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タイムマシンは既に完成している? アメリカ人電気技師の不思議な体験

  1. マイク・マーカムの奇妙な発見

  2. 渦の中に消えるネジ

  3. 大型実験装置の製作と逮捕

  4. 突然の失踪と謎

  5. 18年後の証言

  6. タイムトラベルの可能性を探る



みなさん、こんにちは! SF作家の海田陽介です。今回のブログでは、実は既にタイムマシンが完成しているのかもしれないという興味深い話をご紹介したいと思います。ちなみに、私がこの話を知ったのは、『ディープフロムショー』というYouTubeチャンネルにおいてです。

1、マイク・マーカムの奇妙な発見

今回の話の主人公となるのは、マイク・マーカムというアメリカ人男性です。彼は1995年、アメリカのミズーリ州で電気技師をしていたそうですが、趣味で電気に関する実験を行っていた際に、奇妙な現象を発見したそうです。

2、渦のなかに消えるネジ

二本の棒状の電極を二つ並べ、そこに強力な電気を流すと、そのふたつの棒状の電極の間に円形の渦のようなものが発生することに気が付いたそうです。この渦に興味を覚えたマイクさんは、電極の間に発生している渦に向かって金属のネジを投げ込んでみたそうです。すると、不思議なことに投げ込んだネジは渦の中に入った途端、姿を消してしまったということです。そして少し遅れてから、ネジを投げ込んだ位置とは全く別の場所に出現するといった現象が確認されたそうです。

その後、マイクさんが何度実験を繰り返しても、同じ結果が得られたので、自分が作り出した装置は、ひょっとしたら、瞬間移動を可能にする装置、もしくはタイムマシンとして機能するものなのではないかという仮説を立てたそうです。

マイクさんは更なる実験を試みようとしましたが、何度も実験を繰り返したせいと、装置が脆弱なものであったため、壊れてしまったそうです。そこでマイクさんは今度はもっと大型な装置を造ろうと思ったらしいのですが、理想とする実験装置を造るためには莫大な資金が必要で、とてもマイクさんにそれだけの資金を工面することは不可能でした。

3、大型実験装置の製作と逮捕

そこでマイクさんはあることを思いつきます。それは近くの発電所に忍び込み、大型の変圧器を盗んできて、それで実験装置を造るというものでした。そしてマイクさんは友達の協力を得て、実際に発電所から合計で六つの大型の変圧器を盗み出します。

いざマイクさんが実験を行い、実験装置のスイッチを入れると、あまりにたくさんの電気を使用したため、マイクさんが住んでいる地域一帯のエリアが停電してしまうことになったそうです。この停電が発生したことから、マイクさんの犯行が明るみになり、マイクさんは警察に逮捕され、二カ月ほど刑務所に入ることになったそうです。

その後、出所したマイクさんは、逮捕されたことにより一躍有名になり、マイクさんがタイムマシンを造ろうとしていたということが話題となったそうです。またマイクさん自身が人気のラジオ番組に出て、実験の様子を語ったりしたことなどから、更に話題となり、マイクさんのもとにたくさんの資金が集まるようになってきたということです。

4、突然の失踪と謎

マイクさんはその集まった資金を元手に近くに大きな倉庫を借り、また専門家などのアドバイスを受けながら、以前作ったものよりもっと大規模な装置を作り上げたそうです。ところが、マイクさんは1997年に突如として行方不明になってしまいます。関係者が彼が借りていた倉庫などを訪ねてみても、そこはもぬけの殻になってしまっていたそうです。

このことから、彼は過去へタイムスリップしてそこから戻れなくなってしまったとか、あるいは軍関係者に暗殺されてしまったのだとか、様々な憶測が流れることになったということです。そして長い間真相は謎のままであったらしいのですが、しかし、近年、2015年にマイク・マーカムを名乗る人物がラジオ番組に出演し、失踪していたあいだに何があったのか、語り始めたということです。

5、18年後の証言

彼の証言によれば、1997年、人々の支援を受けて作り上げた実験装置を使って、着実に実験を積み重ねていたということです。スイッチを入れると、最初に作った装置と同じように円形の渦が発生し、そこへ物体を投げ込むと、その物体が姿を消し、しばらくしてから姿を現すという現象が確認されたということでした。

その後、マイクさんは動物実験も行ったということです。マイクさんが円形の渦の中に動物を投入すると、その投入した動物は2から3分後に必ず東西にずれた位置に出現したということです。そのときによって現れる位置はまちまちで、場合によっては100メートル以上も離れた場所に出現するので、探すのに手間取ったという話です。

なお、投入した動物に異常は確認できなかったことから、マイクさんはいよいよ自分自身がその円形の渦の中に飛び込んでみることにしたということです。そして実際にマイクさんが円形の渦の中に飛び込むと、マイクさんはもといた場所から1320キロも離れたシンシナティのフェアフィールドの空き地に立っていたということです。更に奇妙なことに二年の歳月が一瞬にして経過していたということです。つまり、彼の証言が本当のことだとすれば、彼は二年後の世界へ一瞬にしてタイムスリップしたということになりそうです。

彼はこの不可解な体験のあと、記憶障害に悩まされることになったということです。最初のうちは自分の名前すら思い出せず、身分証の類も実験装置がある場所に置いてきてしまっている状態だったので、シンシナティのシェルター(ホームレスの人が一時的に滞在する保護施設のようなもの)で暮らし、その後アルバイトなどをしてお金を貯めてから、もとの自分の実験施設がある場所まで戻ったそうですが、そのときには既に倉庫には自分が置いていた実験装置などあらゆるものがなくなってしまっていたということです。

いかがでしょうか? 私が見たYouTubeのチャンネルにおいても、彼の話がどこまで本当なのかは謎であるということでした。ただ少なくとも確かなのは、1995年に彼が発電所から変圧器を盗んで逮捕されているということだそうです。

6、タイムトラベルの可能性を探る

結局、真相は謎のままであるわけですが、私的にはひょっとしたら、彼の話は本当なのではないかなと思ったりします。というのは、彼が円形の渦の中に飛び込んだあと、1320キロずれた場所に出現したという話が、ジョン・タイターのタイムトラベルの理論を思い出させるからです。

ジョン・タイター曰く、この地球を含めて銀河全体が宇宙空間を移動し続けているため、タイムトラベルする際、座標軸をきちんと計算しないと、最悪の場合、何もない宇宙空間に放り出されてしまうことがあると述べているのです。そして一瞬にして1320キロもの距離を移動してしまったマイクさん。ひょっとしたら、彼は時を超えたことによって、もともといた場所からかなりずれた場所に出現してしまうことになったのかもしれません。

果たして皆さんはどう思われますか? ぜひコメント欄で、感想などお聞かせください。ちなみに、私はこのようなアイデアをもとに小説を書いています。もしこのような話に興味があるという方がいらっしゃいましたら、下記にリンクを貼っておきますので、ぜひ手に取っていただけると幸いです。

ではまたのブログでお会いしましょう! 不思議な話研究家の海田陽介でした。

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