パンドラの探求者　哲学の職能

心の空白状態。このいみは、なんなのか。ロックは考えた。経験を整理する時間に、訪れるホワイトな空白。ここから理性や認識への端緒や、そういった人間中心とはいえ人間らしい物は生れる。

その放心に近くもう、ちょっと和やかな物はひとの心を準備完了にする。

これからも描いて来た経験の様に形をとって来た秩序にまとめてゆき、生きていける。生きていけると確信する。

そのなめらかな、続いてゆく流れの中に、今の自分もしっかと存在する。

きもちは整理されていき昨日の今、していた事もわかっては来て、むなしい空白とは成らないっしょ。
そのゆっくり成立していく閑雅な時間。
こうなる為にあれはあって、いまを味わえる。
いまも経験となっていき、未来へと成るときに意味は判明する。たいせつな、経験を、した、と。