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時空を超えた不思議な体験 - 現実と非現実の境界線

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  1. 未来からの訪問者? - 美幸さんの不思議な隣人

  2. パラレルワールドへの跳躍? - 真紀さんの記憶と現実の矛盾

  3. 科学とSFの狭間で - 二つの体験談の考察

  4. 現実を疑う時 - マンデラ・エフェクトと多元宇宙論

  5. 結論:未知の可能性を探る

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こんばんは‼ SF作家の海田陽介です。今回のブログでは、ネットに投稿されていた不思議な体験談を二つご紹介したいと思います。これらの体験談は、私たちの理解を超えた現象を示唆しており、現実と非現実の境界線について深く考えさせられる内容です。

1、未来からの訪問者? - 美幸さんの不思議な隣人

まず一つ目の体験談は、美幸さん(仮名)の小学生時代の出来事です。美幸さんが両親と一緒に暮らしていた一軒家の隣に、ある日突然、不思議な家族が引っ越してきました。その家族には美幸さんと同い年の加奈子さん(仮名)がいて、二人はすぐに仲良くなりました。

しかし、加奈子さんの家には当時としては考えられないような最先端の機器がたくさんありました。ブラウン管テレビが主流だった時代に、薄型の大画面テレビやスマートフォンのような機器が存在していたのです。加奈子さんの説明によると、彼女の父親が科学関係の仕事をしているからだということでした。

約1年後、加奈子さん一家は突然引っ越すことになりました。そして驚くべきことに、加奈子さん一家が去った後、美幸さんの両親は彼らの存在を全く覚えていないのです。まるで、加奈子さん一家が存在しなかったかのように。

この不思議な出来事に、美幸さんは今でも困惑しています。彼女は、加奈子さん一家が未来から来た訪問者だったのではないかと考えています。そして、未来に帰る際に周囲の人々の記憶を消したが、加奈子さんの働きかけで美幸さんだけは記憶を残すことができたのではないかと推測しています。

2、パラレルワールドへの跳躍? - 真紀さんの記憶と現実の矛盾

二つ目の体験談は、真紀さん(仮名)のものです。中学卒業以来疎遠だった紗理奈さん(仮名)と再会することになった真紀さんは、紗理奈さんの実家を訪ねることになりました。小学生の頃から何度も遊びに行ったことがある場所だったはずです。

ところが、真紀さんが紗理奈さんの家があるはずの場所に行ってみると、そこには紗理奈さんの家が存在していませんでした。困惑した真紀さんが紗理奈さんに連絡すると、紗理奈さんは真紀さんが訪ねた場所とは別の住所を指定してきたのです。

真紀さんは自分の記憶に絶対の自信があり、紗理奈さんの家の場所を間違えるはずがないと確信していました。しかし、現実には紗理奈さんの家は別の場所にあったのです。この矛盾に悩んだ真紀さんは、最近になってマンデラ・エフェクト現象を知り、自分がパラレルワールドに移動してしまったのではないかと考えるようになりました。

3、科学とSFの狭間で - 二つの体験談の考察

これら二つの体験談は、私たちの常識や科学的理解を超えた現象を示唆しています。しかし、これらを単なる空想や記憶違いとして片付けてしまうのは早計かもしれません。

美幸さんの体験は、時間旅行の可能性を想起させます。現代の物理学では、アインシュタインの一般相対性理論に基づいて、時間旅行が可能だと考えられています。とはいえ、これはあくまでも理論上の話であり、現代の技術水準では実際に時間旅行することは到底不可能なことです。

しかし一方で、技術は現在、指数関数的に発展し続けているのもまた事実です。50年後、100年後の世界では、現在わたしたちの感覚からすると、絶対不可能だと思われていたことが、案外簡単に実現されていたりするのかもしれません。

ところで、真紀さんの体験は、量子力学の多世界解釈を連想させます。この理論によれば、私たちの宇宙は無数のパラレルワールドの一つに過ぎず、それぞれの世界線で少しずつ異なる現実が存在しているとされています。

真紀さんが体験した「ズレ」は、こうしたパラレルワールド間の移動を示唆しているのかもしれません。しかし、なぜ真紀さんだけがそのような移動を体験したのか、そしてなぜその瞬間だったのかという疑問は残ります。

4、現実を疑う時 - マンデラ・エフェクトと多元宇宙論

真紀さんが言及したマンデラ・エフェクトは、多くの人々が共有する誤った記憶のことを指します。これは、南アフリカの元大統領ネルソン・マンデラが1980年代に刑務所で死亡したという誤った集団的記憶から名付けられました。

このような現象は、私たちの記憶の脆弱性を示すものなのか、それとも多元宇宙の存在を示唆するものなのか、議論が分かれるところです。多元宇宙論によれば、私たちの宇宙は無数の宇宙の一つに過ぎず、それぞれの宇宙で異なる歴史が展開されているという可能性があります。

マンデラ・エフェクトを経験した人々は、何らかの理由で別の宇宙の記憶を保持したまま、現在の宇宙に「転送」されたのかもしれません。しかし、これはあくまで推測に過ぎず、科学的に証明することは現時点では不可能です。

5、結論:未知の可能性を探る

美幸さんと真紀さんの体験談は、私たちの現実認識に疑問を投げかけます。時間旅行やパラレルワールドの存在は、現代科学においてもまだ完全には解明されていない領域です。これらの体験が本当に起こったのか、それとも何らかの錯覚や記憶違いだったのかを断定することはできません。

しかし、こうした不思議な体験談は、私たちの想像力を刺激し、既存の枠組みを超えた思考を促します。SF作家として、私はこれらの体験談から多くのインスピレーションを得ることができました。

現実と非現実の境界線は、私たちが考えているよりもずっと曖昧なのかもしれません。科学の進歩とともに、かつてSFの領域だと思われていたことが現実のものとなっていく例は数多くあります。

美幸さんと真紀さんの体験が示唆する可能性について、私たちはオープンマインドを持ち続ける必要があるでしょう。未知の現象に対する好奇心と探求心こそが、科学の進歩と人類の知識の拡大をもたらすのです。

これからも、このような不思議な体験談に耳を傾け、その背後にある可能性を探り続けていきたいと思います。皆さんも、日常の中に潜む「不思議」に目を向けてみてはいかがでしょうか。きっと、思いもよらない発見があるはずです。

ちなみに、私はこのような発想をもとに小説を書いています。もしこのような話にご興味があるという方がいらっしゃいましたら、下記にリンクを貼っておきますので、ぜひ読んでみてください‼

ではまたのブログでお会いしましょう‼ SF作家兼、不思議体験研究家の海田陽介でした。

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