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キングオブコント2023決勝進出者予想

今年もこの季節がやってきた。
秋の風物詩と言ってもよいこの大会は今年で16年目に突入した。
今年はいったいだれがトロフィーを掲げることになるのか。

今回は準決勝進出者それぞれのユニットの情報を簡単にまとめて
自分なりの決勝進出者の予想もしてみたい。

目次

1.準決勝初進出組のまとめ

2.決勝進出組予想

3.KOC今後の日程


1.準決勝初進出組のまとめ
 まずは8月18日(金)に発表された準決勝進出者を紹介する。

 準決勝初進出組はえびしゃ、さすらいラビー、シカゴ実業、シティホテル3号室、ゼンモンキー、ダウ90000、天才ピアニスト、伝書鳩、都トム、レインボー、連合稽古の11組。

①えびしゃ

メンバー:サエキ 大根勇樹 中村シュンスケ
結成:2023年4月
所属:ワタナベエンターテインメント
補足:結成1週間ほどで232組が参加した「ワタナベお笑いNo.1決定戦2023」で決勝に進出している。残念ながらFinal Roundへは進めなかったが、審査員からの票も獲得した実力者。サエキは大学お笑い史上初の3冠(・学生R-1・夏の個人戦・NOROSHI)を獲得した強者。3名とも大学のお笑いサークルに4年間所属していたので実力は十分か。ネタ内容は場面設定がとても分かりやすく、ボケの手数も多く見やすい。まだ結成したてなので今後が楽しみだ。
おすすめ度:★★★☆☆

②さすらいラビー

メンバー:宇野慎太郎 中田和伸
結成:2014年4月
所属:太田プロダクション
補足:2015年~2020年のM-1グランプリでは1~3回戦で敗退していたが、2021年2022年では準々決勝まで進出している。宇野は青山学院大学を中田は一橋大学をそれぞれ卒業している高学歴コンビ。漫才では中田がボケで宇野がツッコミ。コントを見る限りではボケが中田、ツッコミが宇野というわけではなく、2人の掛け合いによってネタが展開されている。内容はとてもしっかりした構成であり、面白さのピークを自ら理解しているクレバーさを感じる。
おすすめ度:★★★★☆

③シカゴ実業

メンバー:中川ひちゃゆき 山本プロ野球
結成:2016年8月
所属:吉本興業
補足:M-1グランプリでは2019年の準々決勝が最高記録。漫才では山本プロ野球がボケで中川ひちゃゆきがツッコミ。面白い雰囲気を醸し出している漫才ばかり。個人的には毎年髪型が変わっているところが面白い。Youtubeにはコントネタが無かったので、どんなコントなのか楽しみだ。
おすすめ度:★★★★☆

④シティホテル3号室

メンバー:亮太 押田
結成:2012年4月
所属:タイタン
補足:亮太が横浜国立大学卒業、押田が明治大学中退のインテリコンビ。ネタからは知性を感じ、高い演技力に定評がある。Youtubeで"関係者”というネタを見たが、今まで見たことない角度のネタであり感心した。また"クレーマー"というネタでは衝撃のラストでかなりぶっとんでいて面白い。2つとも亮太のサイコパスぶりが良かった。
おすすめ度:★★★★★

⑤ゼンモンキー

メンバー:ヤザキ 荻野将太朗 むらまつ
結成:2020年4月
所属:ワタナベエンターテインメント
補足:「ワタナベお笑いNo.1決定戦2021」において結成1年で優勝している実力派トリオ。元々は3人でネタを書いていたそうだが、荻野の書くネタが抜群に面白く、今は1人で書いているそうだ。2022年、2023年でも上記大会の決勝に進んでいる。ネタ中の荻野の演技力は高いとは言えないが、ヤザキとむらまつの演技力の高さ故、その対比がとても良い味を出していて面白い。本人達もその点を理解しているようにも感じられて良い意味で恐ろしい。
おすすめ度:★★★★☆

⑥ダウ90000

メンバー:道上珠妃、上原佑太、飯原僚也、中島百依子、蓮見翔、吉原怜那、忽那文香、園田祥太
結成:2020年
所属:YOU GO sign
補足:蓮見翔がダウ90000の中心人物で、演劇やコントの演出を手がけている。2021年のM-1では準々決勝に進出し、ABCお笑いグランプリでは決勝に進出する若手実力派ユニット。ドラマやラジオに出演するメンバーがいるなど、活動は多岐にわたっている。東京03の飯塚悟志や南海キャンディーズの山里亮太を含め業界関係者からもその実力は認められている。ただ、ちゃきちゃきのお笑い好きからすると少し物足りなさは感じるが、平均年齢24歳という若さなので今後が楽しみだ。
おすすめ度:★★★☆☆

⑦天才ピアニスト

メンバー:竹内知咲 ますみ
結成:2016年5月
所属:吉本興業
補足:2022年における「NHK上方漫才コンテスト」で36年ぶりの女性コンビ優勝を果たす。賞レースにおける優勝は今回が初めて。ますみは上沼恵美子のものまねも得意としており、コントにおいてその演技力がよりリアリティを出している。またツッコミの竹内のワードセンスが素晴らしく非常にバランスの良いコンビと言える。
おすすめ度:★★★☆☆

⑧伝書鳩

メンバー:原園岳斗 山田陸斗 ダダこだま
結成:2021年4月
所属:無所属
補足:基本的にコント師。大学の頃からお笑いをしている3人。地上派のテレビなどのメディアに出ることは今までにほぼ無いようだが、いろいろな大会に出場し、優勝や決勝進出をしており実力は十分か。Youtubeで"漫才"”旅立ち”"人質"のコントを見たが、3人とも役割がはっきりしていて非常に見やすく、ボケの質も悪くない。ただ、笑いのピークがここだというところが分からなかったのでそこが今後の課題か。無所属でここまでしっかりしているのは非常に驚きがあり今後に期待したい。
おすすめ度:★★★☆☆

⑨都トム

メンバー:可児 高木払い
結成:2022年1月
所属:(株)ジンセイプロ
補足:結成2年目にして準々決勝に進出している若手コンビ。1年目のM-1では2回戦進出をしている。Youtubeで"ペンション殺人事件""フェルミ推定""ヒゲダンス"を見たが、ボケは都トムの個性や良さが出ていて良かった。2年目の完成度とは思えないくらい堂々としていた。
おすすめ度:★★★★☆

⑩レインボー

メンバー:ジャンボたかお 池田直人
結成:2016年2月
所属:吉本興業
補足:意外にも準決勝初進出であるレインボー。Youtubeチャンネルでは登録者数103万人と今大人気のコンビだ。主に池田が女役で男女間の恋愛模様やあるあるのようなネタが多く、2人の演技力の高さもあり非常に完成度が高い。たかおが女役をすることや池田が男役することも増えネタの種類も豊富であるので、今回は非常に期待できそうだ。
おすすめ度:★★★★☆

⑪連合稽古

メンバー:あかつ キンボシ めっちゃ ゆんぼだんぷ・カシューナッツ
結成:即席ユニットのため不明
所属:無し
補足:メンバーは主に相撲芸人で構成されており、おそらく相撲のコント一本で勝負しているとみられる。近年Netflixでサンクチュアリという相撲をモチーフしたドラマが人気を呼んだがそれをもとにコントを行うのだろうか。決勝に進めば間違いなく今大会の台風の目となるので楽しみだ。
おすすめ度:未知数

2.決勝進出組予想
 ではここから決勝進出者の予想をしていくが、完全に独断と偏見であるのでご注意を。
今年は初めて聞く組も多く、予想が難しかった。
自分の予想はこれだ。

・かが屋
・コットン
・シティホテル3号室
・ゼンモンキー
・滝音
・男性ブランコ
・ななまがり
・ニッポンの社長
・や団
・レインボー

これを選んだのには1つ基準がある。

それは展開型一発型かというものだ。

展開型とはコントの展開そのものが面白くなっていくというもので、一発型とは1つのボケもしくはツッコミで面白いというものである。
展開型に該当するのは、かが屋 コットン ゼンモンキー        滝音 男性ブランコ ななまがり や団 レインボー
一発型に該当するのが シティホテル3号室 ニッポンの社長 
と考えている。

展開型の中にも強烈なキャラやツッコミなどのプラス要素を加えられるのがコットンきょんのキャラ、滝音サスケのツッコミ、レインボー2人の自由自在なキャラだ。近年の優勝傾向にあるのはこちらの展開型といえる。
昨年のビスケットブラザーズも展開そのものプラスそれぞれのキャラがとてもウケていた。一昨年の空気階段も展開は素晴らしいものであり、キャラもとても最高であった。今年もこっちの型から優勝組が出ると予想している。

ただ自分がお勧めしているのはこちらの一発型だ。
シティホテル3号室はあまりメディア出演が他に比べて多いとは言えないが、亮太の演技力が非常に高く、サイコパスキャラがとてもよく似合っている。"関係者"や"クレーマー"というネタがYoutubeにあがっているのでぜひ見てもらいたい。
またニッポンの社長は昨年の準決勝のネタはお客さんに一番ウケていた様子が見受けられた。自分は今回残ったメンバーでは1番好きだ。
優勝する可能性は低いかもしれないが、その場の雰囲気やネタ順の流れにうまく合えば優勝もあり得ると思っている。

昨年決勝進出したクロコップやロングコートダディもかなり悩んだが、今年は実力がある組が多く、リズムネタが多いクロコップや他の決勝進出予想組と比べた時に展開力や一発力が足りないロングコートダディは今年は準決勝までと見ている。

かが屋もロングコートダディと同じように感じてはいるが、昨年の順位を見ると5位なので、決勝進出と予想している。
またゼンモンキーは今大会のダークホースだ。まだ4年目のトリオではあるが、「ワタナベお笑いNo.1決定戦2021」では結成ほぼ1年目にして見事優勝しており、2022年2023年の同大会においても決勝進出をしているので、かなり期待はできそう。

今大会は実力者ばかりで決勝進出者はどの組も面白いネタが見れることは間違いない。

3.KOC今後の日程

最後に今後の日程をまとめる。
次の準決勝は9月20日(水)21日(木)に東京のめぐろパーシモンホール 大ホールにて行われる。FANYチケット先行販売受付締切は8月21日(月)11:00までで抽選結果が8月22日(火)18:00頃に発表。一般販売日は8月23日(水)11:00に開始するようだ。
↓FANYチケットはこちらから購入できます。
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昨年の決勝は10月8日(土)の19:00から放送。
そうすると今年は10月7日(土)といったところだろう。
正式な発表を待ちたい。

決勝進出者が発表されるのは昨年同様9月の初旬であろう。
またその発表がされ次第、
・決勝進出者予想はどうだったか
・決勝進出者の順位予想、優勝者予想
・ダークホースになりそうな組
このあたりをnoteで書きたいと思う。

ここまで読んでくださりありがとうございました。



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