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ジョン・タイターのタイムトラベル理論とパラレルワールドの謎。そしてマンデラ・エフェクトの発生源について。

はじめに


こんにちは‼ 海田陽介です。今回は、前回のブログで紹介したジョン・タイターに関する補足事項に加えて、タイムトラベルに関する思考実験を行いたいと思います。

タイターのタイムマシンとパラレルワールド


ジョン・タイターがいた世界で作られたタイムマシンは、ミニブラックホールを利用するものでした。このため、全く同じ世界線へ移動することはほぼ不可能とされています。どんなに緻密に計算を行っても、必ず微妙なズレが生じてしまうため、毎回異なるパラレルワールドに到着することになります。

これは我々が体験しているマンデラ・エフェクトと似ているかもしれません。つまり、タイムトラベラーにとって、辿り着いたパラレルワールドは、ほぼ記憶通りでありながら、しかし、マンデラ・エフェクトに見られるように、ごく僅かに違っている箇所が存在しているというわけです。

タイムパラドックスの解決


タイターの説明によれば、タイムトラベルをしてもタイムパラドックスは生じないと言います。非常に有名な例として、親殺しのタイムパラドックスがあります。例えば、あなたが過去に戻って両親を殺したとすると、あなたは生まれてこないはずですが、では誰が親を殺したのかという矛盾が生じます。

しかし、タイターによれば、過去へタイムトラベルした時点で世界は分岐するので特に問題は発生しません。つまり、あなたが生まれてきた世界と、あなたが親を殺した世界の二つに分かれ、それぞれの世界が別々に存在していくのです。

さらに興味深いことに、タイムトラベルしてきたあなたと、元々その世界に存在するあなたが同時に存在し、一緒に生活しても全く問題ないとタイターは説明しています。

タイムマシンの仕組み


タイターが使用するタイムマシンは正確には「重力湾曲装置」と呼ばれます。これは四角い工具箱のような形をしており、時空間移動に耐えられる容器に設置することでタイムトラベルが可能になります。

タイムマシンを稼働させると、搭乗者はまるでエレベーターに乗って移動しているときのような下行感を感じ、そのうち周囲の空間が歪んで紫外線が爆発します。

このため、タイムトラベルする人間はサングラスが欠かせないとのことです。紫外線の爆発後、周囲の空間は次第に薄暗くなり、やがて完全に真っ暗になります。目的の時間へ移動するには1~2時間程度かかるため、映画のように一瞬で移動できるわけではありません。

しかし、タイムトラベラーがタイムトラベルしていく様子を外部から観測している人間には、一瞬にして姿を消したように見えます。タイムトラベラーが帰還する際も同様で、突然目の前に現れたように見えるのです。

またタイムマシンを使用すれば、計算を正確に行うことによって、自由に場所を移動することも可能になります。例えば、自宅からアメリカまで一瞬で移動することもできるのです。これは、宇宙全体が空間を移動しているため、その動きをシミュレートすることで可能になっていると考えられます。

思考実験: タイムマシンの所有者と世界の改変


前回のブログでは、もしこの世界に既にタイムマシンが存在しているとしたら、それは巨大な資本力を持つ企業や国家が所有しているのではないかという仮説を立てました。

そして、我々の世界が未来人によって改変された後の世界であるかもしれないと考えました。タイターの説明によれば、パラレルワールドは無限に存在しており、タイムマシンの所有者が任意の形に一つの世界を書き換えても特に問題は起こらないということです。

例えば、旧日本軍が過去へタイムトラベルし、第二次世界大戦に勝利した世界を作り出したとしても、その世界と、現在の世界はそれぞれ別々に存続していくので、特に問題は起こらないのです。

しかし、もしパラレルワールドが存在しない、もしくは限られた数しか存在しないとすれば、現在の世界を作り上げた勢力にとっては非常に困った事態になります。

何故なら、自分たちとはべつの勢力が過去を改変すると、既存の世界が違う形に変化してしまうからです。もっといえば、自分たちにとって不都合な形に。

ですから、この既存の勢力が独特のタイムマシンを持っているとしたら、彼らは自分たちの歴史を正しい形に保とするでしょう。あるいは、書き換えられた世界線を元の形に戻そうとするでしょう。

そしてこのようなことが何度も繰り返されているため、我々はマンデラ・エフェクトを体験しているのではないでしょうか。つまり、既存の世界を作り上げた勢力と、そうではない勢力は、常にいたちごっこを繰り広げているというわけです。

既存の勢力は、世界線が改変されるたびにそれを修正しているのですが、しかし、完璧に修正することは難しく、このためにマンデラ・エフェクトは日に日に増大していっているのかもしれません。

もちろん、これは単なる思考実験であり、実際にこのようなことが起こっているという証拠は存在しませんが、しかし、タイムマシンが既に実在しているとしたら、このようなことが起こっていたとしても、おかしくはないと思いませんか?

最後に、僕はこのような発想をもとに小説を描いているので、このような話をもとにした小説が読んでみたいという方がいらっしゃったら、ぜひ読んでみてください‼ 

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では、また次回のブログでお会いしましょう!


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