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ビンタ研究レポートNo.13【自撮り動画再び】

2001年、新しい彼女が出来た。

名はMAさん。バツイチ、子連れだが、そんなことを全て吹き飛ばしてしまう美人。

そして、理想的な『手』を持つ女性だった。

8歳年上の彼女の手のひらは柔らかすぎず固すぎず、ほどよい弾力。

指も長く、爪は綺麗な女爪で、ネイルアートもよく似合う。

これは良いビンタが期待出来そうだ。

しかし、MAさんとはそういう目的ではなく、私がガチ恋してしまった。

なので、私がビンタドランカーであることはひた隠しにして交際を始めた。

勿論、いつかは自分がビンタドランカーであることを打ち明けるつもりだ。

さて、そんなMAさんとは同棲にまで発展し、私の生活環境は一変した。

ズボラだった私は姉さん女房なMAさんに鍛え上げられた。

彼女はクズだった私をまともな人間へと昇華させてくれた。

出会い系サイトも辞め、きちんと働き、きちんとした生活を送る──

素晴らしい日々だ。 

だが、そんなこととは裏腹に私の頬は手のひらを欲している。

手のひらが頬に張り付く甘美なあの瞬間を味わいたい。

我慢の限界を迎えた2002年の夏──へそくりで8ミリビデオカメラを手にいれた。

この頃はまだ写メールが主流で、動画撮影と言えば運動会やら各種イベント時ぐらいで、まだまだ一般的ではなかった。

そんな世の中でビンタの自撮り動画を撮影しようというのだ。

ハードルは非常に高いが、最後にビンタを受けてから三年が経過し、もはや衝動を抑えることは出来なかった。

そんなこんなで私が立てたビンタプランはこうだ──

■元カノを呼び出し、ビンタ自撮り動画撮影。

■風俗へ行きビンタ自撮り動画撮影。


続く。

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