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ビンタ研究レポートNo.39【想定外のおかわりビンタ】☆動画資料ビンタ14発☆有料☆大人気記事☆

午後の作業中、左頬に残るほのかな熱を感じながら労働に勤しむ。

ドーパミンを分泌させながら行う作業はとても楽しかった。

そして作業終了、帰りのバスにすし詰めされるも、隣には彩夏ちゃん。

長距離移動も苦ではない。

一時間程会話した後、疲れて眠った彩夏ちゃん。

膝の上に置かれている右手の手のひらをチラリと見ながら、初対面で躊躇のないビンタを放ってくれた彩夏ちゃんに心の中で感謝した。

二時間半かけて某駅に到着。

バスを降りてそれぞれの帰路へ。

私は帰りの方向が違う彩夏ちゃんに声を掛けた。

「お疲れ様でした。今日はありがとうね」

「あの……」

「はい?」

「大丈夫でした?」

「え? 全然大丈夫ですよ。痛くもなんともないですし」

おお……ホペタの心配をしてくれてるのか?

なんて心優しい子なんだ。

確かに、常人であればかなり強烈なビンタだったと思う。しかし、私の頬は特別製ゆえ、心配は無用。 

「いえ、弱くなかったかなって。弟にはもっと思いきり出来るんですけど、やっぱり初対面の人だと手加減しちゃいます」

は?

はぁ⁉ 

あれ、手加減だったの?

「……そうなんだ」

これはあれか? おかわりビンタゲットのチャンスではないか?

瞬時にそう判断した私は、「じゃあお疲れ様……」と別れの挨拶をしかけた彩夏ちゃんの言葉を止めた。

「あのさ」

「はい?」

「じゃあ、いつも弟さんにしてるぐらいのビンタ、貰ってもいい?」

「はい、いいですよ。どうせなら思いきりやった方がいいですもんね」

おかわりビンタ権ゲット!

我ながら見事な判断だった。

このまま別れれば、それが今生の別れとなる。それが一期一会ビンタだ。

だからこそ!

チャンスは逃してはならない!

私と彩夏ちゃんは、雑居ビルの入り口へ移動し、人目を避けた。

「どうぞ」

「すいません」

何度も叩いて申し訳ありません的な彩夏ちゃんは、一旦私の左頬に右の手のひらを添えた。

そして──

パアァァン!

うおおおおっ!

すごっ!

何このビンタ!

めちゃくちゃ爽快!

雑居ビルの入り口も相まって、ビンタの破裂音が響き渡った。

手加減なし、思いきり振りかぶった彩夏ちゃんの手のひらは、一ミリ足りとも左頬からズレず、完璧なインパクトで捉えた。

これが彩夏ちゃんが普段弟さんに炸裂させているビンタ……感激の極み!

こんなビンタを一発では終わらせられない。

私はおかわりを要望した。

パアアァァン!


くぅううう……染みる。労働で疲れた身体に女子大生の強烈ビンタが染み渡る。

酒なんて比じゃない。

疲れた身体にはビンタが一番の疲労回復剤だ!(主観です)

二発目のビンタでドーパミンが噴き出た私は、更におかわりを頼んだ。 

パアアアァァン!


響き渡る三発目の破裂音──

あぁ……この単発バイトを選んでよかった。

ありがとう彩夏ちゃん。

きっと弟さんは、お姉ちゃんのビンタが大好きなんだよ(勝手な妄想)。

ごちそうさまでした。

続く

【彩夏ちゃんのスペック】

■手のひらのサイズ:Ⅿ
■指の長さ:長い
■肉質:柔らかい
■厚み:薄め
■出力:150~250PS(状況によって変動)


資料ビンタ内訳:10発+3発(おかわりビンタ)+1発

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