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統計検定2級の反省

2024.4.27私は統計検定2級を取得した(2回目の受検)
毎日通勤時間1時間を使って勉強したが
取得まで約10か月を要した。

事前の情報だとおよそ2~3か月程度で取得可能と見込んでいたが、
時間を要してしまった。私の学習コンテンツは以下のとおり。

  1. 統計学の時間 (統計WEB)

  2. 日本統計学会公式認定 統計検定2級公式問題集(CBT対応版)

  3. 統計検定2級模擬問題集1~3(株式会社社会情報サービス)

  4. 統計検定®2級対策講座(Udemy 講師 Miyamoto Shota)

1.統計学の時間(統計WEB)

このサイトは統計検定を受験する人は間違いなく目にするサイト。
初級、基礎、中級、実践という構成になっており、統計検定2級では初級と基礎が根幹となる。(私は中級、実践のステップは学習しなかった。)
無料で閲覧可能で必要な知識と確認問題があり、一通りざっと1か月程度で流して学習を進めた。

2.日本統計学会公式認定 統計検定2級公式問題集(CBT対応版)

統計検定2級はCBT方式での受験(受験会場へ行きパソコン操作による回答)そのため、選択肢から正しいものを選ぶ回答する形が基本となる。(たまに直接数字を打ち込む問題もある)内容としては、問題と解答がセットになっている形。統計WEBでインプットして公式問題集でアウトプットする形で使用した。単元の最初の方は問題なかったが、統計検定で初めて学習した内容の単元になるとなかなかアウトプットとして成果がでなかった。統計WEBの確認問題とは異なり実際の試験内容に近い問題であるため、理解が浅いと問題が解けなかった。

3.統計検定2級模擬問題集1~3(株式会社社会情報サービス)

多くの問題に触れておこうと思い、Kindleで問題集を検索してみるとヒットした。統計WEBの運営している会社の社内向け勉強会の資料。Kindle unlimited対象だったので追加料金なしで閲覧することができた。問題は1冊あたり12問程度であるため3冊で約36問掲載されている。統計WEBの確認問題よりも少し実践向きの問題レベルという印象。


ここまでの3つで約8か月程度学習を進めた。ひととおり学習をしたもののやはり基本的な考え方があまり身についていない感覚がぬぐえなかった。どうしても記憶に頼って問題を解いてしまっている部分があった。(もちろん基本となる公式は記憶していないと試験時間に間に合わないのである程度の記憶は必要だが)とにもかくにも一旦試験を受けてみようと思い、受験した。

結果は惨敗だった。

まず、受験にあたってとまどいを感じたことが筆記用具が水性ペンとパウチされた青白い用紙2枚であったこと。てっきりシャーペンもしくはボールペンと紙が配布されると思っていた。記入しているとインクの出が悪く文字を書いていても途切れてしまいどこか不快な感覚となった。また、電卓の持ち込みができたが口頭ではアナウンスがなく注意書きの用紙を見て試験開始してから試験官に申し出て電卓を出すこととなった。最後に、時間が圧倒的に足りなかった。試験は約35問を90分で解くので1問あたり約2~3分の時間しかない。解き方をいちいち思い出す時間はなく問題を見た瞬間に解き方がわかるくらいでないと難しい。最後の2、3問はほとんど計算することなくとりあえず回答するしか時間がなかった。

こうして1回目の受検を終えてその場で不合格がわかった瞬間から次の受検に向けて準備をした。

まず、試験結果をうけて自分が苦手としている分野がはっきりとしたので
その分野を中心とした演習に切り替えた。これまではどうしても忘れてしまうので広範囲を復習していたが時間がたってもわかる問題はわかるので復習頻度を落とすことにした。次に定義や問題パターンの再確認を行った。各検定の関係性や頻出パターンを整理することで記憶の整理した。最後に学習コンテンツを追加した。

4.統計検定®2級対策講座(Udemy 講師 Miyamoto Shota)

https://www.udemy.com/share/106jva3@v-zIkGF5bKeGbqMQT3o8iNF01x3gyj5dmnN2EXKbu5IRjEE_MeJtdMoC2cQIo7BlgQ==/

どうしても統計WEBや公式問題集の解説では理解ができない部分があったのでUdemyの講座を受講することとした。この講座は、9時間の動画レクチャーと200問以上の小テストがある。この講座のなかで推測統計と仮説検定の単元の動画レクチャーが理解をとても助けてくれた。

1回目の受検の反省点を踏まえて1回目の受検から約3か月後の4月に受検した。

2回目の受検ということもあり、勝手もわかっていたので落ち着いて試験に臨むことができた。試験結果自体は合格点ギリギリだったが、時間的に15分余らせて一旦問題をすべて解くことができた。

反省点として、独学の難しさを感じる結果となった。
資格試験としては、まず試験を受けてみることが大事かなと感じた。いくら準備をしたところで不安は消えないので初めから試験自体を知る意味で受検をすべきだと思う。金銭的な負担はあるかもしれないが、それ以上に時間を取られてしまう方が損失だと感じる。

これからもいろいろチャレンジしたいと思っているが、
とりあえず「チャレンジする」「やってみる」 「失敗してみる」
ということを大事にしていきたい。

これを読んでいる人には同じように統計検定の受験を考えている人もいると思うが、まずは受検することをおすすめする。2か月くらいまでに全体を流したらまず受検をして苦手の洗い出しと試験慣れを行うとよいかと思う。
以上、参考になればうれしい。

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