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【超♥全肯定!!!!】彼女×お花 のススメ

・始めに

どうも。webオンリー楽しんでいますでしょうか。
お初お目にかかることもあるでしょうけむなわです。よろしくお願いします。あるいはいつもお世話になっております。
今回のオンリーにサークル参加している者としてはおそらく最年少です。
なので若気に至ります。至っちゃいます。


さて突然ですが、
皆様は誰かにプレゼントをするとき、何を考えて選びますか?
その人が欲しがっていたものでしょうか。
あるいはその人に似合うかどうかでしょうか。

似合うかどうか。

推測して、考察して最善を尽くすという行いには対象への理解力がかかせません。張り巡らされた情報を網羅し、一瞬の姿をも捉えるような志をもってしても対象への理解とは僅か一部にしか過ぎないというのが実情。


その「一部」から似合うか似合わないかを考えてみる。


言ってしまえば自己満足、相手が欲しいかもわからないものを自分の価値観だけで押し付けるという行為は字面だけだとただの自己満足にしかすぎません。実際プレゼントの受け手になってみると、なんとも言えないような反応をするしか他にないものとのめぐり逢いというものがあるわけないです。
そんなものはない!!!!!!!!
ない!!!!
プレゼントしてもらえるってこと自体が嬉しい!!!!
中身関係ない!!!!
似合うもの考えてくれた!?!?えマジで!?!?
めちゃくちゃ嬉しいんだが!?!?!?ん!??!?!?

ということで私けむなわからは小説やデータ集とはまた異なったモノ、皆様からTwitterにて戴いた「彼女×お花」案のまとめを披露させていただきます。










いや待てえええええええ!!!!
だからなんなのよ             その「彼女×お花」案って!!
私と読者を置いていくな


私(あたし)って何だっけ(フォニ院田唐音)







このnoteをまとめるに至った経緯をざっくり書くなら

①恋太郎の生誕祭絵を描くぞ!彼女達から一人一輪の花束をもらったことにしてすっごく華やかな絵にしたいな!!!


②…お花の知識がない!!!!なんもわからん!!!!
③そうだ、Twitterで聞いてみよう

④めっちゃ集まった!!!!嬉しい!!!!描けた!!!!違う!!!

⑤自分だけが持っとくのも惜しいような良いデータだな…そうだ、noteに書き起こして誰でも見れるようにしよう!!お花の写真とか解説も載ってるといいよね!!
⑥webオンリーの場で発表したらいいんじゃないの!!?!?

いやその…アレです。こんな感じで企画を始めた故にイイ感じの導入が思いつかなくてですね…。イメージソングとか所謂「概念」ってやつの話をね…したくて…。上手いこと賢そうな良い話調にまとめようとしたらあないなりました…。

これがオンリー最年少の文章構成力にして人生経験の浅さの賜物です。
今回のオンリーには読み応えののある小説やデータ集が揃っています。原作に基づいた事実の入念な研究、考察の下描かれた世界が見られることでしょう。
それらと違いこちらは、あ~なんかそれっぽくておもしろいね!!!!ギャハハハ!!!!くらいのテンションで軽々しく書いたと言ったら流石にウソになりますが、お気づきの通り筆者の意思がバリバリ出てきて品がないです。今こうして必死に予防線を張るくらいには自信がないです。

ですが一つここで強く自信を持って書いておくことが一つ。

ありとあらゆる100カノに関することを肯定します!!!!


理由は簡単、力業でも全部肯定した方が楽しいからです!!!!
ストーリーを立てて文章を書くのも苦手であれば表に美しくまとめ挙げたりするのも苦手な私ですが、力業全肯定、言うなれば全力のハッピーこじつけには一級の自信があります。対戦、よろしくお願いします。

なにはともあれ、作品の背景や題材に困ったときの参考にしてみたり、自分の解釈と重ねてみたり、コラム感覚で読んでみたり…と読者の皆様に楽しんでいただければ幸いです。お花の写真と名前だけでもざっと見てもらえたら私としては本望です。このnoteにgood-byeしてもらってオールオッケーです。ヒアウィゴ。




全然ヒアウィゴじゃなかった。以下注意書き、ご一読お願いします。

以下注意書き

けむなわは一般ピーポーも一般ピーポー、お花に対する知識は浅くネットや本で集めた情報をまとめただけなので間違った情報を記載している場合があります。なるべく多くの情報源で比較や信憑性を確かめましましたが、手の届いていないところもあると思いますので間違いなどあれば有識者の方に指摘していただけると助かります。

まとめ主・募集主こそ私けむなわですが、お花案の大部分は100カノ界隈の皆様からいただいたものになっています。この場を借りて改めてお礼の意を表させていただきます。もし、あまり公然に出したくない、こういった文章に残したくない、などの点があれば確認次第すぐに対応させていただきます。

写真は「写真AC」のものを使わせていただいています。けむなわの私情によりガビガビな最低画質のものになりますがご容赦ください。
また、ゾワッとするような集合体になっていないかを考えて写真選びを行いましたが、花弁がビッシリしたものや見栄えのためにやむを得ず選んでいるものもあります。ラフレシアのみイラストでクッションを置いています。

各写真下キャプションには花の別名(タイトルとかに使えるとかっこいいよねって思い)を載せていますが、数ある中の一部の別名のみをピックアップしたものになります。「などなど…」が付くと思いながら読んでください。

◎彼女×お花案まとめ(随時追加予定!!)

一気見ができるように名前のみをまずまとめておきます。太字のものは別の彼女と被っているものです。優劣も正解もありません。


(敬省略、ごめんね!! & お花は優劣ナシの50音順)
・羽香里  → チューリップ
・唐音   → ヒマワリ
・静    → タンポポ
・凪乃   → ゲッカビジン
・楠莉   → プラタナス ヨモギ
・羽々里  → サクラ バラ ルピナス ワスレナグサ
・胡桃   → グラジオラス ライラック
・芽衣   → スズラン スミレ
・育    → アサガオ カゲツ カモミール 
・美々美  → バラ ユリ
・愛々   → カスミソウ コスモス
・知与   → エビネ チューリップ
・ナディー → ナデシコ バラ
・山女   → アブラナ ヤマザクラ 
・紅葉   → ポピー
・ヤク   → サクラ ツバキ ボタン ヨモギ
・騎士華  → ツバキ
・亜愛子衣 → ガーベラ
・詩人   → アヤメ クレマチス
・妹    → マーガレット
・百八   → ハイビスカス モモ
・凛    → ヒガンバナ ラフレシア
・数    → センニチコウ マンリョウ
・エイラ  → サルビア

◎お花・組み合わせについての説明

・品よく計算高めな女の子 花園羽香里

チューリップ

別名は 牡丹百合(ボタンユリ)鬱金香(ウッコンコウ)となんというか濃いですね。

チューリップの花言葉は「博愛」「思いやり」など。色別になると赤色に「愛の告白」、ピンク色に「誠実な愛」とある一方、黄色になると「報われぬ恋」、紫色にて「不滅の愛」など思わせるところのある言葉が出てくるのが良いですね。
これらの花言葉はまさしく100カノのような、オランダに伝わる3人の騎士から求婚された少女の物語に由来します。

3人の騎士に求婚された少女は選びきれず、自らを花の姿にしてほしいと女神に頼み、チューリップの姿になります。
そして3人の騎士からの贈りものを花・茎・球根に反映させ負け騎士0人の逆ハーレムラブコメディへ…

とはなりませんが、少女の全員を受け入れた優しさが「博愛」「思いやり」として花言葉に反映されたようです。親譲りの博愛精神、彼女の中でも1人目2人目の先輩(←???)として新しく加入した彼女への助言を与えたり…第78話「むふふだど」辺りが良い例だと思います。

「報われぬ恋」は言うまでもなく羽香里奪還編に直結しますが、むふふな点が報われないなぁと捉えることもできるでしょう。いろいろな思い出の花としてチューリップを描くのもいいかもしれませんね。

ちなみに農林水産省曰く「この花が咲きだせば、いよいよ本格的な春の到来」とのこと。恋太郎の青春も羽香里と唐音との出会いから始まりましたね~。丸みを帯びていて実にかわいらしい春のお花です。


・パワフルなツンデレガール 院田唐音

ヒマワリ

言わずと知れた向日葵、日輪草(ニチリンソウ)などの別名もあります。

ヒマワリの花言葉は「あなたを見つめる」など。太陽を追うように咲くその向日性が由来ですね。
・「ツンデレ過ぎて逆に想いが真っ直ぐ伝わる唐音」
・「真っ直ぐ太陽の方向を向くヒマワリ」
・「なによりあの元気あふれる笑顔に似合う」
・「色味も含めて!!」
選者様の言葉を引用させていただきましたがまさにこの通りだと思います。

選者様の言葉に100割強詰まっているので筆者から伝えたいことはないといえばウソになります。
ヒマワリが太陽に向かって咲く理由には、ヒマワリの茎にあるオーキシンという成長ホルモンが太陽の光の影響を強く受けるから…とあるのですが、もひとつギリシャ神話にも由来するのです。
長くなるのでかなりすっ飛ばしますが、

女神クリュティエは愛する太陽神アポロンを一般人レウコトエに取られてしまいます。
怒ったクリュティエはレウコトエのあらぬ噂を広げレウコトエを死(実の父による生き埋め)に至らしめました。
ですが、アポロンの思いがクリュティエに返ってくるわけもありませんでした。
空を回るアポロンを地上から見上げるクリュティエの足は次第に根となり大地に根付き、体は茎に、美しい顔は輝かしい花になったのです。
そして今も太陽神たるアポロンを見上げているのです。

またまた悲恋の物語ですね。100カノも恋太郎の2人を誠心誠意同時に愛すがあったからこそこのようにならず済んだともいえるしそうでないともいえるねーーー
にしてもはかからの二人が同じ感じの話を持っているのはなんともおもしろいもの。これは妄言ですがレウコトエを羽香里、クリュティエを唐音とするなら、地面に花として根付いたクリュティエってそれってもう。


・静かすぎる文学少女 好本静

タンポポ

鼓草(ツヅミグサ)から転じて蒲公英(タンポポ)になったとか。

花言葉は「愛の神託」「幸せ」などポジティブなものが多いです。ヨーロッパにてその綿毛が花占いに使われていたことに由来するようです。

小さい・健気といったイメージの合致の話もありますが、それよりも第135話「お母さん、あのね」での描写が大きいですね。タンポポの描写についてまだドドンと解き明かせてはいないのですが、雨の日には花を閉じる=曇り調子の好本家の中では静ちゃんの心も閉じてしまう、それを解決して最後にタンポポの花が開いた描写・アオリ文の「少しの背伸びで開いた心。」、だったりするのかなぁと浅学ながら思っています。

ちなみにタンポポの根っこはかなり強く、踏まれても起き上がることができる…っていうのは幼少期に皆様経験済みでしょうか。
ここで思うのが静ちゃんの人生についてです。静ちゃんはおそらく結構ハードな生活を送ってきたでしょう。いやがおうにも人前で話す機会が出てくるのが学生というものです。
果たしてその機会から立ち上がってこれたのか、高校に来ているということはある一定乗り越えたのでしょうが、どんな頑丈なものにせよ「限界」はあります。
何かが変わるかもと信じて上がった高校でも自分はしゃべれないままの日々を過ごし、恋をしても叶うはずがなく…第3話の失恋描写を見るに、結構切羽詰まってた、踏みしめられ踏みしめられで傷は深くなっていたのではないでしょうか。
そう思うと、恋太郎を通して凪乃やいろんな友達と出会えて根が立ち直っていき、母とのわだかまりも解消の道へ進んでいぎ…あばば目から本気ジェットバスが


・クールで知的で効率型 栄逢凪乃   

ゲッカビジン

月下美人、月来香(ゲツライコウ)の名に違わずお美しいことよ。

名前が強い!!花言葉は「艶やかな美人」「はかない恋」など。夜にかけて咲き朝にはしぼんでしまうというその儚いような美しさに由来するようです。さらに、可憐な花が開くのは多くても年3回~4回、1日2日だけ咲くとなかなかに神秘的。ちなみに新月・満月など月の満ち欠けは開花に一切関連しないようです。

「一瞬のはかない恋」。ビビーン!!回にて凪乃はそう終わらせようとしていましたが、恋太郎からのアプローチにより、長きにわたる恋が始まりましたね。
「艶やかな美人」。個人的には「大人びた」美しさは凪乃が一番だと思っています。どこかしらネタ極振りの大人彼女達と比べると、純粋な美しさでいくなら凪乃は譲れないかなぁと。とても比べられるようなものではないのですがね。

筆者としてはもう名前の強さとその美しさでこれ以上伝える必要はないと思うのですがいかがでしょうか。論理より感覚。
1つ思うなら、美々美先輩の美しさが「努力の美」(もちろん元からまつ毛は長いし他の部分も絶対美しい)だとしたら凪乃は「天性の美」、ゲッカビジンの持つ神秘的な美しさにマッチしていると思います。


・薬が大好きな十八歳or八歳 薬膳楠莉

プラタナス

鈴掛の木・篠懸の木(いずれもスズカケノキ)。ごっつい鈴だね。

街路樹プラタナスの花言葉は「天才」「好奇心」など。古代ギリシャから名を遺すプラトンが当時無名だったこの樹の下で哲学を説いたのが由来だとか。どんな天才かと言われると、「無知の知を唱えたソクラテスの弟子にして、イデアとエロースについて唱えた理想主義のすげー人」って感じです。
哲学と薬学、全く違うものでも「天才」という点に惹かれます。プラタナスからお薬作っちゃったりして。

イガイガした実の姿も印象的ですね。ライチのように中が果肉で…と思いきや中身はふわふわの綿毛がついた種子の集合体につき食べることはできません。イガイガとふわふわ、大きく異なるこの二面性は、8歳と18歳の異なる姿を使い分ける楠莉先輩にマッチしているように思えます。


ヨモギ

蓬 餅草(モチクサ)さしも草(サシモグサ)、かわいいね。

ヨモギの花言葉は「幸福」「平和」など。名もなき薬草に女性の健康の守り神であるアルテミシスの名前をつけ(正しい学名がArtemisia indica)、そのまま花言葉の由来にもしているようです。
道端でもよく見かけるお花(?)なので古くからさまざまな活用方法が試みられてきました。蓬染め、漢方(艾葉)、草餅、焼酎といろいろですね。ヨモギ1つでここまで広がる様子は、楠莉先輩のお薬を起点に話が広がっていく100カノを思い出させますね。


えそんなことはない…?
カラオケ回も!すんげー気持ちいキス回も!!ラッコ鍋相撲界も!!!あのレリゴー詩人回も!!!!二文字水着回も!!!!諸悪の根源たる楠莉先輩の功績といって一切過言でないもののはずです!!!!違う!悪なわけあるか!!!!
読者ちゃんたちの幸福を…精神的平和を守ってくれる大事な役回りなのかもしれませんね…何言ってんだこいつ…


・二十九歳で羽香里の母 花園羽々里

サクラ

別名夢見草(ユメミグサ)…うおぉっ!???

サクラの花言葉は「精神美」「優美な女性」「純潔」など。なおここではシダレザクラ、ソメイヨシノとあるサクラの総称としてサクラを扱っています。日本の国花として日本の女性、いわゆる「大和撫子」に由来しアメーリカパトロール!?!?!?
花言葉は羽々里さんの普段の姿から遠いように思えますが、羽香里奪還編や時折ファミリー外で見られる振舞は「優美」と言っても差し支えないでしょう。芽衣さんと絡めるのもよさそうだなぁと思います。

サクラはこれぞ置いとくとなんか雰囲気よくなる系の花…といってしまえば馬鹿にしているようですが、実際サクラはかなり映えます。日本人の精神としてサクラは美しいと深層心理に刻まれているのかってレベルで。
それゆえにサクラは使いどころや魅せ方が肝心だと思います。ほどほどにして主役を立てるか、枝一本でサクラをビシッと表現するか…ぜひいろいろな描写の仕方にチャレンジしてみてはいかがでしょう。


バラ

「薔薇」って「そうび」「しょうび」とも読めるんだって。

バラの花言葉は「美」「愛」…いわずもがな美や愛の象徴としてさまざまな場面で見られる花ですね。そしてそのトゲ。ツルのような役割を持つとも言われれば養分を蓄えるためや外敵から身を守るためとさまざまな存在意義を持ちます。
バラは解釈のやり方次第ではどの彼女にもあてはめられると思いますが、やはり羽香里奪還編で見られた厳しさの中の愛がバラとマッチしていると思います。これまた多くは語りませんが厳しさの中に愛があり美があり、やらなければならないことはしっかりやる、というのが羽々里さんの良さだと思います。
また、あまり大きな声では言えませんが大人の美しさとバラと言われますと…私は見たことないんですけどね。大人の美しさ。野暮な話はほどほどに。


ルピナス

和名は 昇藤(ノボリフジ)立藤(タチフジ)。ライズアップ!!

ルピナスの花言葉は「想像力」「いつも幸せ」など。古代ヨーロッパではこのルピナスが食べられており、気持ちが明るくなる効果があったんだとか。

なんといってもここは想像力、いわばイマジネーションの面ですね。第53話ではあの恋太郎をイマジネーションバトルで打ち負かしていました。それ以外にもファミリーの赤ちゃん姿やアイドル姿、メガネ姿などいろいろと想像してその財力で行動に移す…ある種私たちのやる「二次創作」の体現者だと私は思ったりします。


ワスレナグサ

勿忘草・忘れな草、英名が ”forget-me-not” ってそれアリ…?

今回トップイラストにも採用しているワスレナグサの花言葉は「真実の愛」「誠の愛」「私を忘れないで」など。一気にしんみりとしてきましたね。ドイツに古くから伝わる悲恋の物語がその由来らしく、その物語は

ある男が彼女のためにお花を摘もうとする。
しかしは足を滑らし川の急流に流されてしまう。
男は私のことを忘れないでくれ、言葉に遺し溺れて亡くなってしまう。
その言葉を胸に男の彼女は一生を生きた。

というもの。なんとも羽々里さんの過去を彷彿とさせるようなものです。

しんみりとした点以外には、「誠の愛」という点がファミリーの母として適していると思います。愛の表現なり行動に移す姿勢こそヤバいものですが、彼女達に対する愛は本物、誠のものですよね。


・スーパーハラペコ女子 原賀胡桃

グラジオラス

段咲菖蒲(ダンザキショウブ)流星(リュウセイ)龍星花(リュウセイカ)、強い!強いって!!

グラジオラスの花言葉は「用心」「挑発」「忘却」など。色別の花言葉も豊富でピンクの「満足」などがあります。
これらの花言葉は由来が3つに分岐しているのですがそれが面白いのでここに書いていくことにします。

・かつてのヨーロッパにて、階級差のある許されない恋をするとき、このグラジオラスが逢瀬(デートみたいなもの)の時間を知らせるものになっていたこと(密会・用心・注意深い)

・グラジオラスの剣のように見える出で立ちや鎧のような球茎から、戦士たちのお守りになったこと(勝利・挑発)

・その剣のような姿から、革命や戦争による苦しさや犠牲を想像し、それを忘れたいという思いがあること(忘却・記憶)

なんともストーリーのある花ですね。
これまた幅広い解釈ができる花ですが、この花の選者たる筆者としては、この花言葉の多さに胡桃の生きざまを重ねたいと思いました。

初期から今もツッコミとして切れ味の落ちないその尖りっぷり
食に対する情熱的な愛
そしてファミリー加入後の満足のいく食の幸せ
ヘッドホンやフードで食に対する思いを忘れたい
などという点が上がるかな~と。

球根類として大概のものは食べられないようですが、一部の品種改良されたものは食べることができるようです。これで胡桃ちゃんもにっこり。品種改良ってすごーい。


ライラック

和名は紫丁香花(ムラサキハシドイ)、フランスではリラ。タワータイクーン!

ライラックの花言葉は「思い出」「初恋の香り」など。その甘い香りやハートのように見える花の形が由来だそうです。ストレス緩和の効果を持つその香り、縁起の良さから家に飾っておくのもオススメみたいですね。
特に白のライラックはフランスにて青春のシンボルとされており、「青春の喜び」・「若き日の思い出」といった花言葉を与えられています。

ファミリー初の中学生、なんなら下級生彼女にして、ツンに対するデレの照れっぷりがなんともかわいらしい胡桃に合う花だと思います。

そんでもってこのライラック、食用でいけちゃいます。サブレにしてみたり、ドリンクに浮かべたりサラダの上に乗っけたり、モグモグできちゃいます。調べたところ人間に害のある毒性はなさそうですが、アレルギーなどの問題は考えられるのでもし実食を考えてみるならご注意ください。
個人サイト系の検索結果が多かったので、ライラックを直に食べている写真は持ってこれませんでしたが、イイ感じの雰囲気なのが写真ACより引っ張ってきた下の写真です。オサレ~。

食で遊んでいるわけではなく彩りの一環だから許してくれるはず。

ちなみに筆者は胡桃がライラックを「はむっ」てしてる絵が見たいなぁと思っています。絶対かわいいもん。


・尽くしたがりのメイドさん 銘戸芽衣

スズラン 

鈴蘭、別名 君影草(キミカゲソウ)、谷間の姫百合・天国への階段…つよ…


スズランの花言葉は「純粋」「純潔」「謙虚」など。花の姿が純粋なる愛の象徴たる聖母マリアのベールに似ていること、花の部分が大きな葉に隠れてしまうほど小さいこと謙虚なことが由来のようです。国によって「再び幸せが訪れる」「幸せな再会」などと違いもあるようですが、幸せの象徴として見られることが多いようです。

純潔、謙虚といった点は言わずもがな芽衣さんの性格とマッチしていますね。幸せの点は芽衣さんの過去を思うとなんとも言い難いですが、羽々里さんに救ってもらって恋太郎に救ってもらって、と考えればなんとなく心でわかるかな…と思います。語彙。

また、スズランは、バラ・ジャスミンに並んで三大フローラルの1つでもあります。入念なお手入れのされるメイド服、良い香りがするのかなぁなんて思ったりも。というかよく考えたら第110話にて胡桃が「上品な…石鹸の
いいにおい…」
って言ってますね。ん~フローラル。

スミレ

菫、またの名を 紫花地丁(シカジチョウ)・駒牽草(コマヒキグサ)

スミレの花言葉は「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」など。道端にひっそりと咲いているスミレの持つ、控えめさや奥ゆかしさがその由来のようです。
この花も芽衣さんの性格に見事にマッチしていますね。

特に「小さな幸せ」は解釈のしどころでしょうか。
小さな幸せというと何気ない日常の風景が浮かんできます。
ホテルみたいなふっかふかのめっちゃめちゃにいいベッドで寝ることが大きな幸せだとするなら、選択してそれなりにふかふかなベッドで寝る…いつもより気持ちいなぁって感じでしょうか。シンプルに「寝れる」こと自体も幸せと言えますね。
何かしたときに「ありがとう」とか言ってもらえるのも嬉しい、幸せなことです。そう思うとファミリー内で尽くす芽衣さんは日々「ありがとう」言われまくり、小さな幸せ感じまくりのように思えますね。

しかしここで一つ考えたいことが。それは、「小さな幸せ」は芽衣さんにとっては「大きな幸せ」という点です。第87話にて本気精進料理として出されたきゅうり一本に「あの頃ならごちそう」と反応しているように、私たちの基準と芽衣さんの基準はその育ちからして大きく異なっているのです。47話の話の起点も「この上ない幸せに対し恩義を返せていない」(意訳)という悩みからなるものでしたね。

では「小さな幸せ」の花言葉は適しているのか?という点ですが、筆者としては特に問題ないと思います。一瞬の違和感はあれど、「小さな幸せを大きな幸せと捉えている」というこの一連の芽衣さんの特徴を示していると言えるのでこれでいいのではないかと。
ただこれは筆者の一意見でしかなく、「小さな幸せ」についてはもっと踏み込んだ考察ができると思います。何より幸せとは個人個人の人生観に直結するものでそれぞれどう思うか千差万別非常に興味深いと思います。


今回オンリーには芽衣さん関連のすぱらしい本も出ているのでぜひご一読を。執筆時点でサンプルを読ませていただいたのですがこりゃ続きが気になって仕方がないったらありゃしないですよ。ぜひぜひ。


・キツい♡のが大好き 須藤育

アサガオ

紫陽花(アジサイ)、別名 七変化(シチヘンゲ)四葩(ヨヒラ)声に出したいね。

アサガオの花言葉は「愛情」「固い絆」「明日もさわやかに」など。ツルを伸ばして支柱などに絡みつくその姿や、早朝に咲くその生態が由来になあっているようです。観察日記とか書いたなぁそういや。
アサガオと育を重ねるならそのスポーツ精神とさわやかさでしょうか。

育と言えば野球、野球に欠かせないものの1つにチームでの連携プレーがあります。野球だけでなく団体系のスポーツ全体、なんなら個人競技でも誰かとの協力はかかせないものですね。この要素は第33話から第36話の育加入編および練習試合編を思い出させますね。それらを含める単行本5巻に対する思いが異常な筆者はもう泣きそうです。
そしてさわやかさ。「さわやか」とはなんなのか、調べると「さっぱりとして気持ちのよいさま」と出てきました。

育ですね。

何より思い出してほしいものが
第38話「カラオケ・クライシス」冒頭の「育爽やかー--ッッ!!!!♥♥♥♥」
という描写です。単純明快百点満点。ありがとうございました。今あなたの目の前に広がっているその塵は数秒前まで筆者だったものです。グッバイ。


カゲツ

花月、別名は縁紅弁慶(フチベニベンケイ)・金のなる木(カネノナルキ)縁起がいいね。

カゲツの花言葉は「一攫千金」「幸運を招く」など。硬貨のように見えるその丸い葉が由来のようです。そのような葉が多くあることから転じて、「富」「不老長寿」といった財産に困らず長生きできることを指すこともあります。
乾燥や低温、多少の日照不足には耐えられる性質を持っている点は「体力がかなりある・キツさの中でも生きられる」育に照らし合わせることもできなくはないような。

無茶な話を極めていいなら
ケツバットの本流(?)たる「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」
からめっちゃくちゃ飛躍して「なんばグランド花月」へ。
吉本新喜劇でお馴染みの「花月うどん」あたりも思いつきます。ちなみに筆者は関西生まれ関西在住なうです。
こちらの「花月」の意味は「花と咲くか、月と陰るか、全てを懸けて」(諸説あり)というものでお花のカゲツとは関係のないものになりますが、カゲツと言われて連想するもの、関西人ならやっぱお笑いの殿堂ですよね。
あくタイプ使いのあの人のことは別にいいかな。はい。


カモミール

和名は加密列・加密爾列(カミツレ)。電気ケツバット!?!?

カモミールの花言葉は「逆境に耐える」「苦難の中の力」など。 どんな環境でも育つその丈夫さが由来のようです。
ダイレクトなやつです、やはり育が輝くのはキツくてキツくて仕方がないとき。筆者が愛して止まない第86話がわかりやすいです。
そしてここが最推しポイント、別の花言葉「あなたを癒す」の存在です。第102話でも登場した「カモミールティー」があるように、カモミールは優しい香りを持ち合わせていることが由来になっています。

これとてもすごいことではないでしょうか。

育のキッツつまりボーイッシュな点を満たしつつ、
女の子としてのかわいらしさを押さえているこの花ヤバくないですか。


ドンピシャですよドンピシャ。ドンドンピシャリ、ドンピシャリ。

あまりの衝撃に画面の前で言葉を失っているであろうあなたにかける言葉は1つ。カモミールティー買って飲もう。もしできそうなら誰かあー子のマジ映えカモミールティー再現してみてほしい。ファンイートタグあるので。 


・美しさを体現する美女  美杉美々美

バラ

バラの花108本は永遠の愛を誓う証なんだとか。「10 8」=「と わ」ってことみたい。

バラの花言葉は「美」「愛」。いやはやエレガンス
ここで用いている白色のバラには「純潔」「深い尊敬」などがあります。なんと枯れた姿にも「生涯を誓う」という花言葉があり、生命を終えるその時まで美しさが続いていることにもののあはれを感じます。

「綺麗な薔薇には棘がある」、外見に惑わされると痛い目を見るぞ(だから注意しようね)、という意味の言葉がありますね。美々美先輩もその美しき華奢な姿に対し、強固な自己肯定力や体力・運動能力を持っているととれますが、これを棘と見るか見ないかは解釈のしどころでしょう。

それを抜きにしてもバラの花の美しさは見事なもので美々美先輩の美しさに申し分ない花だと思います。そして美々美先輩をバラと解釈することであるコンボにつながるのですが、それはまた後述させていただきます。


ユリ

言わずと知れた百合。こう見えて離弁花「なの」は…凪乃!?!?

ユリの花言葉は「純粋」「威厳」など。聖母マリアの象徴として古くから扱われてきたことに由来するようです。
一方由来は不安定ながら、色ごとの花言葉がかなり変わる花でもあります。よくみる白のユリは「マドンナ・リリー」として上記のような「純潔」の意味を持ちますが、黒色のユリはそのエピソードから「復讐」「呪い」といった意味を持ちます。と思えばオレンジ色のユリは「陽気」、黄色のユリは「華麗」「愉快」と明るいものであったり…色で描けるものが変わってきますね。

見かけの美しさに重点を置いたバラよりも、こちらの解釈では内面の美しさに重点を置いているように感じ取れます。自分理想のためにたゆまない努力を続ける美しさもあれば、第119話に見られるような先輩としてのきっぱりとした立ち振る舞いをとれる美しさもある。白色のユリ、純潔のイメージならそのようにとれるでしょう。

黒色のユリの「復讐」というものも今となっては縁遠いものですが、第39話・第40話に見られる凪乃への敵対心のようにとれます。
明るいイメージ、「陽気」や「愉快」なんかは美しさの話が絡んだ時のギャグ要員化を彷彿とさせますね。

バラかユリか、迷ったら両方とも使うってのもアリだと思います。
こんな美しいモノ、なんぼあっても困りませんからね。


・極度の恥ずかしがり屋さん 華暮 愛々 

カスミソウ

花糸撫子(ハナイトナデシコ)群撫子(ムレナデシコ)小米撫子(コゴメナデシコ)、はわわ。

カスミソウの花言葉は「清らかな心」「感謝」「親切」など。 カスミソウの英名、「Baby's breath(赤ちゃんの吐息)」が由来となっているようです。その大きさも赤ちゃんサイズ、これまでのバラなどとはうってかわってかなり小さなお花です。和名のカスミソウも漢字で「霞草」と書きますが、これもその小さなお花が霧のように見えたことに由来します。霧のように消えていなくなる…愛々ちゃんですね。

また、
・「薔薇とカスミ草の花束がまたお似合い」
「まさしくミスディレクション・ビューティーフロー

と提案していただきまして実際のものをいろいろと見てみたのですが、これがもう本当にみみめめです本当にありがとうございました。
下に載せてこそいますがバラ一輪にカスミソウで覆う…といった花束なんかもあって素敵なものがたくさんあるので是非検索してみてください。

大小花弁の主張・色・茎の細さ・数…対比が美しいですわ


コスモス

秋桜(アキザクラ)大波斯菊・大春車菊(オオハルシャギク)、モンハンかな?

コスモスの花言葉は「調和」「謙虚」など。名前の由来、ギリシャ語の「cosmos(kosmos)」 が「秩序・調和」の意味を持つことがそのまま反映されているようです。そもそもの名前は星がきれいにそろう宇宙のことを「cosmos」(今でもコスモって言うよね)と呼び、花びらの整然とそろった名もなき花にもその名を授けたようです。
例のごとく色で花言葉が変化して、ピンク色のものは「純潔」、白色のものは「優美」と美しさを感じさせる言葉も出てきます。

羽香里をも超えるむふふの力を持つ美しさに対しその心は純潔、自分からセクシーアピールをすることはないその姿にマッチしているでしょう。

では心の美しさとはなんでしょうか。筆者としては作中で見られる愛々ちゃんの心意気に「心の美しさ」を感じました。

たとえば第52話に見られる『唐音さんが突っ込めない今誰かが唐音さんを務めないと・・・!』という描写には、いつもは謙虚に静かに生きているけどファミリーの調和・秩序のために頑張って動くぞ、という愛々ちゃんの心意気が見られます。
これに限らず、愛々ちゃんには「恥ずかしいけど、逃げたいけど頑張ってみる」という描写がよく見られます。
展開上そうするしかないと言ってしまえばそれまでですが、アイドルとしてのステージから逃げないこと、運動会のような公の目に晒される場で走り抜くこと。つい最近の136話でもボマードを唱え美々美先輩に危害が及ばないよう妖怪から逃げずに抵抗する姿が見られましたね。

誰かのために頑張る、それもまた十分立派な心の美しさなのではないでしょうか。


・乱れを正すしっかり者 伊院知与

エビネ 

海老根。茎と根の様子がエビの頭をつまんだ姿に見えるらしい。

エビネの花言葉は「誠実」「謙虚」「謙虚な恋」など。大きく華やかな花を咲かす蘭の中でも、控えめで落ち着きのある花を咲かせることが由来のようです。

誠実、謙虚と先ほどの芽衣さんに似ていますね。ただこちらとしては由来にある「落ち着き」の点が知与ちゃんの特徴を示しているのではないかと思うのです。

知与ちゃんと言えば、普段の精神年齢の高さを伺わせる姿と取り乱したときの姿の差が印象的ですね。
取り乱した…失敗や焦りがトリガーになりメガネが外れて泣きじゃくるしかなくなる知与ちゃんに対し、ミスをすることもあれど焦りを態度に出さず厳かに自刃しようとする芽衣さんとでは、精神性の違いが見られるのではないでしょうか。

ちなみにエビネは植物ウイルスにかかりやすく、一度感染してしまうと取り返しのつかない葉の痛みなどが生じて観賞用としての価値がなくなるという性質を持ちます。か弱いんですよねきっと。


ちなみに選者は筆者なのですが、「誠実」という花言葉に恋太郎味を感じたこと、そしてたまたま見た写真が茶色チック=単行本に見られる髪の毛のカラーリング(それってアリ???)だったことが恋太郎の親戚である知与ちゃんに似合うかなぁと思ったのです。イマジネーション。
その…親戚ってスペシャル。
恋太郎が「親戚」ということに関係なく、真の愛からの恋をしてることを忘れるつもりはありません。ですが筆者として譲りたくない「なんかエモい」の心があります。アレです、親子で血のつながりが感じられるような描写が見られるとマジエモ~となるアレです。それこそ第126話、ヒロおじさんの「あーーーッ!!!!ネッシーだーーーッッ!!!!」と恋太郎の「あーーーッ!!?なんだあれイルカかーーーッ!!?」のような。あれすき。


チューリップ

第91話の羽々里×知与ちゃん、あれすんごく良くない??見てる側の芽衣さんナディー先生が…ね…

チューリップの花言葉は「博愛」「思いやり」など。羽香里の項目にて紹介したように神話に由来しています。

知与ちゃんとチューリップを並べるのであれば、花言葉以上に幼さの点での親和性が見られると思います。主観モリモリですが。

まず知与ちゃんを語る上で忘れたくないのはなんやかんやファミリー最年少であること。薬膳家のケースこそありますが、実年齢最年少は知与ちゃんですね。えっお花の蜜幼稚園…?怖いこと言わないでおくれ…


そしてここから主観モリモリで共感していただけるか不安ですが、筆者はチューリップに丸っこいイメージを覚えます。まんまるとしたつぼみや、ギザギザとしていない柔らかな葉をイメージするのです。

「まる」という形は安心の象徴といえます。角のないその形状は痛さをイメージさせず、やわらかさをイメージさせます。赤ちゃんが美しさの徒ことアンパンマンを好む理由の中の1つにも、危険性を感じさせることのない「まる」が大きく関与しているとか。
形そのものの持つ安心から発展して、ぷにぷに・もちもちといった触感やピンク・赤といった色合いなどから、私たちの丸に対するイメージは形成されてきたのだと思います。筆者としては「まる」にかわいいイメージを持っています。ピンク玉の愛称でお馴染み星のカービィシリーズをずっと遊んできて育っているので、そうなっているのでしょう。

結論ここで言いたいことはチューリップの丸みを帯びた「かわいい」を想起させる姿が知与ちゃんの幼さ、かわいいその姿に似合っているよねと!!!かわいい姿よりキリっとした姿が多く見られる知与ちゃんだからこそ、たまに見せるかわいい姿に胸を撃たれちゃうのです。第109話、第110話の酒に酔ったみたいになってゴーイング知与ウェイしてるのとか、第126話のぜ~んぶぜんぶとかが筆者は大好きです。

かわいいの側面から知与ちゃん二次創作をしてみる。いかがでございましょうか。私も同行しよう。


・アメリカンな国語教師 大和撫子(ナディー)

ナデシコ

撫子、別名石竹(セキチク)…と思いきや完全に同じではないよう。でもクリソツ。

ナデシコの花言葉は「純愛」「貞節」「無邪気」など。色別で白色に「才能」「器用」といった花言葉も持ち合わせます。桃色の小さくかわいらしい姿が、愛でるべき女性の姿のように思われたことに名前・花言葉ともに由来するようです。
「大和撫子」から由来してきた、のではなく植物のナデシコに「大和撫子」の特徴を当てはめた、つまり植物のナデシコの方が先のようです。へー。
さぁここでナディー先生を語るのであれば英語の花言葉も見ていきたいところ。英語の花言葉はboldness(大胆)。色別では赤色のpure and ardent love(純粋で燃えるような愛)が変わっているぐらいのようです。

ナディー改め本名大和撫子。そのままの名前でありその通りの気品が…あるとも言えるしないと…。(吟遊詩人キャンセル)
言葉としての「大和撫子」とは「おしとやかで美しい、これぞ日本女性」を指すものです。礼儀作法をわきまえ、男性=主役を立てる控えめさと凛とした美しさを持つといったものでしょうか。近年の男女観からするとなんとも言い難い節もありますが1つの伝統・文化として理解しておきたいですね。

さてこれがナディー先生に合致するかは想像にお任せするとして、ナデシコの花自体との親和性は非常に面白いと思います。日本で捉えられる愛らしさとアメリカで捉えられる激しさ大胆さ、その二面性の魅力がナディー先生にドンピシャリだと。


日本で(言葉としての)大和撫子の姿を才能や器用さに反してまで徹底的に叩き込まれ、謙虚に・奥手になるよう育てられてきたであろう(人名の)大和撫子。しかし無邪気な彼女はアメリカとの衝撃な出会いを果たします。

大胆。何もかもが大胆で自由な、日本の大和撫子の真逆を行くその大胆な姿を見て自分の在り方について多大な影響を受けて…

家から勘当され気づけば経験もなく24の春。出会うはビビーンとオー眉毛ボーイ。アメリカ式、純粋で燃えるような愛を伝えることを決意して…


おそらく(言葉としての)大和撫子として本来の姿は「男性からプロポーズをされてお付き合いを始める」ものであり、自分からアプローチをかけるいわば逆ナンはありえないものだと思います。
しかしナディー先生は大和撫子としてのしがらみを抜けようと必死に自分から、まるでアメリカのナデシコの花言葉のように「大胆」にアプローチをしかけているのです。

ですが日本人であることがバレてしまい思うは自分の恥。「日本人の恥」。自分なんか恋人にしてもらえるわけ…と卑下せざるを得ない状況に。卑下とは本来の意味では「あえて必要以上にへりくだって謙遜を示すこと」なのですが、ここでは叩き込まれた女性は下・男性が上の精神や「文化的な才能もなく器用でもなく自分はダメな子」という(人名としての)大和撫子に心から戻ってしまっているのです。

その後恋太郎からの返事を受けナディーとしてハッピーエンドになるのでめでたしめでたしでした。アイアムキャプテンアメーリカ。



なんの話でしたっけこれ。ビビーン!!回考察だったかな。



まとめるとナデシコの二面性は撫子・ナディーの二面性に合致していて、ナデシコの花とそれに由来する「大和撫子」からビビーン!!回を考察するとなかなかに興味深いものが見られるというものです。

才能・器用について上の考察ではネガティブ方面に使いましたが、教師としての才能はちよナディで見られるように十分にあると思いますし、器用な立ち回りが苦手だからこそ自分にできることを精一杯やろうとするその姿はお美しいと思います。

第71話「ナディー先生はアメーリカパトロール」読もうね。

ちなみにこれは亜米利加撫子(アメリカナデシコ)。筆者の画力の先を行きやがる!!!!


バラ

roseとrose、薔薇とriseの過去形「上がった」で同じスペル…がんばれナディー先生!!

バラの花言葉は美に愛に…3度目の登場にして愛の象徴たるお花ですね。ここでは羽々里さん・美々美先輩の美しさの点以上に、バラのある点がナディー先生と重なります。

それは、バラがアメリカの国花であるということです。

国花とは、政府から公式に「国を象徴する花」として制定されているお花のことを指します。
アメリカにおいてバラは「命と愛の象徴」「美と永遠を常に表すもの」と見られてきたほか、愛国心の象徴などとも見られ1986年にバラが国花として制定されたのです。
ちなみにバラを国花とする法律に当時のレーガン大統領が署名した場所がホワイトハウスのローズガーデン(薔薇園)らしく、古くからバラが愛されてきたことが読み取れます。
ナディー先生の見せる大胆な愛に愛の象徴たるバラが合えば、アメリカの国花としての異国情緒を感じさせるバラとしてもマッチしているのではないでしょうか。

また、ここでは青いバラの写真を掲載させていただきましたが、青いバラの花言葉は「不可能」から「夢かなう」になったという歴史を持ちます。科学が青いバラという非科学的存在を成立させた、なんとも夢のあるお話。
英語教師になるというナディー先生の夢もいつか叶うと重ねるのもいいかもしれませんね。


・心も体も大きい女の子 優敷山女

アブラナ 

油菜。「菜の花」としてハナナなりナタネなりいろいろお仲間が。

アブラナの花言葉は「快活」「明るさ」「豊かさ」など。春の香りを運び、人々の心を明るくするその姿に由来するようです。黄色のエネルギッシュな見かけも心に働きかけてきますね。

園芸部を冠する山女ちゃんのお花を考えるのはこれまた難しいモノでしたが、シンプルに二面考えていきましょう。

1つ目はお野菜の面からです。実家は農家、自身も園芸部にして畑を耕す山女ちゃんとお野菜は切り離せないでしょう。アブラナひいては「菜の花」をどう調理しているのかなぁと想像してみるのは面白いかもしれません。

「菜の花」とはアブラナの仲間の総称として存在しています。
すなわち

ハクサイ  カブ  チンゲンサイ  コマツナ


これらは「菜の花」として総称されているということです。言ってしまえばこれら全てアブラナにカウントされます。それは言い過ぎ。
詰まるところアブラナとしてお花が咲く前のものを私たちは普段いただいているということなのです。

ハクサイは第66話にて堂々と登場しているので気兼ねなくいけますね。なんならアニメ化記念・13巻販促PVの100カノルーレットでもハクサイのマークが見られたので、100カノ公式としてはハクサイを推していきたいのかもしれません。なんで。

お野菜としての菜の花については上記の通りですが、花言葉においても山女ちゃんとの親和性が見られますね。
その姿は快活で豊かさそのもの。度々曇りかけながらも、喋る虫や動植物、そして恋太郎と様々な出会いを通して今の山女ちゃんのような清い明るさになったことは植物の成長のように感じられなくも…なくない?


ヤマザクラ

山桜、英名はYama-zakura。ザクラなんだ…

ヤマザクラの花言葉は、「あなたに微笑む」「純潔」「高尚」「美麗」などがあります。 花の美しさに思わず笑みを浮かべたことや、山の木々の芽吹きに先駆けて咲くこの花の美しさなんかが由来のようです。
ヤマザクラは先述したサクラの内訳の中にあるものです。サクラという総称の中にヤマザクラ・シダレザクラ・ソメイヨシノ…と並んでいるイメージです。その中でもヤマザクラは名に違わず、山地に自生するサクラのことを指します。

「高尚」とは俗っぽくなく程度が高いことを指します。ここでは「純潔」「美麗」と合わせて、俗世の穢れ=むふふなことを知らない山女ちゃんのその純朴さとの親和性を捉えることができます。「あなたに微笑む」は動詞の一文として作用しているので具体的な解説はできませんが、山女ちゃんの屈託のない笑顔の魅力を感じさせてくれます。

サクラはサクラでも下の写真を見ると、一般的なサクラより葉の主張が強いように感じられますね。というか葉が大きい。大きい、豊かといえばファミリー内の山女ちゃんだぁ…。
サクラでくくられる彼女の中でもそれぞれに違いがあって良さがあるのがファミリーなのは言わずもがな。

山の桜にゃ山の美しさがある。
山女ちゃんには山女ちゃんの美しさがある。
あなたはそれで美しい。


・最上のマッサージャー 茂美紅葉

ポピー

「虞美人草」(グビジンソウ)、英語では「ケシ」の意…ハムタロサァン…

筆者は大真面目に書いています。

ポピーの花言葉は「慰め」「妄想」「夢想家」です。茎に含まれる鎮痛・鎮静作用のある乳液が薬用のものとして用いられてきたことや、ギリシャ神話にて眠りの神ヒュプノスが心労に苦しむ農業の神デメテルに慰めとしてこの花を贈ったことに由来するようです。
なお、ポピーは別名ヒゲナシとで花言葉が違ったり、色や種類(アイスランドポピー、オリエンタルポピー…)でも花言葉が違う花なのでかなり広く考察できます。ここではとりあえず上3つの解釈を。

「慰め」は言わずもがな、紅葉ちゃんと言えばのたぐいまれなる癒し能力を感じさせます。どんな心労も苦痛も、天恵のようなその揉みがあれば救われるのではないでしょうかーーー国は早くノーベル賞をー--

「妄想」「夢想家」はいずれも現実とは違うことや未来のことといった、とりとめのないことを想像することを指します。将来の夢なり誰かと添い遂げることなりいろいろありますが、紅葉ちゃんの場合は「感触フェチとして想像せずにはいられない対象の感触」について言えるでしょう。
最新話にて妖怪の感触を想像しその挙句涙する姿も見せたりしていたように、揉み・感触に対する熱意は人一倍…というか比べずしてトップに君臨するのが紅葉ちゃんですね。

ただここで筆者として区別しておきたいのは、マッサージ師になりたい、という夢は「夢想」でなく紅葉ちゃんが本気に思うことであるということです。妄想に妄想を重ねる夢想家であっても夢は確固たるものであり、夢に向かって努力を続けることは紅葉ちゃんの十二分の魅力でしょう。妄想を妄想で終わらせず追究しようとするその精神は見習いたいものです。


夢を揉み求め神の道へ…
Oh…ヒュプノスさんは翼がふさふさなのです。


・薬で八歳になったおばあちゃん 薬膳ヤク

サクラ

日本で一番古い桜は実相寺の山高神代桜。↑ 推定樹齢1800年~2000年!?国指定天然記念物!!

サクラの花言葉は「精神美」「優美な女性」「純潔」など。日本の国花です。サクラ自体は他の国、なんならアメーリカでも咲いているようですがお花見の伝統は日本だけらしいです。
和風の点も大事ですが、「精神美」「優美な女性」の面がヤクさんの大人をも超えた年の甲の成す立ち振る舞いにマッチしていると思います。

ところで、サクラが「平和の象徴」であることを皆様ご存じでしょうか。
このことは第二次世界大戦に由来しています。かなり簡略化するなら、以下の通りになります。

戦時下、とある農業学校の先生と生徒がサクラの木の下での再会を約束した。しかし、出兵した生徒が帰ってくることはなく、先生は悲しみに暮れた。
その思いを、追悼を胸に先生はどんな環境にも耐えうるサクラの品種改良を始める。30年、200種を超える交配の後生み出された「陽光桜」は先生とその息子により中国や韓国、フィリピンやミャンマー、ベトナムなど戦地となった国々に送られて、平和を彩る花を咲かしている。

これだけで収まる話ではないのでぜひ「陽光桜」などで調べてみてください。たぶんヤクさんの知見であればこの話は知っているのではないかなぁと思ったりします。

サクラの持つ美しさを主にすることもできれば、ヤクさんの境遇と重ねてちょっとしんみりするような世界を描いてみることもできるでしょう。ヤクさん本人がミステリアスを貫いているので謎な部分も多いですが、その分作品制作にあたっての考察のし甲斐があるのではないでしょうか。

意外なことにサクラとヤクさんが並んでいる描写が作中で描かれたことはありません。中村先生のファンアートの方にはあったかもしれませんが。


ツバキ

椿、曼荼羅(マンダラ)都婆岐(ツバキ)、「婆」の字が入っているとは

ツバキの花言葉は「控えめな優しさ」「誇り」「慎み深い」など。ツバキの葉には香りがないことに由来するようです。こう見ると大人の威厳…というよりかは、謙虚な姿勢の中にある意思を感じさせます(当社比)。
色別、白色には「至上の愛らしさ」なんてのもあります。

「慎み深い」といった点はやはり大人枠とは一線を越しているヤクさんならではかと。大人枠といえどこの作品の大人枠は全員慎みの吹き飛んだ奇人といっても差し支えないような人しかいません。どういうこったい。

その一方「至上の愛らしさ」が幼い姿のヤクさんのかわいらしさを示しているようなのがなかなかドンピシャリだなぁと。慎み深く控えめな優しさでありながら、愛らしい姿を見せる大人なんてなかなかいないというかそれこそヤクさんに限られるような。

「誇り」の点は度々見られる我が生涯一片の悔いなし…的な描写や「わしの孫かわいすぎん?」のような祖母としての誇りにマッチするかと。


ボタン

牡丹、「立てば芍薬」の芍薬には香りや切れ込み、ツヤなどの違いが牡丹とあるんだとか。

ボタンの花言葉は「王者の風格」「高貴」「恥じらい」など。
強いですね。
それもそのはずボタンは1輪挿し、たった1つだけの姿でもかなり美しく見えることから海外では「花神」、「花王」といった名前が付けられるほどなのです。色別にしても「祝福」「富貴」など縁起の良い言葉が多く見られます。
この場合花言葉より第105話「ヤクVS騎士華VS恋太郎」での描写の点が大きいです。「ボタンを押す」を「牡丹を押す」と勘違いするネタでした。今こうして花言葉を見て思うと、高貴なヤクさんはそう簡単には陥落させられない(甘えさせられない)…ってコト!?なわけ


ヨモギ

よもぎよもぎだ。

ヨモギの花言葉は「幸福」「平和」など。
これは第75話「楠莉先輩のおばあさん」抜きには語れません。楠莉先輩の項でも書きました、ヨモギは古くからさまざまな方法での活用が試みられてきたことが草餅・天ぷら・汁物の具、そして傷薬として第75話内に出てきています。そうした話を通して恋太郎は平和でなかった戦時下、ヤクさんの昔に思いを馳せることになっていき…という風にヨモギは話のキーパーツになっていました
若かりし頃のヤクさん、野澤先生のTwitterにて全体像が公開されているのでいろいろと想像してみたりするのもいいかなぁと。

これは第75話からの勝手な想像ですが、あの恋太郎にヨモギについて教える描写をヤクさんはたぶん幼き頃の楠莉先輩にもしていたと思うのです。たぶん楠莉先輩もあの調子だとフィールドワークでたくさんケガしてきただろうし、ヤクさんはヤクさんで孫がかわいくてしかたなかったと思います


・誇り高き甘えん坊  土呂瀞騎士華

ツバキ

耐冬花(タイトウカ)海石榴(ツバキ)、かっけーですね。

ツバキの花言葉は「控えめな優しさ」「誇り」「慎み深い」など。
先述した通りの白色の「至上の愛らしさ」も押さえておきたいですが、注目したいのはイギリスでの花言葉について。イギリスでは「美徳」「確固・不変」といったものが見られます。

「美徳」とは人として望ましい・褒められるような立派な行いの事を指します。騎士道そのものとは異なりますが、人として誇り高く恥じない行いをするという騎士華先輩の騎士道とはある種美徳的なものであると思います。

騎士道に対する確固たる、不変なる思いもありますね。
第120話より引用すると「何事も いつ何時も 己の中にあるただ一本の騎士道を守り貫き通す生き方でこそあるべきだ!」とのこと。
そしてナディー先生のフリーダム騎士道を提出されて「ー-なるほどそれが貴様の騎士道か ならばよかろう貴様は貴様の信ずる道を行け」とのこと。

そして騎士道精神の在り方にドンピシャリなお花と思いきや、「至上の愛らしさ」と例の幼児退行を思わせる要素まで。さらにはツバキが日本原産であることと剣道も日本発祥のスポーツであることと…
いただきました、ドンドンピシャリ、ドンピシャリなお花。


・かわいいものラブなギャル 毛樽井亜愛子衣

ガーベラ

花車(ハナグルマ)千本槍(本来はアフリカセンボンヤリ)、勢い盛ん!!

さて皆さんお待ちかねだったのではないでしょうか。あー子です。筆者もノリノリで書かせていただきました。お楽しみあれ。

ガーベラの花言葉は「前進」「希望」など。上を向いて大きな花を咲かせることに由来しているようです。
色別では赤に「チャレンジ」
  
ピンクに「感謝」
    
白に「穢れなき心」
    
黄に「親しみやすさ」「優しさ」など。
海外でも「上機嫌」「元気」といった明るい印象のものが多いですね。
ただ、サイトによって異なる花言葉「神秘」「崇高美」についての由来が導き出せなかったのがつっかえポイントです。有識者求む。

花言葉とビビッドな色に明るさが詰まっているその姿はあー子を思い出させるようなものですね。なかなかにドンピシャリ。あえて筆者から多く語る必要もないでしょう。あえて語らせていただきますが。


あー子が誰かのために頑張る回は特に泣ける、胸が熱くなる。これは100カノのお約束…というかあー子というその輝かしい存在を端的に表しているでしょう。


ではなぜそうなのか?何が私たち読者に響いているのか?
ここではガーベラの花言葉をキーワードにそれを紐解いてみましょう。


それぞれ人生経験や価値観から理由は異なってくると思いますが、筆者としてはあー子の「純真さ」それこそ「穢れなき心」という点がまずあるのではないかと。無償の愛とも言えるでしょうか。
何か問題があれば真剣に向き合って解決できるよう前向きにチャレンジしてみる。それが野ウサギでも、しゃべったこともなかったクラスメイトでも。自分のことを気にせず健気に手を差し伸べるその姿に筆者は胸を打たれています。


「かーいー」についても思うところがあります。万物を肯定する最強の言葉「かーいー」を頻繁に使うことは絶対筆者の深層心理に響いていると思うのです。

あぁ、感情表現できてて偉いな、「ありあとー」って毎回感謝を口に出せて偉いな、本当に純真なんだな…ホントに優しい子なんだなぁ…

と思ううちにきっと人はあー子推しになるのです。応援したくなる健気さ、心の美しさに惚れちゃっているのです。少なくとも筆者は。


また、感情の点もあると思います。血圧低くてけだるめ、そんなあー子の感情が大きく出ているとき筆者はドキッとします。わかりやすい例ならビビーン!!回最後のキスシーンの赤面、「あーしマジブチぎれてんよー」の眉の吊り上がった様子です。
頬赤らめてる…楽しいんだろうなぁ…
あーしマジブちぎれてんよーの顔してる!なら事は重大だ!!
と98話を読んでいて思ったように、感情の起伏が話の盛り上げに一役買っているのではないでしょうか。ある種指標のようなものとして。


以上ガーベラフィーチャー考察劇お楽しみいただけましたでしょうか。

ガーベラ(の花言葉)があー子とマッチしていることを意識し考察してみると、自分の気持ちが理解できたようで実に興味深いです。それはそうとガーベラってマジかーいーよね。

あなたはまるで太陽。


・吟遊詩人的中二病 中二詩人

アヤメ

菖蒲・文目・綾目(アヤメ)、ショウブとアヤメで同じ菖蒲なのは厳密にはよくないんだとか。

アヤメの花言葉は「よい便り」「朗報」「雄弁」「知恵」など。アヤメの成立に由来する虹の女神イシスの仕事が、神々の伝令役として手紙やメッセージを虹とともに配達していたことに由来するようです。色別では青色に「大きな志」「信念」などがあります。青色のアヤメは田園に恵みをもたらす象徴だったんだとか。

吟遊詩人の詩人にとって旅とは人生そのもの。たぶん。
本人もビビーン!!回にて土地から土地へとより多くの人々に歌を贈る事がボクという存在の在る意味」と言っている以上たぶんそう。
後述するクレマチスにて「旅」にフォーカスするなら、アヤメでは「詩」にフォーカスできます。

「雄弁」とは人を感銘させるような堂々たる弁舌、またその優れたさまを指します。詩人のしゃべりはまさに雄弁と言えますね。そうでないこともないでしょう。知恵の面も雄弁の必要材料として、吟遊詩人として旅先で手に入れた様々な知識として解釈できます。


吟遊詩人の資料集め、なかなか困難につき、ここからゴリ押しします。

旅先から手紙送られてきたら嬉しくないですかね。
こんなもの見たよーとかこんなこと感じたよーって。
今の時代手紙文化が潰えてSNSに移転しているといっても過言でないので手紙か否かはもうどっちでもいいとして、LINEなんかで「最近どうしてる?」って聞かれるのとか。
所謂安否確認ができて、そこでしかしゃべらないあるいは会えないつながりが特別に思えて嬉しくなったり懐かしくなるものだと筆者は思います。

時に吟遊詩人とは土地から土地を転々として、どこにいて何をしているのか私たちからはさっぱりなものです。歴史について語っているのか、詩を読んでいるのか。詩人といえどいろいろあるでしょう。
そんな吟遊詩人から詩が届いて。
エモいっすね。(文章放棄)

咳をしても一人。


クレマチス

鉄線(テッセン)風車(カザグルマ)、旅路にキンセツ。

クレマチスの花言葉は「精神の美」「旅人の喜び」「策略」です。 「精神の美」は細いツルなのに大きな花をつけること、「旅人の喜び」は宿の玄関口にクレマチスを置いて旅人をお出迎えしたこと、「策略」は茎に含まれる毒性にそれぞれ由来するようです。
細いツルに大きな花をつけるその様子を巷では「ツル性植物の女王」と呼ぶとか。詩人ちゃん王様概念!?あー子のかーいーキングダムと双璧なしちゃう感じ!?!?

旅人、吟遊詩人的要素については上の通りですが、精神の美の点については「詩人はウソを吟じはしない」ことが挙がると思います。
今この文を読み「ホントに?宇宙の始まりをみた話は?11巻おまけは?」などを思った読者様は正しいです。ただそれらは年頃の強がりのようなものや友人間で見られるノリのようなもので、ウソではあるものの私が言いたいウソとは違うのです。

ではその私が言いたいウソとは何かというと、それは「他人を騙す・他人に迷惑をかける悪質なデマ」のことを指します。詩人はこれらのことを吟じません。事実に完全に反することや自分以外の誰かについてのウソ、その手のマジもんのウソはつかないのです。
なんなら詩人と対するようなツンデレトリオにとって最大の難関である、「自分の思い」はひた隠しにせずしっかり相手に伝えるタイプでもあります。第111話なんかがわかりやすい例になりますね。あそこ大好き。

言い方や態度こそペテン師のそれなだけで、自分の思いを素直に伝えようとするその姿勢は実に美しく詩人の良さかなぁと。



策略?封印されし邪眼の力を…


・芽衣を大好きな妹メイド 女井戸妹

マーガレット

木春菊(モクシュンギク)、「マーガレット」自体の由来はギリシャ語の「真珠」なんだとか。

マーガレットの花言葉は「恋占い」「心に秘めた愛」。ヨーロッパでの恋占いに昔からマーガレットが使われてきたことが由来のようです。好き。好き。好き。嫌い!!!!先述した女神アルテミスに捧げられた花として「誠実」「安らぎ」の象徴として扱われることもあります。

この案をいただいたときに「白色のマーガレット」といただいたのですが、白色のマーガレットには「心に秘めた愛」「誠実」「信頼」などの花言葉があるようです。
誠実などの点は芽衣さんに近いようですが、「心に秘めた愛」という点は第114話に見られるような妹のみの持つ爆発的なデレ感情を感じさせます。普段のお姉さまLOVEの思いは心に秘めず前に前に出していますが、恋太郎への思いは心に秘めてツンとした態度をとる、という点が表れていていいと思います。

個人的にはちょうど花占いを楽しむようなお年頃なのもいいなと。何歳になっても花占いは楽しめるものだとも思いますが、一番青春していて恋に焦がれる時期ってのはやっぱり16歳ごろだと思うのです。このnote編集時にリアタイで高校生活を生きる筆者には思う節があれやこれやとあるのです。100カノ時空の歪み的に妹はまだ15歳っぽいけど。


・煩悩に正直な倫理の先生 盆能寺百八

ハイビスカス

仏桑花(ブッソウゲ)、仏と煩悩・「盆」能「寺」ってなんかいいね。

ハイビスカスの花言葉は「新しい恋」「勇気ある行動」「信頼」など。次々に花を咲かせるその生態や、生息地の暑さや悪天候に負けないその丈夫さが由来のようです。生息地と言えばハイビスカスは沖縄や南国ハワイなど亜熱帯~ぐらいの気候になります。ですから台風や大雨にに耐えれるようになっていないとダメなんですね。

どの花言葉も花自体のおちゃらけた感じも百八先生とマッチしていてなかなかドンピシャリなお花なのではないかと思います。ハイビスカスのビビッドな赤色やピンク色を放つその姿は大胆な印象を与えてくれますね。

「台風や大雨に耐えれる」という点で解釈するなら人生経験の点でしょうか。性格故に明日の食すら危うい生活を生き抜いてきたその力、直接的に引用するなら「冬の水浴びはな…ありゃあどえらいもんだった…手軽に生命の危機を感じられるぜ」という点とマッチするかと。


モモ

桃、御酒草(ミキグサ)は桃の花を三月三日酒に浸して用いることから生まれた「女房詞」だとか

モモの花言葉は「チャーミング」「気立ての良さ」「私はあなたのとりこ」など。 とても多く実をつけることから多産の象徴、女性への敬意の象徴とモモが言われることに由来するようです。強い生命力の象徴としても見られていて、「桃太郎」がモモからパッカーンしてくるのもこの点に由来しているとか。

作中第110話にて桃の花の酒を飲んでいるためモモの花の匂いがすることが明らかになっている通り、モモと百八先生はそのまま直結していますね。
実際良い香りがするのかなと調べると「モモの花」はそうでもないようで。香気成分がないこともないようですがその香りは弱く、モモの香り!と言えるのはモモの実の方なようで…

まぁ食品衛生やら加工のド素人がとやかく言えたもんじゃないですね。きっと娘想いの盆能寺家、盆能寺酒屋のことなので上手いことフレグランス辺りをこう…なんか科学的なアレで。アレなんですよきっと。そう思った方が楽しいし。

百八先生の性欲だとか結婚適齢期とかそんな話はここでするにはまだ早いであろう話なのでご想像にお任せします。思い出した頃にお酒のツマミにでもしましょう。


・バイオレニスト 灰尾凛

ヒガンバナ

彼岸花、曼珠沙華(マンジュシャゲ)死人花(シビトバナ)地獄花(ジゴクバナ)、うわーーっ!

ヒガンバナの花言葉は「悲しき思い出」「あきらめ」「情熱」。墓地で見られることが多いため自然と花言葉もしんみりとしたものになっているようです。墓地にて誰かのことを思い、在りし日の情熱に浸る…そんな感じにも捉えられるのかもしれません。
最近話題になりました「リコリス」は赤色以外のヒガンバナを指します。白色の「また会う日を楽しみに」黄色の「陽気」「元気な心」はまた違ったイメージを持たせますね。

パッと思いつくのはバイオレンスの要素。
バイオレンスは「暴力」「乱暴」のような意味を持ちます。バイオレンスな戦い、血みどろ殴り合いの末両者息絶える…永遠の別れ…と考えるとなんとバイオレンスを内包した花なのでしょうか。
ただなんかこれだとなんか任侠もののようになって花の持つ繊細さが失われているような…。

花言葉も大事ですが、この場合見た目の点がやはり重要に思えます。赤のヒガンバナは凛ちゃんの持つ雰囲気、髪の毛や目に見られる赤色ともマッチしています。
赤色は人に危険性を想起させたり情熱を想起させる色になります。そしてなにより血の赤でもありますね。こう考えると、リボンや制服で清潔な身なりを出しつつ、内包するバイオレンスは髪の毛と目の色に現る赤に示されるのがなんともナイスデザイン。凛ちゃん自身の持つ赤は控えめなので、赤白黄それぞれのヒガンバナの強めの色とのコントラストも映えるでしょう。

ちなみに彼岸花はリコリンという毒を持ちます。触って即毒にやられる…ということはないものの、口にするとアウトみたいです。バイオレンスわ~。


ラフレシア

キレイハナでないことにまた価値があるはず。

ラフレシアの花言葉は「夢現」など。ゆめうつつ、夢か現実かはっきりしないような状態のことを指す言葉です。他の花から一線を越えているような存在であるラフレシアにぴったりであるとともに、凛ちゃんの求めるバイオレンスの世界を夢現な世界ととらえることもできるでしょう。プレイ動画をかじる程度にしかバイオハザードのことは知りませんが、「夢なら覚めてくれ!!」「これは現実じゃねぇ…」みたいなこと言うキャラもいるのではないでしょうか。

ラフレシアはその見た目や存在感もバイオレンスなものですが、そのにおいもまた「動物の死骸が腐ったにおい」と形容されるような癖の強いもののようです。そのにおいの目的はハエを呼び込み受粉の手伝いをさせるためだとか。

なおここでは本物の写真がなかなか人を選ぶものと判断したのでイラストACのものを載せています。そもそ写真も少なかったですし。

本物を検索する際は覚悟の方をオススメします。


・数に恋する少女 一二三数

センニチコウ

写真は黄花千日紅(キバナセンニチコウ)、吹けよ 風! 呼べよ すなあらし!!

センニチコウの花言葉は「永遠の愛」「色褪せぬ恋」など。「永遠」は開花期間の長さに由来していて、同様の理由で名前も「千日紅」となっています。また、「色褪せぬ」はドライフラワーにしてもその彩色が落ちないことに由来します。数の数字への愛も不滅のものでしょう。
ちなみにセンニチコウの選者は筆者です。ですが「千日」という数字要素には選んでから気づいたもので、元は「ガーベラに合う花」と検索して出てきたものをそのまま採用しただけなのです。
なんでガーベラって???ご冗談はおよし。


マンリョウ

万両、千両(センリョウ)なんてのも別種にあるみたい。

マンリョウの花言葉は「寿ぎ(ことほぎ)」「財産」「徳のある人」など。その実を赤くたわわに実らせる様子が、豊かさの象徴・縁起物として見られたことに由来するようです。お正月の飾りつけなんかで見たことがあるのではないでしょうか。また、その実は葉の下に実ることから「陰徳」なんかにもつながるようです。

さて、数がお嬢様とは考えにくければ、万物に対してボランティア精神旺盛な神々しい心の持ち主…ともさすがに解釈しにくいのですが…一二三数とマンリョウですか…ないことでっちあげるのは肯定の質を落とすので避けたいのです。

うーん…



あっそうだ、webオンリーの店舗外観の設定まだ決めてなかった。
作品制作も大事だけど他のところにも手を回さないといけないな。
はんどれさんのとこからダウンロードしてみよっかな。

お花の蜜のいろんな風景があればカラオケの変人なんかもあってすごいなぁ。
おぉ、これは神社じゃないか。縁起がいいね。


・・・ん?

縁起の良いモノっていっぱいあるね。
数とかでも。
それこそその…
一二三とか。

一二三とか。

一二三とか。


はい、ということで数とマンリョウで解釈するなら「縁起」がキーフレーズになってきます。「一二三」の縁起の良さと重ねるのです。


なんで「一二三」が縁起がいいって前提で進んでんの…?


皆様は「ひふみ祝詞」というものをご存じでしょうか。筆者はお恥ずかしながら今回初めて知りました。
古くから日本には「ひふみよいむなやこと…」→「一二三四五六七八九十…」と続いていく言葉があるようで。
とある解釈では「ひ・ふ・み」→「火・風・水」としてお祓いの基本的な力としていたり、またとある解釈では宇宙の広がりについて説いていると捉えたり…様々な思想信条の下解釈が行われているのですが、大体の解釈では神秘の力やお祓い・浄化力の話と捉えられています。

要は「一二三」ってお祓いの象徴みたいなもんだから縁起がいいんだねーとわかればOKです。


話を元に戻しますが、そうした縁起の良さで数(すう)とマンリョウをつなげることができるということです。そんな気難しく捉えずともマンリョウの実の数を数える数(すう)とか、お正月に縁起物としてマンリョウを持った数がなんとなくいいね!って感じでいいと思います。


ここまでこの意地でも関連付けて全肯定してやるぞって文章を読んでいただき筆者としては感無量なのですが、あくまで考察は面白さを高めてくれるものであり、フィーリングでなんとなく似合ってるからいいな!!という思いにはどうにも敵いません。似合ってるけどなんの親和性もないからダメだなーなんてことはないのです。
誰にマンリョウを絡めてもよければ、ゲッカビジンと育を重ねて新しい「美」を開拓しようとするのもアリで、なんの制約も枷もそこにはないのです。無限の可能性だけがそこにあるはずです。
なんなら筆者がこの調子で親和性を見出してもっと面白くしてやろうじゃないですかってものです。

心が置き去りにならないような、楽しい二次創作活動を心がけられたならそれだけでもう素晴らしいものになっていると思います。


・武闘派大学生のお姉さん 火保エイラ

サルビア

緋衣草(ヒゴロモソウ)、「緋」使うのすっげーかっこいーな

サルビアの花言葉は「知恵」「家族愛」など。まず家族愛の点は一本の茎に多くの花・実をつけるその様子が由来しているようです。知恵の由来の前に一つ、赤色のサルビアは「燃ゆる想い」というギリシャ神話に由来する花言葉を持つ話から。

セージという女の小さき妖精はある日人間の男と出くわしてしまいました。
男はセージに一目惚れしてなんと求婚。
しかし妖精には「人間に恋をすると、命を落とす」という掟があり、セージには求婚を受け入れることは…

人目を避けひっそりと生きてきた妖精のセージにとってその求婚は嬉しいものでした。ここでセージはなんと掟を破ることを決意し男性の思いに答えることにしたのです。

そうは問屋が卸さない。
セージが男性の手のひらに乗った瞬間、掟が牙をむきセージは死を迎えます。
しかしその顔は安らぎに満ちたもので、確かな幸せがそこにはあったようです。

しばらくして2人が出会った池のほとりには鮮やかな花が咲き始めそれには「セージ」と名付けられたとさ。

サルビアのことを英語で「sage」、セージと呼びます。このsageに「知恵」といった意味があることが花言葉の由来のようです。すごいね。


…なんの話だっけこれ???


話を戻します(?)
エイラさんとサルビアの花の親和性ですが、シンプルにその鮮やかな赤の色合いが思わせる生命力・アツさと「燃ゆる思い」の点が言えるでしょう。上記の神話も解釈によっては「大学生と高校生が付き合うというなかなかハードな話」とも捉えられたりするでしょうか。なお89歳。

エイラさん最大のアイデンティティーたる「物理攻撃で倒せない!!」を表現できる花はあるのか、ここは今後の研究ポイントですね。
凛ちゃん・数・エイラさん辺りは話数的に未開の点がまだ多いので今後の展開が待ち遠しいものです。



・おまけ:あとがき(最終更新5月27日)



お疲れさまでした!ここまで読んでいただき誠に嬉しくありがたく思う筆者のあとがきゾーンになります。ここまでで計2万文字超えてます。ぜひおめめに優しくしてあげてください。

皆様はこの「彼女×お花のススメ」にて何かいいお花に出会えたり、新しい知見を得たりすることができたでしょうか。筆者がこのnoteを書いて公開した目的は先述の通り、皆様のすばらしい解釈を共有することなので何かしらの出会いがあったのなら筆者冥利に尽きます。

果たして筆者に選者の皆様の思いが代弁できたのか、何人か明らかに情報の多い少ないがあるのは申し訳なく思います。ただどのお花も魅力のあるもので、彼女との可能性は大いにあるということはこの「超♥全肯定」の名に違わずアピールできたのではないかと思っています。


マンリョウの項にても言及しましたが正直誰とどのお花を絡めてもいいと思います。いいというか「ダメです!!」なんて言える理由があるわけないですし。ただ彼女とお花、やはり相性はあるもので、その相性が重なったときの面白さは本文にて体感していただけたかと思います。
でもってその相性は、ゴリゴリ全肯定スタイルで行けば全部相性がいいと捉えられてしまいます。

そのためぜひ大事にしていただきたいのが感覚、直感です。答えのないモノにおいて、直感に勝るものはたぶんありません。
その直感で捉えたお花を根拠を持って説明したい・自分の思いにケリをつけたい、といったときにこの全肯定本文を思い出してほしいのです。

筆者だけでないと信じたいのですが、創作活動をしているとふと「自分は何をやっているんだ…?」「これで本当にいいのか…?」と思うことはありませんでしょうか。線画のブレなり具体理由があるときもあれど、感覚でなんとなく嫌になるケースが筆者にはあります。
そこから「ヨシ!これでいいんだ!!」と立ち直るまでがなかなか苦痛、自分との戦いになります。

この苦痛を乗り越えるためのマインドが「超♥全肯定」です。線画のブレや明らかな間違いを開き直るのはよくないと思いますが、心と向き合うときには感覚的にこれでいこう!と思った昔の自分を肯定してやった方がいいのだと筆者は思うのです。あっさい人生経験ですが、急場しのぎで何かしらを変えると痛い目を見てきたことは結構あるので最初の熟慮は大事なのだと思います。



はい。



いい締めが思いつきません。怪文書テーマパークに出口なんてないのだ。


最後になりますが、改めましてお花案を募集するツイートへの反応・拡散誠にありがとうございました。

また、webオンリーの場を借りてこのnoteを発表させていただき、webオンリーの主催様やサークル参加にあたり手助けしてくださった方々にも感謝の意を表したいと思います。

写真ACGreenSnap、そのほかさまざまなサイトにもお世話になりました。ありがとうございました。

そしてこの怪文書テーマパークをここまで走り抜いた読者様、これからもよろしくお願いします。


ちなみに…完走した感想いただけると嬉しいなー…って思ったりします。Twitterでも稼働しているか怪しいマシュマロでも書き込みボードでも、随時受け付けていますので思うところがあれば…
なんなら新規のお花案も受け付けます!!ゲッカビジンを美々美先輩で解釈してみてよ、みたいなのもヨシ、完全新規の案もヨシ、随時更新していくつもりです。


webオンリー、楽しむぞ~ッ!!!!
















≪ WARNING!! WARNING!! ≫

以下筆者の思想・主張が上以上にか~な~り強くなります。webオンリーというお祭りに出すにはあまりにも楽しくないふさわしくない文章なので全然読み飛ばしていただいて構いません。というかぜひぜひ飛ばしてください。













読むの…?やめとかん…?










やめよ?










本当に後悔しませんね????










まぁここで止めてもアナタは行くんでしょうがね…











・誕生花について

ここまで読もうと思ってくださるほど100カノへの思いが強いかお花への思いが強いかの読者様ならお気づきになられたかもしれませんが、このnoteでは「誕生花」を取り扱っていません。誕生花が1つもない、というわけでなく案としていただいたものの中にあったので使ったものもありましたが「誕生花」だからという表記は一切していません。 思うに誕生花というものは強すぎて面白くないのです。
その日の花はこれって決まってんだからこれ、というのを出されたらそりゃそうだねおしまいチャンチャン、なのです。それよりも各々の持つ彼女たちへの考えを自由に花に結び付けて、この花はこの子の方が似合ってるんじゃないかとかいやそれよりもこうだ、と議論する方が明らか面白いと思うのです。

もうここは見る人ぞ見る筆者のあとがきなので好きなこと言っちゃいますがポケモンにザシアンっているじゃないですか。コンセプトとかストーリー中での活躍はさておき、ポケモンバトルをするゲームとして見たときにザシアンをどうしても好きになれなくて。簡単に書くなら全方向においてめちゃくちゃ強いぶっ壊れキャラって感じのやつです。

このザシアンを好きになれない感情には「これならこれ」、ザシアンにおいては「パッケージを飾るんだからザシアンが最強でないとダメ」(なおザマゼンタ)に対する反発があります。どうせなら突飛抜けたことをしてやりたいとそんなことばかり考えているのです。 お花においてもこれが適用され、「誕生日なら誕生花」という価値観におもいっきり反発したくなっちゃってるのです。上のように議論がなんたらかんたら理由付けこそしましたが要するに筆者のワガママ。

また、ザシアンが好きじゃないというよりマイナーポケモンを輝かせてアッと驚かせてやりたいという感情の方が大きいとも言えます。強いポケモン使ってブイブイ言わせるのも楽しいのですが、どうせならメガスピアーの火力でビックリさせたいなぁとかドラミドロでトリッキーにやってみせたいなぁといって思いの方が大きいのです。

お花においてこれが適用されているかはわかりませんが(そもそも何がメジャーで何がマイナーかわからないので)、誕生花もなんにも知識のない筆者の頭だからこそここまで執筆できたのだとは思います。誕生花とそれ以外を意識して書いていたならたぶんつまんなくなるか文量の差が今以上に大きくなってたと思います。

1つだけ誕生花は把握しているのですが他は何一切知りません。筆者としては「誕生花」の色眼鏡なしでとりあえずここまで書けたので特になんとも思いません。今後も調べることはないと思います。
とはいえ誕生花だからこの花がいいと思います!と提供していただいた案には誠心誠意応えるつもりですし、色眼鏡で書かないことを意識しつつ誕生花の話はナシで書くつもりです。意識しないことを考えてる時点でバリバリ意識しちゃってるんだけどね。



思想・主張ゾーン終わり!!ホントのホントにおしまい!!!!
ボンボヤージュ!!!!

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