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【INEST】新社長いつ買ったの?徹底考察

以前から動向を解説しているINEST(7111)。
先日5月20日には決算発表があり、今期の業績予想も新社長のもと好調な出だしが見通せそうですね♪

ちなみに、営業利益が減益というのが一部で悲観されているようですが、会社の成長のために新規投資を行っていくための減益ですから、今回の決算発表の内容には非の打ち所がないということは理解しておきましょう。


ところで、決算発表と同時に開示した「今後の経営方針」という資料で、新社長の小泉まり氏が個人でも大量にINEST株を買っていることをシレっと暴露していましたね(;^_^A

代表挨拶のページに小さく、「個人1位・全体6位」と書かれている上、「大株主として~」という文言も入っていて・・・
代表挨拶なんて普通はサラッと読み飛ばすことが多いので気付いてない人も多いみたいです。

実は私もはじめは見落としてました💧

ただ、社長が個人で買っているだろうことは、INESTを去年からずっと追っていた関係で薄々感づいていました。

「後出しジャンケンだろ?」と言われてしまうと思いますので、今回はINESTの新社長が、いつ・いくら INEST株を買ったのかを現在でも参照可能なデータを見ながら考察していきたいと思います!


社長就任~3月末まで

まず当たり前ではありますが、新社長就任が決まる前に買っていたらイン〇イダーになってしまいますから、新社長の買い付けは早くても1月~となります。

それと、今回の開示資料で書かれている通り、新社長が個人1位の保有割合になったのは3月31日時点での話です。
なので4月以降にはすでに買っていることになりますから、あったとしても買い増しぐらいでしょう。

とすると、1月~3月のどのタイミングで、いくら分ぐらい買ったのかが焦点になります。
そこがわかれば、新社長がいくらの平均単価で買ったかもわかりますし、その単価が会社の中身を全て熟知しているトップが考える「利益が出る買値」もわかります。


1~3月チャートから分析

まず新社長がINEST株を買ったであろう1~3月の約三か月間のチャートを見ていきます。

一番目に付くのは1月中旬ごろの急騰ですね。

結論から言ってしまうと、新社長が個人で大きく買い越したのはこの1月の急騰時、正確には1月17日の大陽線の日だと推測しています。

この日は安値95円から高値118円、終値でも113円までの上昇という極端な上昇を演じた日です。

この日は特に株価に影響を与える材料が発表されたわけではありません。

ちなみに他の急騰時の動きでは、2月29日に始値82円から高値92円まで上昇した局面があります。

ただこの日はINESTが好材料を出した翌日です。
INESTの既存サービスを日本郵政の従業員向けに提供していくという内容で、INESTほどの時価総額の企業にとっては大きく業績に貢献するだろうという思惑からワッと買いが入ったことで寄付から買いが集まり高値を付けました。
よってこの日の買い手はほぼ通常の個人投資家で占められていると考えていいでしょう。


次に見ていくのが、価格帯別の出来高です。

1月17日の始値から終値までの出来高を見ていきます。
こういう大相場の日は引けでの売買が活発になるため、終値の出来高が伸びるのは一般的です。

注目するのは終値以外の価格帯です。
終値以外の価格帯の出来高が他の価格帯を平均すると上回る規模になっています。
2月の下落時の出来高も含まれてはいますが、80円台や70円台の安値圏の出来高よりも若干ですが多くの出来高がこの1日でこなされています。

これは1月17日に極端な売買があったことを示しており、INESTほどの低位株の場合、成行でババっと買わない限りこれだけの出来高にはなりません。
よって、新社長が個人的にINEST株を買ったのは1月17日だと見ています。

当時の値動きから価格帯を考える

ここからは当時の注文動向から新社長が大量買いをした価格帯を考察するのですが、残念ながら当時の板の動きは動画などで残さない限りデータとして残ってはいません。

もし1月17日当時の板の動きを見ていた方がいたらちょっと思い出してみてください。

90円台から一気食い

INESTは当時既にプレミアムウォーターとの資本提携が発表済みで、板を見ると各価格帯に大量の注文が入っている状態でした。
ある程度値を上げてきた後なので、当時の株価に近い価格帯ではだいたい数十万株単位の売り注文が入っていました。

そして当日、その分厚い売り板を95円近辺から一気に100円抜けまで、ほぼ成行買いで大量の買いが入りました。

過去の細かいチャートはトレーディングビューじゃないと見れないので(;^_^A

全ての買いが新社長ではないとしても、当時の出来高から換算すると、朝イチのこのタイミングで新社長が億単位の買いを入れたのは間違いないと考えています。
おおよそではありますが、当時の95~100円強までの板を全て成行で買ったなら、新社長の平均取得単価は100円近くになっているでしょう。
概算で99円ぐらいです。

そして億単位で買えば一気に個人投資家1位の保有割合になります。

去年の9月時点ではありますが、INESTの個人1位は全体6位の1.32%保有が最高です。
当時の板状況を見ると、100円超まで買い上げるには2~4億円分は買い上げないといけません(その他の投資家の反応度合いで振れ幅はあります)。
1月17日時点でINESTの時価総額は100億円弱だったので、仮に2億円分買ったとしても個人では1位に躍り出ることができますね。

投資適正価格は100円?

新社長が最低でも2億円分を平均単価100円ほどで買っているとすれば、トップとして会社の成長性や内情を誰よりも理解している人間にとって、100円という買値が十分に勝てる算段のある水準だということになります。

これだけのまとまった買いをこの価格帯で、しかも成行で買うとなると会社のことをよく理解していないとできないことです(もしくは浅はかなお金持ちぐらい)。

今が70円台での推移ですから、今の水準はトップから見ても安過ぎる水準に映ることでしょう。
だからこそそのことを周知する目的もあり、決算発表のこのタイミングで自身が大株主であることを公表したのだと思います。

もともと5年後に時価総額500億を目指すと公言しているわけですし。


今SNSでINESTに注目しているインフルエンサーの多くは今回の決算前後になってから銘柄の詳細を調べているでしょう。
なので1月17日当時のリアルタイムな板の変動などは限られた投資家しか知りません。
当時の値動きを知っているからこその考察なので、正直言ってここまでの推測が出来る人間は限られています。

最近になってINESTに注目し始めた方にはこの記事はかなり参考になると思いますので、是非ご一読を('◇')ゞ

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