見出し画像

【INFORICH(9338)】これ確かに良い銘柄かもしれん・・・

前回のINESTの考察記事は多くの方に参考にしていただいていたようで感激しました( ;;)

やはりみんなが気になる銘柄の考察だと多くの方に役立ててもらえると思うので、今回の銘柄は・・・

INFORICH(9338)

5月半ばの決算で注目を浴びて、まだ底値圏で推移してるのでいつ騰がるのか気になる方が多いと思います。

ちなみにチャートはこんな感じ

4月あたりから値を消していて、5月14日の決算発表からはゆっくりと水準を切り上げている状態、という感じですね。

インフォリッチはコンビニなどでよく見るスマホのレンタル充電器の会社です。
契約店は順調に伸びていて、海外事業も順調とのことなので、今回はその成長がどの程度今後の業績を押し上げることが出来るのか、それに対して今の株価が適切かどうかを考察したいと思います。


PSR(株価売上高倍率)

インフォリッチは前期から黒字化していますが、「損益計算書」を見るとまだ販売管理費にたくさんの費用をかけています。

まだまだレンタル充電器を設置できるお店や施設は多いでしょうから、今はプロモーションのための費用は惜しみなくかけていくべきフェーズにいる企業です。
そのため、純利益から株価の割安・割高を判断する「PER(株価収益率)」で判断するのは適切とは言えません。
むしろまだ赤字企業と仮定して、売上高と株価の関係を見る「PSR(株価売上高倍率)」で見た方が実際の割安・割高感を見ていけるでしょう。

PSRは【時価総額 ÷ 売上高】で一般的に20倍以上だと割高と見られます(業種や成長段階によって違いあり)。

インフォリッチの場合

  • 時価総額:約340億円

  • 当期売上高(予想):約100億円

340億 ÷ 100億 = 3.4倍

割高と判断される20倍とはかなりかけ離れているので、業種などの違いを考慮しても割安だなと判断できます。

売上高の成長率も著しいものがあり、正直今の株価は数字以上に割安感があるなと思います。

PSRが割安で、先ほどの損益計算書の通りかかかっている費用のほとんどが販管費の場合、利益重視にしようと思ったら会社の一存で簡単に販管費を削減して一気に利益を伸ばすことができます。

販管費をかけてシェア拡大を進めてる現在でも予想PERが22.5倍ですから、かける経費を減らす、もしくは売上高の成長に伴って経費率が下がれば予想PERも大幅に割安方向に動くでしょう。


今回は「PSR」と、売上高にしめる販管費の関係からインフォリッチの投資価値を見てみました。

レンタル充電器は借りる場所と返す場所が違うのが一般的なので、市場シェアが広がれば自然と寡占状態になると思われます。

コロナも終わって&インバウンドで人流が活発な環境が続くと見込まれる外部環境等を見ても、インフォリッチは投資価値アリだなと見てます(^^)

ここから先は

0字

ホットな注目銘柄を徹底分析し、誰にでもわかりやすく解説します。 スイングトレードに役立つ情報満載☆

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?