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幻の理想郷シャングリラ ―― その入り口を求めて

はじめに

こんにちは。海田陽介です。今回のブログでは、チベットの奥地に存在するとされる伝説の理想郷、シャングリラの入り口が遂に発見されたかもしれないという驚くべき物語をご紹介いたします。

シャングリラとは

シャングリラは、チベットの秘境に隠された永遠の楽園とされています。そこでは人間は老いることなく、全てが理想的な状態にあるといわれています。多くの探検家たちがその存在を証明しようと試みてきましたが、これまで誰も成功していませんでした。

イアン・ベーカー氏との出会い

転機は1980年代に訪れます。チベット仏教の熱心な研究者、イアン・ベーカー氏がチベットを訪れた際、現地のアンティークショップで興味深い噂を耳にします。最近、実際にシャングリラから戻ってきたという僧侶がいるというのです。

謎めいた僧侶との対話

イアン氏は懸命な努力の末、その僧侶と接触に成功します。しかし、最初は明確な答えを得られませんでした。僧侶は「来年の夏に戻ってくれば、真実を知る方法を教えよう」と告げたのです。

翌年、再び僧侶を訪ねたイアン氏は意外な助言を受けます。洞窟での瞑想修行を通じて、シャングリラの位置が自然と理解できるようになるというのです。半信半疑ながらも、イアン氏は修行に励みつつ、並行して徹底的な調査も続けました。


ペマコ ―― シャングリラの可能性

イアン氏の努力の結果、シャングリラの候補地として浮上したのが「ペマコ」でした。中国とインドの国境に位置する、極めて険しい渓谷地帯です。灼熱のジャングルから極寒の雪山まで、驚異的な環境の変化が見られる場所です。

ペマコは猛毒の蛇や大量の蛭が生息し、さらに部外者を受け入れない部族が住む危険な地域でした。しかし、シャングリラ発見への情熱に駆られたイアン氏は、これらの危険を承知の上で探索を決意します。

伝説の滝を求めて

シャングリラの入り口は、ペマコにある30メートルを超える滝の裏側に隠されているとされていました。イアン氏は幾度となく挑戦しましたが、過酷な自然環境に阻まれ続けました。

運命の出会い

1998年、イアン氏に転機が訪れます。現地で出会った案内人が、伝説の滝へのルートを知っていたのです。彼は幼少期から神聖な場所として近づくことを禁じられていましたが、イアン氏の熱意に打たれ、案内を引き受けたのでした。

シャングリラの入り口?

こうして、イアン氏は遂に伝説の滝にたどり着きます。そこには確かに、楕円形の入り口が存在していました。しかし、その入り口は激流の対岸の崖に穿たれており、近づくことすら困難でした。

一説によると、チベットの僧侶たちは空中浮遊の能力を使って川を渡り、入り口へ到達するのだといいます。真相は今も謎に包まれたままです。


おわりに

この物語は、まるで現実世界のインディアナ・ジョーンズのようですね。個人的に、シャングリラの伝説は、アトランティス伝説とも通じるものがあると感じています。アトランティスの住人の一部が、チベットの地下に高度な科学技術を駆使して理想郷を築いたという説もあるのです。

人類の想像力と探求心が生み出した伝説は、今なお私たちを魅了し続けています。シャングリラの謎が完全に解き明かされる日は来るのでしょうか。それとも、永遠に人類の夢として存在し続けるのでしょうか。

最後に、僕はこのような発想をもとに小説を書いていますので、もしこのような話が好きだという方がいらっしゃったら、ぜひこの機会に読んでみてください。

では、次回のブログでまたお会いしましょう。海田陽介でした。

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