レゾンデートルのみかの描写にまだグチグチ言うし言える

 レゾンデートルのみかの描写に好意的な人のほとんどは隣に七夕祭のスクショをペタペタしてるイメージあるんですけどそういうフォーマットでもあるんですか?

私はむしろ七夕祭のみかはもういなくなったと思っていました。アイドルであることも、影片みかであることにも頓着せず、斎宮宗を輝かせるための舞台の装置の一部、Valkyrieの徹底的な脇役であることを望んでいたみかは、返礼祭でいなくなったのだと、そう信じていました。

影片みかでなければ、昔の自分のように苦しんでいる子どもを救うことはできない。恵まれなかった子どもを救うことはできないんですよ。いくら宗が天才的な芸術家であったとしても、宗の目的は人を救うことではなくて、自分の好きなものを世界中に見せびらかしたい、自分という存在を世界に知らしめたいということで、その姿勢に勝手に救われるみかのような存在がいたとしても、宗が芸術家として活動する主な理由に人を救うことがないから。

みかがまだ宗に比べて実力不足なことも、荒削りなこともそんなのわざわざ描写されなくたって分かっているし、むしろそんなに簡単にずっと努力している宗に並び立ってほしくない。それでも、彼らは対等な関係であると思っていました。そうなれると信じていました。でも、多分メインライターにとっても、レゾンデートルを絶賛している多くの人にとってもそんなことはなくて。みかはいつまでもみかだけの物語を歩むことはできない、許されないんだなって思いました。穿った見方でごめんなさい。

宗のことは好きだし、みかが宗を敬愛して師と呼ぶことに不満を抱いたことはありません。ありませんでした。だけどきっと、そういう上下関係のみが二人には求められていて、だからこそ、みかは七夕祭の頃のままとしか見られないし、積み重ねてきたズ!!の三年間を踏み躙られても七夕祭スクショペタペタで「でもみかって元々『そういう』キャラだったでしょ?」と言われておしまい。

みかは成長しているのに。成長していたはずだったのに。不器用でも、未完成でも、みかが作り上げる芸術を見たかった。でもそういうの、全部全部宗に合わせているだけで、みかはやりたくもなかったのだとしたら、本当に今までの三年間は何だったんだんですか。みんな、みかが必死に悩んで苦しんでもがいて、それでも自分だけの芸術を掴もうとしている三年間を何だと思っていたんですか。

一年目はメインライターもそう書いてくれていたのに。まだ駆け出しで、宗と違って本来の自分らしさが世間に受け入れられないみかが自分と世間のイメージのギャップに苦しんで、それを宗が支えて……そんな二人が書けていたのに。対等な二人が書けていたのに、クライマックスでみかはどこまでも宗のための存在でしかなくて、そんな二人しか求められていないことをまざまざと思い知らされました。

吸血鬼と墓穴は触れてない人もいた。スタライでValkyrieの枠を潰して出てきた旧Valkyrieには怒っている人も何人も見た。それなのに、どうしてレゾンデートルのみかの描写に怒っている人は誰もいないんですか。

共感できる声がないのが一番辛いかもしれない。レゾンデートルで検索すれば出てくるのは腐女子が推しカプ公式してるツイートだけで、そうじゃなくてもストを絶賛するツイートだけだった。なんか、そういうのが積み重なって、未だに夏ごろのストーリーに怒っているのも馬鹿馬鹿しくなってしまって、ツイートもしなくなって、結局noteに書き殴るしかないんですよね……

誤字脱字あったらすみません。ご愛嬌です。

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