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【日経新春杯2024】全出走馬個人的長所・短所まとめ

※全て主観です。あくまでも参考程度に。
※予想オッズは1/12 18時時点のものです。


サトノグランツ(8枠14番 一番人気3.6倍)

騎手:川田将雅 厩舎:友道康夫

長所
京都の2200重賞を勝っているのはコース適性的には大きい。阪神2400でしっかり勝ち切れるだけあってそのラインのスタミナはしっかりと持ち合わせている。
短所
古馬初対戦、しかもハンデ戦で明け4歳が57.5kg背負うのはなかなか見込まれている。川田Jもクラシックディスタンスはそこまで得意では無い。

サヴォーナ(8枠13番 二番人気4.7倍)

騎手:池添謙一 厩舎:中竹和也

長所
前走は速い上がりが要求される馬場で脚質が向かなかったところを5着。京都適性はグランツよりも上だと思う。
短所
ボルト除去手術明けの池添Jがいきなりでどこまで乗りこなせるか。また、この馬はここまで高速馬場で好走し続けてきたものの、先週のような時計のかかる馬場で持ち味が発揮できるかが未知数。池添Jも内枠向きの騎手。

ハーツコンチェルト(5枠7番 三番人気5.1倍)

騎手:松山弘平 厩舎:武井亮

長所
神戸新聞杯で最後に脚が止まったのを見るに平坦コースは歓迎だろう。遅い時計で3着に食いこんだ日本ダービーの経験も活きてきそう。
短所
左回りがベストの可能性と遠征苦手の可能性、このふたつのいずれかに該当していると思う。できれば東京や新潟で買いたい馬である。

ブローザホーン(5枠8番 四番人気5.6倍)

騎手:菅原明良 厩舎:中野栄治

長所
平坦コースでは連続して結果を出している。時計のかかる馬場も得意としており、2400mなら先行力もある。
短所
この馬は完全に岩田康Jの手中にあるものだと認識していて、そうじゃなくなる今回は割引いて考えたい。それに加え差しのイメージが強い菅原明Jはミスマッチ感が否めない。せめて菅原Jの得意な大外枠だったなら…

リビアングラス(3枠4番 五番人気11.6倍)

騎手:田口貫太 厩舎:矢作芳人

長所
今回はスタートで不利が無ければハナを取り切れるメンバー構成。コース相性も良く、ハンデも軽い。人気の4歳馬3頭とはそこまで差のない印象。
短所
田口Jの重賞、長距離芝経験の少なさが気になる。菊花賞四着、京都新聞杯三着に引っ張られがちだが前走3勝クラスで理想の競馬が出来ずアッサリ負けたことは忘れてはいけない。

レッドバリエンテ(4枠5番 六番人気14.7倍)

騎手:西村淳也 厩舎:中内田充正

長所
前走は最後の直線で詰まっていた。2勝クラス勝ち上がり時にかなり時計のかかる馬場で勝っており、どんな馬場でもある程度融通は効く。川田Jは呼べずとも厩舎で起用回数の多い西村淳Jを確保出来たのも大きい。
短所
前走昇級初戦で最後方からの競馬を強いられたので、流れについていけずまた後方一気で不利を受ける可能性は高い。

ディアスティマ(4枠6番 七番人気20倍)

騎手:北村友一 厩舎:高野友和

長所
一周半コースが得意な馬。主に成績を残しているのは関東圏だが、条件馬時代は関西圏でもしっかり勝ち星をあげており、問題は無い。札幌日経OP勝ちもあることから、平坦コースも合いそう。
短所
もう7歳の馬なので、前走のように前に行けなくなっている可能性はある。今回はリビアングラスという強力な対抗馬もいるので、スムーズな競馬は叶うだろうか。

シンリョクカ(7枠12番 八番人気20倍)

騎手:木幡初也 厩舎:竹内正洋

長所
G1で好位で競馬できていたのは地力の証明になる。やはり走りを見ていてもクラシックディスタンス向きで、距離延長は追い風のように思える。サトノグランツよりもこっちの方がサトノダイヤモンドに近い距離適性だと思う。
短所
鞍上の経験値がとにかく低い。京都競馬場はエリザベス女王杯の週が初騎乗…というようなレベルなので尚更。印象の悪い負け方をしていないので錯覚されがちだが、近4走は全て0.5差以上の負けなことも忘れてはならない。

カレンルシェルブル(6枠9番 九番人気23.7倍)

騎手:武豊 厩舎:安田翔伍

長所
かなり極端な追い込み(差し)馬であるが、特殊な馬場でない限り毎回それなりに走ってくる。今回は京都競馬場1400勝(意味がわからない)のレジェンド、武豊が騎乗。一級品質の仕掛け力で上積みが見込めそう。
短所
2400mはオープンクラスでは未知の距離。また、近い枠に一列前で競馬しそうな差し馬が多数存在するのもあまりよくない。壁を作られて抜け出せなかったり、大外無理やり回してとどかなかったりする可能性が他の馬より高くなりそう。

ハーツイストワール(6枠10番 十番人気24.3倍)

騎手:田辺裕信 厩舎:国枝栄

長所
前走は長期休養明けで無理をさせない走りだったが、見せ場十分の六着。今回は叩いて二走目である程度好位を取りに行くと思うので、地力でねじ伏せることもできそうだ。田辺も2000m以上のレースは強い。
短所
関西への遠征は天皇賞春の一回のみ。そしてもう8歳と高齢なので能力が衰え始めている可能性も否定はできない。前走は前にさえぎるものもなく、走りやすい状態だったのも考慮しておきたい。

ヒンドゥタイムズ(7枠11番 十一番人気43.5倍)

騎手:A.ルメートル 厩舎:斉藤崇史

長所
前走は上がりを要する展開もそこまで前の位置じゃないところからじわじわと脚を使って伸びてきていた。小倉や京都のような関西圏の平坦コースならまだまだ戦えるポテンシャルはある。相手関係も悪くない。
短所
鞍上ルメートルJはとにかく先行させる騎乗スタイルなので差し馬のヒンドゥと手が合うかどうか。一般戦ではともかく特別戦ではまだあまり存在感を発揮していないのでその辺をどう捉えるか次第。

インプレス(3枠3番 十二番人気67.2倍)

騎手:角田大河 厩舎:佐々木晶三

長所
このレースは大味な差し馬が多いが、その中でもラスト3ハロンの瞬発力は一枚上なのがこの馬だと思う。程よく渋った馬場がベストの馬という認識なので、舞台も合う。一発に期待してもいい馬である。
短所
とにかく自分に向く展開じゃないと厳しい。また、鞍上の角田河Jはかなり短距離寄りのジョッキーであり、クラシックディスタンスでの勝負は現段階ではそこまで得意ではない。

リレーションシップ(1枠1番 十三番人気179倍)

騎手:高田潤 厩舎:斉藤崇史

長所
なんと、迫真の1200m距離延長。個人的にスプリント戦は忙しい印象があったので、どうにもこうにもならない現状打破策として思い切って2400mのハンデ戦を選択したのはいい開き直り方だと思う。前に行く馬が少ないので自ずと前目のポジションになりそうなのもいいし、血統面でもさほど違和感がないのもプラス。
短所
高田Jは現在障害を中心に騎乗しているジョッキー。平地重賞騎乗はなんと三年ぶり。そもそも三年近く凡走続きの馬が大幅距離延長で簡単に復調するかと言われると…そんな簡単なものではない。

ナイママ(2枠2番 十四番人気353.2倍)

騎手:和田竜二 厩舎:武藤善則

長所
ここにきて長距離ガチ追いの名手、和田竜二に乗り替わりはかなりアツい。2000m以上なら足りない馬を持ってくることがしばしばある。ハンデ戦ということもあり実力が未知数な四歳馬以外はそこまでのメンバーな為、軽斤量も相まって爆発する可能性はゼロではない。
短所
圧倒的地力不足。そしてベストは洋芝。

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