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緊急企画 Quest2かReverb G2か

VRフリークの皆様ごきげんよう。
9月17日の2時、満を持してOculus Quest 2の詳細と発売時期が発表されました。
その際疑問に思った人も多い筈です、HP Reverb G2も発売待ちだけど、どちらを買うのが正解なのか?
両方買えばいいんじゃんという頭の多い人の意見は脇に置いておき、今回はこの疑問に応えるべく、発売前のリーク情報をまとめて考案していきたいと思います、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

【注意】
完全に主観による評価になります。
また、全て発売前のリーク情報になりますので、実際の製品と異なる場合があります。
Twitterやネット上の評判やスペックに基づいての評価となりますので、情報に間違いや齟齬が発生する可能性がある事をご了承下さい。

記事を参考にVRHMDやPCパーツ等を買った際、問題が発生しても当方責任を負いかねますのでご了承の程お願いします。

【2020年11月21日追記】
Oculus Quest2の詳細レビュー記事が書きあがりました、詳しくは以下を参考にして下さい。

【2021年1月29日追記】
2021年1月28日、満を持してReverb G2が発売となりました。
使用した際の詳細レビュー記事はアストネスさんへ寄稿してあります、以下を参考にして下さい。

基本スペック比較

まずは全体的な性能の比較をしていきましょう。

Oculus Quest 2

画像1

解像度:1832x1920×2(3664×1920)
リフレッシュレート:72Hz(アップデートで90Hz対応予定)
パネル:LCD(液晶)
視野角:不明(リークでは初代の100度と変わらずとの事)
重量:503g
IPD調整:ハードウェア調整(58/63/68mmの3段階)
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト
特記事項:スタンドアロン型、Snapdragon XR2にて稼働
公式にてストラップ、バッテリー付きストラップ、持ち運びケース別売り
Oculus Linkを用いればPCVRとしても使用可能(ケーブル別売り)
ハンドトラッキングにネイティブ対応

HP Reverb G2

画像2

解像度:2160×2160×2(4320 x 2160)
リフレッシュレート:90Hz
パネル:LCD(液晶)
視野角:114度
重量:550g
IPD調整:ハードウェア調整
トラッキング:6Dof
トラッキング方式:インサイドアウト(新型winMR)
特記事項:ケーブルが6m、オフイヤースピーカー搭載
コントローラーは旧winMRと互換性有り

価格比較

価格は以下の通りです(全て税込み価格)

Oculus Quest2 本体 64GB 37100円
Oculus Quest2 本体 256GB 49200円
Quest 2 Elite Strap 6800円
Quest 2 Elite Strap with Battery and Carrying Case 17600円
Oculus Link Headset Cable 10700円
Quest 2 Fit Pack 5200円
Quest 2 Carrying Case 6700円

この中で実際必要なのはQuest2本体64GBとLinkケーブル、任意でストラップとフィットパック。
256GB版は動画やコンテンツを相当詰め込む人でもないと不要でしょう。

HP Reverb G2 65780円

現状これしか情報が無く、公式サイトには59,800(税抜)~と記載があるので、何らかのオプションが出てくる可能性があります。

価格だけで見るのであればQuest2が優勢です、ビックリするほど安い。
Linkケーブルを含めると47800円、バッテリーのついていないストラップを追加で54600円です。
Reverb G2はオプションが追加された場合、もう少し高くなる可能性があります。

Oculus Quest2の特徴と所見

人気のスタンドアロン型VRHMDの次世代型で、リーク情報が出回った頃はQuestのマイナーチェンジ版だと思われていました。
いざ発表されてみたら高画質・高性能・低価格と三冠を達成するHMDであり、大変驚きました。

最大の特徴はPCを使用しないスタンドアロン起動が可能であるという点で、主流のVRHMDではQuestシリーズのみの特徴になります。

コントローラーの出来栄えが素晴らしく、軽く、扱いやすく、指を3本まで認識してくれてある程度のハンドサインを行う事が可能です。
また、従来の4倍程電池の持ちが良くなったらしく、コントローラーの電源をそこまで気にしなくて良くなったようです。

初代で追加機能として搭載されていたOculus Linkとコントローラーを用いないハンドトラッキングの機能が最初から搭載されており、無理なく動作するものと思われます。

懸念事項として、Oculus Linkを使用した際、連続使用時間に上限があるかもしれないという点です。
初代Questはこの欠点があり、給電方法を工夫しないと完全な連続使用というのが難しかったようです。
ipd調整がシンプルになったものの、58/63/68mmの三段階でしか調整できず、微調整が効かないというのも気になる点です。

動作に直接関係はありませんが、Facebookアカウント登録が必須になるというのも気にかかる点です。
実際はどうとでもなると思いますが、宗教上の理由で使えないという人も割と居そうな気がします。

HP Reverb G2の特徴と所見

HP Reverbの後継機に当たる機器で、G2はGeneration 2という意味があるらしいです。
名前の通り次世代VRHMDのスタンダードを狙っているらしく、HP、valve、microsoft三社の協力で製作されています。

兎に角画質が良く、片目2160×2160とかなりの高画質です(Quest2は1832x1920)
また、indexに搭載されているオフイヤースピーカーと同等のものが搭載されているらしく、耳に負担がかからず音が良いです。
indexに搭載されているものとは異なるようですが、マイクの音質も良いそうです。

valveが製作に協力しているだけあり、Steamにネイティブ対応しているようです(トラッキングシステムのLighthouseに対応しているかどうかは不明です)

若干トラッキング範囲に難があるらしく、事前レビューでは初代Quest程範囲が広くないようです。
Oculusとは違いコントローラーにタッチセンサーが搭載されていないらしく、現実の指を動かしてハンドサインを作れないようです。

後頭部ストラップにダイヤルが搭載されてないようで、着脱がちょっと面倒そうにも見えます。

どちらを買うべきか?

結論から先に言ってしまえば、大体の人はQuest2で良いように思えます。
スタンドアロン起動等魅力的な点が多いというのもそうですが、決定打はコントローラーの使い心地です。
Oculus Touchコントローラーは昔から大変評価が高く、私自身、VRの中で現状では一番良く出来たコントローラーだと思っています。
ハンドサインを使った手の動きの表現は没入感が非常に高く、軽く扱いやすく、壊れた時も値段が安いので取り換えが容易と、良い事尽くめです。

Reverb G2はQuest2と比べ全体的に基礎スペックが高く、特に画質と音質については頭二つ抜きんでています。
その分若干値が張り、コントローラーの使い心地やトラッキング範囲に疑問も残ります。
高スペックハイパフォーマンス重視の方に需要があるかと思われます。

まとめ

コストパフォーマンス重視ならQuest2
ハイパフォーマンス重視ならReverb G2

とはいえ、双方とも優秀かつ価格もこなれたVRHMDかと思います。
どちらを買ってもそこまで大きく失敗は無いんじゃないかなと、リーク情報からは思えますね。

終わりに

最後まで読んで頂きありがとうございます。
繰り返しになりますが、この記事は発売前のリーク情報を基とした記事になります、そんなもんなのか位の感覚で見て頂ければ幸いです。
どういう訳だか発売日が両機共10月に重なり、激戦の月になりそうです。
どちらのVRHMDも、実機のレビューが出てくるのが今から楽しみでなりません。

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