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夢を越えて時間へ――タイムリープの謎と実際の体験談

皆さん、こんばんは‼ SF作家の海田陽介です。今回のブログでは、タイムリープする方法と、ひょっとしたら並行世界というものが実在するのかもしれないという話をさせていただきたいと思います。

1、タイムリープとは⁉

ところで、みなさんはタイムリープとはどういったものかご存知でしょうか? タイムリープというのは、タイムトラベルが肉体ごと過去や未来へ移動する方法だとすれば、意識のみが時間を旅行し、その移動した先に留まり続けることを指します。近年、異世界転生もののファンタジー小説が流行っていることもあってか、比較的多くの人が真剣にタイムリープしたいと考えているようです。また、実際にはどんな人でも多かれ少なかれやり直したい過去があるのではないでしょうか。実際、僕もやり直したいと思う過去があります。

2、タイムリープする方法

そして、そんなみんなの希望に応えるかのように、近年ネット上には「こうすればタイムリープできる」「実際に成功した」といった話が見受けられます。これらの話の中でも特に有名な例のひとつに、夢を利用するというものがあります。夢といっても、これは自分が今夢を見ていることを自覚している状態のことで、明晰夢と呼ばれるものです。

タイムリープに過去三度成功したと自称するAさんの話によれば、夜眠る際、具体的に自分が戻りたいと思う過去をイメージしながら眠りにつくのがコツだそうです。そして、実際に自分が戻りたいと思う過去が夢に現れたら、なるべく興奮しないように注意しつつ(興奮すると夢から覚めてしまうことになるので)、その夢に意識を集中させるのだそうです。夢であることを忘れ、目の前の夢に真剣に意識を集中させると、それまで曖昧だった風景などが具体性を帯び、音や匂いなどがしっかりと感じられるようになるそうです。そして、ここまで来たらタイムリープは完了で、もう二度と元の世界に戻ることはできなくなるという話です。

二度と元の世界に戻れないというところが恐ろしいところではありますが、しかし、真剣に過去へ戻りたいと思っている人にとっては、挑戦してみる価値があるのかもしれません。ただし、元の世界に戻れない、片道通行の旅になるので、もし挑戦してみようと思っている人がいたら、あくまでも自己責任でお願いします。

3、実際にタイムリープ成功した男性

と、このように警告しましたが、しかし、Aさんの主張通り試してみた結果、実際にタイムリープできた人はほとんどいないようです。ネットの体験談のページには「試してみたけど、全然タイムリープできなかった」といった報告が目立ちます。ただし、「ひょっとしたら、成功したのかも⁉」と思わせるような例も存在しているようです。

これはネットの2ちゃんねるに投稿されたもので、記憶がかなり曖昧になっていることを先に述べておきます。僕がその昔そのチャンネルを見たところによれば、Bさんは朝目覚めると、どういうわけか日付が五日ほど過去に遡っていたということです。さらに奇妙なことに、家具の配置などが微妙に違っていたということでした。この過去へ日付が戻っている状態に驚いたBさんは、ネットの2ちゃんねるに「自分はどうやら過去へタイムリープしたようだ」と書き込んだようです。すると、Bさんの投稿を読んだ読者たちが、「本当に過去へタイムリープしたというのなら、その証拠としてこれから五日間のうちに起こるできごとを書いてみろ」とコメントしてきたのです。

このコメントを読んだBさんは、実際に自分が五日間の未来で体験したことを書き始めます。その後、Bさんはネットの掲示板から姿を消しますが、五日後、突然2ちゃんねるの掲示板が騒がしくなりました。というのも、Bさんがこれから五日間のうちに起こると予言したことが次々と現実のものとなったのです。ただ、厳密に言えば、全く同じというわけではなく、似たようなことが起こったという内容でした。たとえば、ある学校で集団食中毒が起こると予言していた場合、集団食中毒は確かに発生したものの、それは学校ではなく、老人ホームでだったといった具合です。

ピンポイントで同じではなかったため、Bさんの予言について賛否が分かれることになりました。Bさんは本当にタイムリープしたのだと主張する人もいれば、いや、たまたま似たようなことが起こっただけだとする人もいました。

4、タイムリープする際、直線状の過去ではなく、パラレルワールドへ移動する⁉

ただ、個人的にはBさんは絶対に予測し得ないことを、全く同じではないにしても当てていたので、ひょっとしたら、と感じることになりました。僕の見解では、Bさんはタイムリープした際、もともと自分がいた時間軸から直接遡った過去ではなく、微妙にズレのある過去、つまり並行世界の過去へ戻ったのではないでしょうか。

近しい並行世界は、我々の世界とほとんど同じでありながらも、微妙に異なっている点が存在するといわれます。Bさんの予言は概ね当たっていながらも、完璧に当たることはなかったのは、彼の意識が過去へ戻った際に、若干ズレた並行世界に着地してしまったせいなのかもしれません。もちろん、これらの考えに具体的な証拠は存在せず、単なる僕の推測に過ぎないわけですが。

と、タイムリープに関する話を書かせていただきましたが、皆さんはどう思いましたか? タイムリープは本当に可能だと思いますか? そして、もし可能だとすれば、あなたは何をしたいですか? ぜひコメント欄で感想などをお聞かせください。

5、小説の紹介

それでは、今日も最後までこのブログをご覧くださり、ありがとうございました。また、いつも書いていることですが、僕はこのようなアイディアをもとに小説を書いています。もしこのような話に興味があるという方がいらっしゃいましたら、下記にリンクを貼っておきますので、ぜひ読んでいただけると幸いです。

では、また次回のブログでお会いしましょう‼

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