僕と七福神と女(3)

裕哉は家の近くスーパーのバイトの帰り。このスーパーは残りの半額弁当を持って帰れるのが幸せなのだ。今日はヒレカツ弁当とハンバーグ弁当をチョイス。早く帰って食べよう。っと思っていると。
角の道から毘天さんと出会った。
毘天さんとは顔なじみで。
夜の22時00分くらいか。
よく合うなと思ってた。
話を聞くと毘天さんもこの時間くらいに帰るらしい。
マンションに着きエレベーターに乗ってると。毘天さんが泣いていた。
裕哉はオドオドしてしまった。
どうしたんですか?
毘天さん。
毘天さんはいった。
寂しい。
身長の低い毘天さんは抱きついてきてこう言った。高い。低くして。
裕哉は言われるままに。
低くし。キスされた。
気持ちよかった。
裕哉初めての。
初キスだった。
エレベーターは止まっていた。

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