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劇薬 SS

彼は男社会の手荒い状態に慣れてしまった。彼は消火器を必要とは思わなかったし、自殺の勇気もない為、死のスリルをそこに味わっていた。彼は準備というものをしなかった。
本番の状態に失敗して、正々堂々と負けの烙印を押され理由を与えられ、この世から居なくなる事を彼は何か希望していた。
週末は、彼は途端に態度を変え目的の(自身にも)不明な使命感から、闇市の全ての位置を知ろうとした。
その頃から彼の挙動は、おかしくなって行った。
何かを探す様に目は、遊泳し、認めてもらいたそうにふてくされた。
初めてかれは、明確におかしく成ったのは、煙草の葉にほかの物をつめて、燃焼させて、吸っていた姿かもしれない。彼はその時に人目を気にしていなかった。承認にやけに執心する彼にしては。
達成も判断もする前にあれ程強固にむりに掴む事にしていた承認を捨てたのは、最後の期待を捨てた様に、最後の自分への期待を捨てた様に、みえた。
写った。

彼は明らかにそれを求めていたのに。

不幸中の幸いと言っては大袈裟な唯一の彼の救いは覚める種類の刺激に中毒を始めた事と成った。

もちろん彼は崩れている。そうなって初めて彼はひとから想いやった。
終始ひとの目を気にし、物理的になにやら恐れ、そうなった時に周りは視野に入り、周囲を要素に勘定し出した。
そういう順番しかなかったのかもしれない。
同情の余地というのは、いつもこういう風に、探したらある。
女性との縁はそんなにない彼は、副交感神経を気にする様な健康なところは、無く、刺激を否定されるのは、極度に嫌った。
彼の目は、異常な物に燃える事を覚え、冷めた情熱から先に進めた。

確かに彼は恵まれていなかった。
そう幸運になる理由もなかった。

出会い系をあるとき彼は始め、興奮した様に年上の女性からの援助を、披瀝した。

刺激への目は鋭く成り始め、刺激をかきけすように刺激をとり、彼とすると、強くなっている感覚も有った。

そして彼にはなによりも、変化を起こす力を、無機的に平等に得られる事は倒錯した、希望になって、いた。

自殺のマニュアルを書いたとき、彼は年にはありえない老成した顔をし、少し悲しそうに薄い満足を自分に最後に与え自裁した。

相互援助そのものは、大切と、思います。有償のことをする余裕を持って、無償の活動を敢えてする系のスタイルを、とってます。 プライスレスに、人生を再始動したい人には情報を提供出来るかなとおもいます。OK??? 企画倒れは充分警戒したいし、格闘技なら階級低め、組織ならNPOは、穴場。