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言いたいこと全部『ランジェリー ・ブルース』に描いてあった

  • 注:この記事は約半年前にはてなブログにあげた記事に加筆修正したものです。

  • ツルリンゴスター『ランジェリー・ブルース』のネタバレを含みます。ネタバレを避けている方は閲覧をお控えください。とても素敵な漫画です!ということだけ書いておきますね!

ランジェリーについてのブログ(思いの丈)を、先日(はてなブログ公開時においての先日)書きました!

そしたら、そしたらですよ。
上のブログで言いかったことがね、ほとんど描いてあったんです、『ランジェリー・ブルース』に。びっくりしました。
『ランジェリー・ブルース』単行本の発売日に、川原好恵さん(ライター)のインスタグラムにて紹介されており、この漫画を知りました。川原さんがご紹介されているなら読んでみよう〜!と、Web連載されていたレタスクラブにて読みました。読みましたら。
もう〜ね、すごい!私がフィッティングで経験した世界が、嬉しかったことが、わかりやすく丁寧に描かれている。
「私がランジェリーを好きなのは、これだからです!」って『ランジェリー・ブルース』を渡せる。そんな感じ。
登場人物もチャーミングで愛おしいんですよ〜!いやあ素敵な漫画に出合いました。

以下、感想など。
お店の雰囲気、試着時にブラが「ずらっ」と出てくる感じは「そうそう!」と思いながら読みましたし、フィッティングの模様はもう、「それーーーーーー!それです!!」って前のめりで頷きつつ読みました。
フィッターの柳さんの「だから ランジェリーは心で着るの」という言葉がもう!もう!「そうなのよ!」って全力で同意です。「心で着る」。これほどにしっくりくる言葉があろうとは。
柳さんとお客さまの時川さんのフィッティングの様子が、もう、「それですー!!」って。さっきからそればっかなんですが。本当に、「次から次へ」似合うものを、素敵なものを、と持ってきてくれて、フィッティングを一緒に楽しんでくださるんです。時川さんが「私が自分で感じられるランジェリーに出会うまで 背中を押し続けてくれる」と思うところがありますが、まさにその通り。で、「わあこれー!」っていうのを、一緒に喜んでくださるんです、本当に。時川さんと柳さんがフィッティングできゃっきゃしてる様子、とてもわかる。
主人公ケイさんが、新しく買ったランジェリーを帰って早速身に着ける気持ちもすごくわかる。鏡見てぎゃー!かわー!!と一人で小躍りするまでがセットです。
ケイさんの、「私のために これを着けてるの」という言葉。その通りです。私も私のためにランジェリーを着ています。私は自分がランジェリーを好きであること、好きなランジェリーを身に着けることを否定されたことはありません。ですが、ああ、大好きなランジェリーを付けた自分を否定されることはこんなに辛いものなのか、こんな気分がするものなのか、と読んでいて悲しくなりました(感情移入タイプ)。
自分が何を付けようと誰にも関係ありません。ランジェリーはただただ自分だけのための、服の下の物語です。
私は予約サービスのあるランジェリーショップや百貨店でフィッティングの経験をしたことはありません。ですので、予約サービスのあるお店とそうでないお店の明確な違いはわかりません。ですが、フィッティングに関して言えば、お近くにあるお店が予約制でなくとも、空いていそうな時間や、フロアが空いているときなどに行けば、ゆっくり時間をかけてフィッティングしてくださると思います。少なくとも私の場合はそうでした。
もしご心配だったら、先に電話をしてみるのも良いかもしれません。試着に時間をかけたい、時間がかかりそう、ゆっくり選んでみたい。そういった気持ちは店員さんがよくご存知のはずなので、そういう電話をしてもむしろ喜んでくださるのでは?というのが私の勝手な(本当に勝手な)想像です。

また、はてなブログで記事を書いてから、やっぱり気になったので単行本を購入しました。
これ、これね、単行本収録のお話最高すぎるので、単行本のご購入を全力でおすすめします。

単行本のお話。
田﨑さんと小笠原さんの関係性、好きすぎる!よいですよね、小笠原さん素敵な人だなあ。強くて凛としていて、優しい。
メンズランジェリーのお話、私は詳しくなかったので、うわ〜ここまできてくれたんだ!と凄く嬉しかったです。ランジェリーって本当に、誰のための魔法でもあるんです。ランジェリーを愛している人のためのもの。それが現実に、多様に展開されていっていることが素晴らしく嬉しいです。
また、はじめてのブラ。私は小さな頃、「もっと美しいものが着たいな」と思っていたのですが、今はこんないろいろ種類あるんだな〜!とわくわくしました。ワイヤーが入ってないやつですね。
そして、ワイヤーブラに移行するのが楽しみだった私は、「そろそろちゃんとしたワイヤーのやつ欲しい!」と行った先でサイズがない、という経験もしています。あけすけな話をすれば、その時と今とではサイズに大した変化はありません。けれど、ワイヤーの入ったものも、そうでないものもつけている。サイズって、割と曖昧で、あまり気にしなくてよいものだと個人的には思います。フィッターさんが合うものを探してきてくれますし、「これしっくりくるなあ」と思えばそれでいいと、私は思います。
発達中の身体に対してその考えが正しいのかはわからないので、ランジェリーショップ等で要相談です。でも、一つのところで「無く」ても、憧れがあるなら絶対に諦めないで自分に合うお店を探してください。絶対にあります。
ていうかもう本当に『ランジェリー・ブルース』に全部描いてあるのですよ、読んでください!(圧)

『ランジェリー・ブルース』、とにかくおすすめの漫画です〜!是非!そしてランジェリー好きな方が増えますように!

ここまで読んでくださりありがとうございました!