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27漬物・6(品質表示とJAN)

上気画像は、私の作品で、自慢の品で、切り賀茂茄子浅漬である。
この商品には、品質表示に関しては、その表示を減らす事を目的として、
削除すべき漬け原材料の使用を中止したのであるが、どうしても品質を維持する為には、化学物質を使用せざるを得なかった。なす皮の色の保持と品質保護、果肉の変色と変質防止を目的で使用した。しかし、使用添加物に関しては、消費者の判断に任せる決意して、添加物は、漬け原材料の表示内容を明確に示した。←原材料 賀茂茄子(京都産)・漬け原材料【食塩、砂糖】 醸造酢(小麦由来原料含む)、調味料(アミノ酸等)、ワインフレバー、酸化防止剤(V・C)、ミョウバン。
手に取ろうとする商品を、消費者の方々にどのような原料を用いて、どのような材料で作られたかを明示して、食品の安全と安心を消費者の方々に担保する為に、法律に従って、最低限の表示をする義務が有る。
特に、私が記述したい項目は、以下の記述で明記をするが、その中でも、アレルギー物質を使用しているかしないか?が明瞭に表示している事が、最重要であると思っている。下手をすれば、食中毒より厳しい、アレルギー発作により、生命の危険さえ生じさせる恐れが有るからだ。

《品質表記》
○品名
漬物に限った記述をするが、【塩漬・醤油漬・ぬか漬・麹漬・粕漬等・・】
原材料を主にどのよう作業を用いて製造を行い、完成までに至ったかを示すもので、商品名の表記では無い事に注意が必要である。
○原材料
漬物に限った記述をするが、原材料野菜に何を使用して加工しているのかを示すものである。
この項では、原材料野菜の産地を明記する必要が有る。
○漬け原材料
漬物に限った記述をするが、原材料野菜をどのような材料を使用して加工したのかを示すものである。
○原料原産地
原料の原産地の国名の表記が必要である。
○アレルギー表記
原材料・漬け原材料に、法律で表記義務が有るアレルギー物質が含まれているか、又は、アレルギー物質が製造過程で混入が予測される場合や少しでも混入の可能性が有る場合に表示が必要である。
○内容量
その製品の正味重量である。液量は含まれない。又、入り数での表記も可能である。
○賞味期限と消費期限
賞味期限=製造者や販売者がその製品が適正に保存をされた状態で品質を保証できる期限を示す。
消費期限=製造者や販売者がその製品が適正に保存された状態で消費できる期限を定めたものである。
○保存方法
その食品の適正な保存の方法を記載している。要冷蔵の表示が有れば、加えてその温度帯を表示するのが一般的である。
○製造者(又は、販売者と製造者固有記号)
製造者、又は、販売者の名の表記である。住所・電話番号は必須。

《販売者と固有記号の表記》
製造完成までの工程を外注した場合は、固有記号の表記を事前に届け出が必要で、又、製造者表記を行うのではなく販売者表記と固有記号の表記の両方が必要となる。同じ製造者で複数の工場で同じ製造する場合は、製造所固有記号を明記している乳製品も最近では当たり前になってきた。
これらは、よく見かける表記である。
例えば、販売者・○○食品JPのJPとした部分で、届け出をした外注先を示す記号である。届け出する機関は、販売者の地域保健所で良かったはずと記憶をしている。

割り干し大根たまり漬を外注して販売した事がある。
この商品には、販売者+こゆうき固有記号の表記が必要である。
家族4人の一食分が、この1袋で十分である食べ切り内容量を企画した小袋製品である。
よく売れたのだが・・・。受注種類と単位が小さくて、物流が複雑で発送準備に手間がかかり、
このシリーズの展開は、売り場や消費者には好評であったが、
外注先(宮崎健)から四国・近畿・関東への直送物流は物流コストの上昇を招いた。

《JANコード》
バーコードの事である。数字は13桁で表示されてバーコードの1本ずつの間隔と配列の太さでその数字を表現していて、光学的センサーで読み込ませている。小規模で少量生産だから必要は無いと思われる方々も多いようであるが、自身が製造した食品に対する責任を商品情報として付加し、将来的に拡販を目指す事を計画するのであれば、JANコードの添付は必要である。各製造メーカーに対して、【流通システム開発センター】より製造者番号をあてがわれて、その番号が商品の出所を明確にする。そして何よりも、清算時に於いて売価手打ちの必要が無く、価格に対して適正に清算されて、商品の発注から販売までのデーターに反映されるからだ。バーコード利用申請に付いては、【流通システム開発センター】を検索をしてください。初期費用も、負担にならない金額で利用スタートができます。
ここの記述で、詳しくそのバーコードを説明する事はしないが、13桁のうち、左から7桁が製造者に与えられた番号(私の場合=4513281)でその左2桁(45と49のどちらかが与えられる)は日本国内の事業所を示している。8桁目~12桁目の数字が製造者が任意で付ける事ができる数字。最期13桁目は、チェックデジット数字で正確にコードが読み取られて、使用されているかを確認する数字で、特有の数式によって製造者がその数字を付ける必要がある。←品質表示を印刷するラベルプリンターには、製造者や販売者が、全ての項目をエクセル形式で文字入力すると、そのデーターを取り出して、1枚に記載すべき全てが印刷できて、1枚から熱感印字紙ロールが有る限り連続印刷が可能な機種が販売されている。別途に用途の無いラベル印刷の専用機であるが、私は、サトーラベルプリンターを使用している。もっと高度な機械なら、自動で商品に高速で添付する機能のある機種もあるが、そこまでは・・(笑)。

上気画像は丸美屋の看板商品である【のりたま】の品質表示である。
多くの物質の表記であるが全てが正直であると信じている。
しかし、よく読むと、不思議も発見する。【こしあん】の表記が有る。
「こしあん=何んじゃ~~?【のりたまの怪】だ。」

今回はさらっと、品質表示に付いて記述した。
知識的に少し古い知識で有るかもしれない事を先にお詫び申し上げる。
現状の表記方法に付いては、関係省庁の指標に基づく事を進言します。
消費者の身体安全と健康に関係する事なので、
最重要項目として確実に実践項目である事を強く申し上げたい。

ではまた。今回はここまで。
次回もよろしく。

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