心動かされた本
今回は私が心が動かされた本について紹介します!!
私の好きな本は「老人と海」という本です。私がこの本を読んだきっかけは学校の課題図書の中の一つでありただ適当に選んだだけでした。だが私はこの本を読み進めるうちに一人の人間の強い「信念」と「執念」に心を動かされていました。
今から紹介する本は、アーネスト・ヘミングウェイ著作『老人と海』(チャールズ・スクリブナーズ・サンズ、1952年)という海洋小説です。私の感想は冒頭で述べたように「信念」と「執念」に心を動かされたことです。なぜ私がこのように感じたかというと、主人公の老人は周りとは一緒に行動せずたった一人で船旅に出ることを決意し、様々な試練や困難が訪れながらも乗り越えている。私は一人で物事を決めるのではなくいつも周りに助けてもらってばかりだからこそ、この本を読んで少し意味は違うが「自立したい。」そう思えるようになっていきました。
この作品は一人の老人が孤独な船旅に出て壮絶な試練に立ち向いながらも自分の執念と信念そして闘志を持ち続ける姿勢が書かれています。彼の船旅中の独り言や感情的になってしまう所、単純なストーリーではあるが老人の困難に立ち向かってく姿が読者に何らかの希望や勇気を与える一冊となっています。ヘミングウェイの本として特徴的である、直接的でまっすぐに気持ちが伝わる文体の文章表現になっており、分かりやすく読みやすいのも特徴です。
私がお勧めしたい頁は次の部分です。「また声に出た。「あの子がいてくれりゃ」でも、あの子はいないんだ、と老人は思った。ここにはおまえしかいない。」54頁 5.6行目 普段弱音をあまりはかない老人が口にした言葉で少年と一緒に漁をしていたことを思い出し切ない弱音をこぼす場面。そして弱音を吐いたと思ったらすぐに自分を励まして自分自身を奮い立たせる。この場面で老人の複雑な心情があらわされ、いかに孤独な闘いを乗り越えているかを感じさせる一言です。
私がこの本を読んでみての感想はいくつもの「信念」「執念」が感じられたことと、老人が困難を乗り越えていく姿に心を動かされたことですが、さらに考えると、この本が読者に対して持つ客観的な価値はこの本を読む人々にとって様々なことを考えさせられる本だなと感じました。そのためこの本をみなさんに推薦したいと思いました!!
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