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コミックマーケット103/振り返りと反省


冬コミお疲れ様でした。多くの方にいらしてくださり、大変感謝しております。

今回はコミケがどんな感じだったか、反省点、これからの方向性…などを書いてみようと思います。


①入場・宅配搬入

今回約10年ぶりに宅配搬入を利用しました。
オンライン申し込みになってから初めての利用です
(印刷所から直接搬入は利用していた)

イギリス本(88ページ)が分厚いので、避けて通れない道でした…。

宅配荷物が引きとれないと思うと怖くて
サークル入場が始まる8時に合わせて5時台に自宅を出発。

宅配は何も問題なく受け取る事ができ、
準備も滞りなく終わり、
時間を持て余しましたが、
近隣のお知り合いサークルさんとゆっくり話せたのは良かったです。

反省点はなし。
次もこんな感じでクリアしたい。

②搬入数

閉会1時間前くらいに「残部、今日の私の読みは完璧だった…という感じの残り具合」とツイートするレベルで、
どの本も閉会時には残部1桁、
一番出ると踏んでいたイギリス本が閉会15分前に完売するという絶妙さ具合でした。

とはいえ、イギリス本は、書店委託している在庫以外、全弾投入した感じでした。

8月のコミケ、12月のコミティアで思い知ったのですが、弊サークルスペースの場合

イギリス本が完売する→イギリス本を告知しているポスターを下ろすことになる

私のスペースは現在、
このポスター(地獄のイギリス旅行の字面)だけで人を呼び寄せているところがあります…。_(:3 」∠)_

このポスターを下げないためにも、大量在庫を持ち帰る覚悟で「絶対完売にしない状況」を作る必要があった。

今後も多めに搬入したいと思います。

※ちなみに新刊のバリ島本よりも既刊のイギリス本が出ました。
これも予想通り。

③コミケの景気

12月の途中から、コミケはもしかして、うちに限らず全体的にいつもより頒布数あがるんじゃないかなと思っていた。
そして1日目が終わったあたりでよりその考えはより確信に近づいた。

流れとしては

コロナから完全に解禁した。
Z世代の今年の一文字が「楽」だった。
12月中旬に、赤ブーイベントが大盛況だった。

その上で、コミケ衰退論なんてものが流れた。

別の即売会は大盛り上がりだったぜ!
(景気につられる)
(赤ブーには参加できないけど俺たちにはコミケがあるぜ)

からの

コミケ衰退論
(そんなことないもん)
(コミケだって盛り上がるもん!)

そしてやっぱり1日目も大盛況っぽい

こうなると日本人は集団心理が働く民族
2日目も大丈夫だろうと、思いました。

大手さんやバズったサークルさんのように「飛ぶように売れる!」までではないけど、
地味に、底上げされるんじゃないかなと思っていた。
結果、そんな感じだった。

コミケ景気。…コミケだけの景気?

これが他のイベントでも同じ現象が起きるか、
…は、そうとも言えない。
12月の騒ぎ、コミケと赤ブーの比較が多かったので、
たまに話題にあがったコミティアは若干の影響があるかもしれないが、
他も同様に、とは言い切れないのではないかとも思います。

ただ、他のイベントにも影響出るとしたら、Z世代の「楽」現象が関係してくるかもしれないですね。
(※これは余談になるので最後に置いときます。興味ある人だけどうぞ)

④誕生日席

夏コミに続いて、今回も誕生日席をいただけました。ラッキー。

誕生日席でも前回と今回で違ったのは、誕生日席の位置。

前回(C102)はここ↓

今回(C103)はここ↓

一口に「誕生日席」と言っても、分かりやすい違いが現れました。

前述通り、結構目立つポスターを貼っている弊サークル。
「このポスターに引き寄せられて皆さん来てくださるという前提」で話します。

シャッター通りの誕生日席だと、
シャッター大手に並んでいる人たちの目に留まり、
お目当ての本をゲットしたその足で
「列から見えたので気になってきました」と来てくれた。

今回の誕生日席は大手列の途中待機所だったんですが、
もちろんその場で列を外れて買うことなど不可能。
そして、しばらく待機したら、そのままシャッター列に誘導されます。

もしここで気になってくれたとしても、壁から中央配置誕席まで距離ロスしてゲットしに来てはくれない。

そういう差がありました。

とはいえ、大手でもないうちが二回連続で誕生日席になれただけ、本当に感謝なのです。
ありがとうございました。

⑤反省点

これは私の知能の問題なのですが。

①本当に繰り上がりの計算ができない…

既刊も含めて多く買ってくださった方がいらっしゃると途端に思考が停止する。
「〇〇円です」ってすぐに言えず、もたもたもたもたしてしまう。
本当に申し訳ないです…。

次の本は頑張って500円にしたいです(※他の本が500円じゃないからあまり意味がない)(部数たくさん刷れるかな?)

②これはサークルの問題じゃないのですが。
前日充分に眠ってないとか色々ありまして。

声かけてくださった方のお顔とお名前が一致しない症状が、いつもよりひどかったです!!!!orz

多分複数名「え、この人私のことわかってないの?数回会ってるのに??」ってなったと思います。
貴方だけではありません。
貴方だけではありません。

お顔とお名前を一致させるまでの回路が完全にバカになってた。

7割方、反応が遅れました!!!別れ際に「あっ、〇〇さんだった…!(でも今更言えない…!)」ってなった人が多かった事を陳謝いたします…!!
本当に申し訳ございませんでした!!!!!!!

でもこれ、直せる自信があまりにもなくて…
人生ここまで来てしまった…あばばばば
(衣装とカツラがない状態だと、好きな舞台俳優でさえ、半年くらい誰か認識できなかったというレベルこの機能がバカです)

⑤次のコミケは

正直、多く頒布するという一点の目的だったら、このままイギリスの人気にあやかりたいところなのですが、
イギリスガチ勢でもない私がいつまでもイギリススペースに居座っているわけにもいかない…

次の夏コミは、予定通り4月に台湾行けていたら、台湾旅行記を出す予定なので、
台湾スペースで取ろうと思います。
(※その前に旅のトラブル漫画本でバリ島のvs猿戦を書く予定)

となると、背後にでっかくそびえ立たせていたイギリスポスターを置くわけにはいかない
(サイズ縮小で机の上に移動しようかなと考えてはいる)

「インパクトのあるポスターで人を呼ぶ」だけのサークルから、逸脱しないといけないなと思っています。

その為には、日ごろからSNSで漫画上げたり、写真あげたりしたいです。
今年の目標はそれ。

人気者のイギリスくんに頼らずとも、人に興味が持ってもらえるサークルになれるよう頑張ろう。

とはいえ、イギリス旅行記は再販するし、ポスター(小)の力も借ります。。。
そんな、いきなりは無理やて。

また夏コミで。(その前にコミティアか)


⑥おまけ。Z世代の「楽」

2023年、Z世代の漢字一文字が「楽」だったらしい。

同世代の友人と話していた。
我々氷河期の世代からすると、2023年の一文字が「楽」というのはピンとこなかった。
でも、Z世代の多くは、学生、もしくは、学生から新社会人になったばかりの子。さらに新社会人。

コロナになって、友人と遊ぶ、カフェでご飯する、居酒屋行く、お出かけする。
パリピな楽しみができなかった。

学生から新社会人になった子たちはようやく「自分で稼いだお金を自由に使える年」でもあったのかもしれない。

我々は増税苦しい先を見通せないと嘆いているけど、
そんなのをふきとばすくらい、「自分で稼いだ(自分でなんとか貯めた)お金を自由に使える喜び」は
大きかったのかもしれないな、なんて思いました。

なので、欧米諸国で起きてる「コロナ明け需要」が、Z世代には来ているのかもしれない。
…来ていた?のかもしれない。

これからも続くかは…不明。


せんでん。
2023年冬コミの新刊としてバリ島旅行記を発行いたしました。
良かったら読んでね。

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