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本能寺小考―静浦丘の辺の道

 写真:口野の丘から見た旧静浦中学校校舎

 獅子浜から本能寺脇を抜けて旧静浦中学校前を経て鷲頭山尾根に一番近い側の農道を仮に「丘の辺の道」と名付けてみた。もちろん個人的な発想だから他人の知るところではない。
 この道を歩いて見ようと思ったきっかけはGoogle earthで興味深い場所に立つ静浦中学校廃校舎を見たからで、去年やっとその本願を果たす事が出来た。面白かったのは本能寺の佇まいで、門前道路をそれなりに何度も往復したにも関わらず、その特異な本堂に気付くことはなかった。また静浦獅子浜には楞厳院があって通りから見える看板に見慣れない文字を使っていたから名前だけは馴染みがあるが、恐い印象を持っていた。
 普通寺の本堂の裏手には墓地がある。これは良くある光景で、うちの先祖を預かっていたお寺もそうで、小学生の頃天保時代の銘のある先祖の墓石(今はないらしい)を見て以来の古い墓石を今風に言うと「尊い」と感じていた経験から興味深い光景と思った。
 しかし所見での興味深さはある一種の誤解に基づいていたことを最近知ることになった。
 本能寺の裏手には火葬場があった、という情報(注)を得たのである。
 それは本能寺より山道を登った所に煉瓦の釜があったが今はない、というものである。

注:yahoo知恵袋で横浜戸塚火葬場の件を調べていたとき偶々発見したもの


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