102冊目:新規事業成功バイブル
Part1.新規事業の基礎知識
[1]世の中の課題を解決する価値提供こそ新規事業の源泉となる。
[2]新規事業は投資案件であり、売上を増大させるか費用を減少させるか
に投資する。
[3]利益とは投資のための重要な源泉である。
[4]モノやサービスは陳腐化する。だからこそ新規事業により新規制のある
モノやサービスを創り続ける必要がある。
[5]イノベーションとは「今まで結びつきのなかった要素同士が結合し、
価値を生み出すこと、そしてそれが経済を回すこと」である。
[6]新結合のトレーニングをし、新結合の視点や能力を養うことが
重要である。
[7]イノベーションにはインベンション(発明)→インキュベーション
(孵化)→イノベーション(創新)の道がある。
[8]新規事業は全社の経営戦略の配下にあり、戦略に準拠する必要がある。
[9]自社の「新規事業の定義」を事前に理解しておくこと。
Part2.新規アイデアを考える
[1]新アイデアには「やりたいこと」「できること」「世の中のためになる
こと」が含まれていることが望ましい。
[2]アイデアには「6W2H」を明確に策定すること。
[3]アイデアには「新製品」と「新ビジネスプラットフォーム」がある。
[4]発想に詰まったら「マトリックス発想法」や「チェックリスト発想法」
などで新しい気づきを得る。
[5]大企業、中小企業の特徴を考えた戦略的思考でアイデアを考える。
[6]アイデアが顧客ニーズ志向か技術シーズ志向かを知っておくこと。
[7]新規事業には「型」があり、それぞれの型で新規事業の難易度が異なる。
[8]アイデアには「メガトレンド」と「コアコンピタンス」を組み込む。
[9]プレ市場調査を実施し、アイデアの時点で現実に直面し
市場の反応を見ること。今後に有用な情報を積極的に得ること。
Part3.新規アイデアのバランスを見る
[1]ビジネスモデルを策定する際、まず世の中の課題を解決する「価値」
を定義する
[2]その価値をどういった「顧客」に提供するかを明確にする
[3]「価値」と「顧客」を結びつける適切な「顧客との関係」「チャネル」
を定義する
[4]「価値」を生む出すための「キーアクティビティ」「キーリソース」
「キーパートナー」を導く
[5]これらの活動における適切な対価のいただき方、費用の支払いを導き出す
[6]これらのすべての要素のバランスを見直し、「筋が通る」ようにし、
特定の期間で収入が費用を上回り利益が創出できるようビジネスモデル
を最適化する
[7]本格的な市場調査をし、仮説と現実のギャップを把握し、
ビジネスモデルを現実的にしていく
[8]必要に応じて、戦略的分析やマーケティング的分析を経て、
ビジネスモデルを最適化していく
Part4.事業計画書を作る
[1]決裁者がビジネスプランを見るポイントを押さえて事業計画書を作成する
[2]事業計画書とは3〜5年間の新規事業の概要、事業方針、事業内容、
事業環境、事業展開戦略、財務計画などを文書、数値、図表などで
策定した資料を指す
[3]事業計画書は決裁者だけでなく、自チームや外部利害関係者など、
自分達と自分達を取り巻くあらゆる方々と関係する書類である
[4]事業計画書は組織や外部利害関係者によってフォーマットや求められる
項目、情報が異なり、だからこそ「マスター事業計画書」を作成すること
[5]事業計画書では新規事業の6W2Hが明示され、更にそれがMECEである
ことが望ましい。事業計画書に一発合格はほぼない。
しかし、決裁者からの修正・追加・削除などのフィードバックが次に
GOサインをもらえるチャンスの要素となる。
[6]プレゼンが新規事業の採否に影響することも。相手の立場に立った説得の
ストーリーをもとに適切なプレゼンが重要となる。
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