UMLの勉強メモ1
UML初学でも大変わかりやすかったのでご紹介。
UMLモデリングとは
モデルとは
現実のシステムの特別な一面を簡略化した形を表したもの。(例:設計図)
システムとは
モデル化をする対象。ビジネスやITなどあらゆる物事の基本概念。
相互に影響し合う要素から、構成される集りや仕組みの全体を指す。
システムの特徴
システムは複数の要素の集合によって構成される。
システムに含まれるすべての要素は必ず自分以外の要素に
何らかの影響を及ぼす関係である。
システムは時間に沿って協調動作する。
振舞(Behavior)と機能(Function)
振舞(Behavior)
システムやオブジェクトの動作を焦点とする。
※ 主にシーケンス図やステートチャートのモデリングで扱う。機能(Function)
システムが提供する具体的な機能やサービスを焦点とする。
※ 主にユースケース図のモデリングで扱う。
システムの範囲
この例だけでも、システム(仕組み)の中にさらにシステム(仕組み)がある。ITの分野だけでなく「生命」「組織」「学校」「会社」「ビジネス」「国」「世界」など、あらゆる物事はシステムがあり存在している。
UMLとは
統一モデリング言語(Unified Modeling Language)
オブジェクト指向プログラミングのために標準化した仕様記述言語
システム(仕組)のモデル化を目的として記述する言語としても用いる
UMLのメリット
言語使用が定義されている
頭の中の概念を正確に伝えることができる。
個人による表現のブレがない。様々な図が揃っており表現力が豊か
頭の中の概念がをわかりやすく伝えることができる。グローバルスタンダード
頭の中の概念を多くの人に伝える事ができる。
システムをモデル化するときの3つの視点
モデルの説明であった現実システムの「特別な一面」がこのこと。
動的視点(動的モデル)
動いている状況を、視点を移動させながら見る。
静的視点(静的モデル)
動いている途上の断面を見る。(スナップショットの視点)
様々な状況を一貫して見る。(不変的な視点)
不変的な視点とスナップショットの視点の静的モデルの違い
不変的な視点 → クラス(種類)
スナップショットの視点 → インスタンス(実例)
抽象化
物事における概念だけを抽出する。
物理的視点(物理モデル)
物理法則にかなっている対象や様子を見る。
論理的視点(論理モデル)
論理(物事の間にある法則、道筋)にかなっている対象や様子を見る。
必ずしも物理法則にかなっていなくてもよい。
外部的視点
システムの外部要素にシステムがどう働きかけるかを見る。
ユーザーなど外部要素の視点に立って考える。
内部的視点
システムの内部でシステムの機能がどのように実現されるかを見る。
UMLの構成
静的視点
論理的視点
クラス図、オブジェクト図物理的視点
コンポーネント図、配置図
動的視点
機能
ユースケース図相互作用
シーケンス図、コミュニケーション図状態遷移
ステートマシン図、アクティビティ図
※ ユースケース図は外部的視点
※ そのほかは内部的視点
UMLによるモデリングアプローチ
ユースケース駆動型開発
① 機能
機能をシステムのユースケース図で表す。
② 構造
ドメインモデルをクラス図で表す。
③ 振舞
ドメインモデルの各要素の協調動作をシーケンス図で表す。
ビジネスモデリングのアプローチ
① 機能
対象のビジネスプロセスを決める。
② 構造
業務構造の要素を集める。
※ 画像割愛
③ 振舞
ビジネスプロセスの業務フローを書き出す。
※ 画像割愛
以上
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