フォーデン、パーマー、ワトキンス離脱のイングランド代表。カーズリー暫定監督の手腕は果たして!?

UEFAネーションズリーグに臨むイングランド代表からパーマー、ワトキンスがリハビリの為に、フォーデンが体調不良で3人の離脱が決定した。

この3人の離脱は痛い。何故なら中盤はフォーデン、パーマーの他ベリンガムまで不在なのとワトキンス離脱で典型的なCFはケインしかいなくなったからだ。トップ下はフォーデン、ベリンガム欠場でギブス=ホワイトにチャンスが回ってくるかも知れない。このギブス=ホワイトは現代サッカーでは少なくなってきたファンタジスタタイプのトップ下で技術がしっかりしていてボールロストは殆どしなくドリブルやパスでチャンスメイクをこなす、ライン間でのボールの引き出しも巧み。現在はノッティンガムフォレストに所属だが近々ビッグクラブへステップアップ移籍するだろう。
懸念されるのはCFの層の薄さ。ケインに何らかのアクシデントがあったらどうするのか？EURO2024出場組のワトキンス離脱、サウジアラビア移籍のトニーは今回代表に招集されていないしEURO2024では足元でボールを受けたがるケインを外して裏抜けを繰り返しスペースで受けるワトキンスをスタメンに起用した方が良いんでないかと思わせるくらいワトキンスの存在は重要だった。そしてトニーはEURO2024Round16のスロバキア戦の決勝ゴールを生み出したトニーのヘディングの折り返しを見るとパスで崩すより放り込みサッカーの方が相手は嫌だろうなと。このワトキンス、トニー不在となれば2番手のFWはエゼのゼロトップでも良いかも知れないね。
右サイドはサカ、ボーウェンにそして初選出のマドゥエケがポジション争いに加わる。右はサカが絶対的主軸なので割って入るのは難しいだろうけどボーウェンもマドゥエケも速さ、突破力あり右から多くのチャンスを作れる。マドゥエケは逆サイのクロスをヘディングで決める強さもある。この右サイドは相手が羨むほど飽和状態となっている。

左サイドはEURO2024のメンバーに落選したグリーリッシュが復帰。ゴードン、エゼとのポジション争いに臨む。
右SBはリコ・ルイスが復帰。ウォーカーが今回選ばれてないのでアピールの場となる。ポジション争いはコンサやアーノルドになりそうだがキックの精度だとアーノルドだけど2列目からの飛び出しや偽SBだとリコ・ルイスが適任であろう。今季シティでは攻撃面での貢献度が際立っていたし守備でも粘り強さが出てきたのがカーズリー監督に評価されたんだと思う。
あとカーズリー暫定監督。今夜のネーションズリーグ初戦アイルランド戦が初陣となる。9月シリーズの2試合で成績が良ければサウスゲイトのようにユース年代の監督からの昇格の可能性あり。このカーズリーは去年U−21EUROでイングランド代表を優勝に導いた手腕が評価されている。サウスゲイトはソリッドな守備組織を作ったが攻撃面では個頼みであった。カーズリーに求められるのはチームワークとしてのマネージメントと前線のタレントを組織として活かせるかだろう。
　

左SBってショーもチルウエルもいないし層が薄いんだよなぁ。ここはコルウィルを左SBか？

とりま9月シリーズのアイルランド戦、フィンランド戦勝ちましょう。何としてもリーグAに昇格する。

そんなとこかな。