなくてもいいさ」
健太の部下らしき男が言うとハルさんの腹部に拳銃の銃口を近づけて発砲した。
表の弾痕は大したことがないが裏の、背中側の弾痕は破裂したように酷くて出血も酷かった。
「あれはダムダム弾?人道的に問題がありと判断されて国際的に使用禁止になっているはずじゃ?」と『刈り上げ君』
「もうこいつ使い物にならないでしょ、いっそのこと殺しましょうか?」
もうひとりの部下が言った時はすでにハルの胸をダムダム弾が破壊していた。
その時にハルの身体を押し退けてひとりの少女が出現していた。
「こんなか弱い女の子逃になんてむごいことを、あんたたち〇〇系〇〇星人の恥晒しだね!」
ストレートの黒髪を胸まで伸ばした小柄なその娘はハルと共に次第に消えかかっていた。
「逃すかぁ!」
叫んだ男の右手には見た事のない銃が握られていて間を置かずにその銃口から放たれた青白い光はふたりの腹部あたりを貫通していた。
「詩織!ふたりが飛んだ場所を特定して、観萌はその時空の2人にサポートをお願い」
と私の中の誰かが矢継ぎ早に指令を出していた。
淫魔でもない、妖魔でもないかと言って詩織ママでもない、それって一体誰なの?
「私たちのグランマの亜希ね、なら大丈夫よ」
「そうか、やっとわかったんだぉハルさんのキズ破裂痕はきっとカモフラージュだよ」
花奈はハルの身体に触れて言うと彼女身体に変化が起きた。裂けた傷の縫い目はすっかり消えていた。
「ハルさんの身体が復元しなかったのは意図的に奴らの疑惑から逃れるため、間違いなくあなたは志乃さんと同じ星で生まれて奴らに改造されたひとりだぉ」
花奈はそう言ってから続けた。
「さあ今度は『ローレン』に行くよ、ハルの大事な親友の『シイ』を探しにね。
そう言った彼女の跡をついていきながら私はそっと観萌に耳打ちをされた。
『彼女もまだまだ猫をかぶっていそうね、ついさっき、ほんの一瞬だけど彼女の底知れぬパワーを感じたわ、彼女は育て方を誤れば銀河系どころか宇宙そのもの、いいえそれさえ包括する巨大な世界さえ消滅させるエネルギーを秘めている、絶対にあのケトルジイさんにだけは悟られちゃダメよ」

アダルト版ハルサメとナッツ 32 火星の野望9
  終
花奈「どうよ〜あたしって1番最強だったんだぉ〜」

加世「ハイハイ、馬鹿さ加減じゃ宇宙最強でしょうよ、馬鹿奈は」

ナッツ「そう言われりゃ今回は1番「❌を喰らっていないか?花奈は」

アダルト版ハルサメとナッツ 33 火星の野望10 にちゅぢゅく!
  終

『あと『ローレン』と『チャイコ』を回って『ジポン』に帰ったらこの話は終わりですね』

私「あれ?今の誰だっけ?ここまできているけどおもいだせないよ」

星紫亜「忘れたんですか?ひどいですね」

しおりん「あー〇星の〇〇ですね」

カユ「あ、よくわからないですけどパクリキャラですね、タヌキ顔の」

スフィア「いえ、確か以前はキツネ顔と聞きましたが」

花奈「そろそろ地球に帰ってきつねうどんを食べたいよぉ〜」

カナ「何を言っているんですか?ここが本家の『地球』ですよ?」

花奈「あれ?カナは自爆して死んだはずじゃ」

カヨ「それはチャイコに行かないとわかりませんね」

全員「マジ花世〜」

80過ぎのおじいさん「ワシの出番は、わしの出番は」

ケバいおばさん(第3惑星『ジポン』のJ党衆議院議員『前田愛理』そんなことより私を出しなさい、それよりもうちのリナを知らない?最近見当たらないんだけど?」

全員「知らなーい、朝〇o〇でも食べているんじゃないの」(確信)

その頃リナはナゾの人工惑星で
リナ「ねえ聞いて今の宿主行き遅れちゃってさ、ちっとも貰い手いなくて子供を産んでくれないから次の世代の宿主にうつれないのよ、ほんと困っちゃう」
バーテンダー「仕方ないですよ片山〇〇き似の自分を恨みなさい」

リナ「そんな〜養子じゃダメかな〜」

ここから先は

90字
まだまだ更新中ですが頑張ってみます。

新米淫魔ハルサメと熟練悪なナッツの愛とえろすの物語 20才以上推奨ですが、、特に、、、、過剰な期待はしないでください(笑)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?