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ループする時間⁉ 時間の正体は人間の意識の移動⁉

皆さん、こんばんは‼ SF作家の海田陽介です。今回は僕自身が体験した不思議な話と、その話をもっとスケールを大きくしたような体験談をご紹介したいと思います。


1、最新の番組を何故か過去に視聴している⁉

まずは僕の体験から。今から数年前、Tバーというアプリで、既にテレビで公開されたテレビ番組を視聴していました。といっても、その番組はつい先日公開されたばかりものであり、再放送ではありませんでした。

しかし、どういうわけか、僕はその放送を過去に見た記憶があったのです。念のためにネットなどで確認してみたのですが、やはりそのテレビ番組は最新のものであるようで、僕が過去にその番組を視聴することができるはずがないのです。

もっとも、現実的な解釈をすれば、僕が何か思い違いをしているというパターンなのですが、今でもこれは謎のままです。

二度繰り返された二週間⁉

これは田中(仮名)さんが小学校の頃の体験談です。田中さんはある月曜日、朝起きると、いつものように学校に登校しました。そうしてしばらくすると、田中さんは違和感を覚えることになりました。というのも、学校の授業の内容や、友達が話している内容に聞き覚えがあるような気がしたのです。最初のうちはただそんな気がするだけなのかなと思っていたそうなのですが、しかし、あまりにも記憶通りの展開が続くので、田中さんはこれは決して自分の思い違いなどではないと確信することになったそうです。先週と全く同じ月曜日が繰り返されている、と。といって、どうすることもできず、田中さんはその日は普通に学校で過ごし、家に帰ったそうです。

田中さんは次の日になれば、ちゃんと元通りに戻っているだろうと楽観的に考えていました。つまり、翌日になれば、いつものように新しい一日がはじまるだろうと思っていたのです。

ところが、そんな田中さんの予測は裏切られることになりました。というのも、翌日田中さんが学校に行ってみると、昨日と同様、先週と同じ火曜日が繰り返されることになったのです。先生の話している言葉も、友達との会話も何もかもが先週の火曜日と一緒でした。

だから、田中さんはだんだん怖くなっていきました。自分はこのまま永遠に同じ一週間を繰り返し生き続けることになるのではないか、と。

しかし、結果的にそれは杞憂に終わることになりました。というのも、三週目、田中さんが登校すると、いつも通り、そうあるべきように、新しい一週間がはじまったのです。学校の授業の内容も更新されており、友達との会話も当然全く新しいものに変わっていました。田中さんはループする毎日から抜け出すことができたのです。

ただ何が切っ掛けで、自分はループする毎日から抜け出すことができたのか、そもそもそ自分が体験したことは何だったのか、全ては謎のままであるということです。

3、人間の正体は意識⁉ そして意識が空間を移動することによって時間は形成される⁉


如何でしょうか? もしこうしたことが本当に起こったのだとしたら、それはどうして起こるのでしょうか? これは現在解明されている物理学の法則を超えたところにあり、正確な答えは誰にもわかりません。

しかし、僕的にはひょっとしたら、と、思うことがあります。それは何かというと、意識です。

人間はそれぞれ個人の肉体というものを持っていると思っていますが、実はそれは錯覚に過ぎず、その実態というのは、意識であるのかもしれません。そして何かの加減で、田中さんは意識が同じ空間を行ったり来たりすることになったのかもしれません。

このように書くと、そんなことはあり得ないと思った方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、考えてみてください。我々は夢を見ているとき、それが夢であるということに気が付いていません。もっと言うなら、その夢のなかで、自分という肉体というものを持っていると思い込んでいます。

ですが、実際には肉体を持っていません。それは夢に過ぎません。

では、翻って、このわたしたちが現実だと思っている世界はどうでしょうか? この現実は本当に実在し、我々は本当に肉体というものを持っているのでしょうか?

実際は、夢の延長線上のようなものに過ぎないのかもしれません。突き詰めて考えると、夢と現実を明確に区分するものはほとんど存在していません。確かに、夢と現実では、現実の方が明らかにリアリティーがある、情報量が多いわけですが、しかし、我々は夢を見ているとき、「ああ、これは夢だから、リアリティがないな、脈略のない展開になっているな」とは思いません。その夢のなかで我々は本当に歓喜し、ときに恐怖します。このように考えると、夢と現実とは左程大きな違いというものは存在していないように思えます。つまり、我々の正体というのは実は意識であるのです。そして意識であるからこそ、時間というひとつの空間を行ったり来たりするといったようなことが可能になるのではないかと個人的に思います。

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果たして皆さんはどう思われますか? ぜひコメント欄で感想などをお聞かせください。

ちなみに、いつも書いていることではありますが、僕はこのようなアイディアをもとに小説を書いています。もしこのような話に興味関心があるという方がいらっしゃいましたら、下記にリンクを貼っておきますので、この機会にぜひ読んで頂けると幸いです。ではまたのブログでお会いしましょう‼ 不思議な話探求家の海田陽介でした。 

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