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SQLServerデータ移行ツールの御紹介

では、Part2として実際に移行ツールの紹介をさせて頂きたいと思います。データの移行についてはPart1の「データのインポート」までは行って頂き、移行ツールで主キーやインデックスなどの追加設定をツールで行っていきます

データのインポート

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Part1で、データのインポートを行った場合には、前回説明したように商品コードがaccdbファイルでは「主キー設定」されていたとしても、SSMSでは移行されない状態のままとなっています。以下のツールを使って、accdbファイルで設定した各種設定項目をSQLServerに反映していきます。

移行ツールの起動と設定

MigraterAfterSSMSImport.accdeを起動します。起動すると3箇所を指定する設定項目が画面上部に表示されます。

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①変換元Accessファイル選択

アクセスアイコンをクリックすると、ファイルダイアログが表示されます。変換元のaccdbファイルを選択します。

②Server名・sa権限パスワード

SQLServerのServer名、およびsa権限のパスワードを入力します

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SSMSを起動した際の起動画面のServer名(赤枠)およびsa権限のパスワード(緑枠)を②に入力し、「接続」ボタンをクリックします。

③変換先データベース名の指定

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接続ボタンをクリックすると、SSMSに登録されているデータベースがすべて表示されますので、変換先のデータベース③を選択します。選択完了後、「実行」ボタンをクリックします。

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処理が終了すると、メッセージが表示され以下の項目が画面下段に表示されます。

①テーブル名

変換したテーブル名が表示されます。

②フィールド名

変換したテーブル内の、どのフィールドかどうかの結果が表示されます

③変換内容

表示されているテーブル・フィールドに対して、何を行ったかを表示しています。主キー設定・オートナンバー設定・既定値設定・インデックス設定の4項目が表示されます。

④インデックス名

accdbファイルに設定されたインデックス名が表示されます。

⑤既定値

accdbファイルで設定した既定値が表示されます。

※Date()などの関数は変換されません。

エクセルアイコンをクリックすると、処理した内容をエクセルファイルで閲覧することができます。

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↑生データが出力されます。(※罫線、表題等は加工してあります)

変換結果

では、実際に変換されているかどうかをSSMS上で確認してみましょう。

①主キーの変換

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accdbファイルで指定した主キーが設定されています。

②オートナンバー設定

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accdbで設定したオートナンバー型がSSMSにも反映されています。

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↑accdbのTBL_在庫テーブルの在庫コードは「オートナンバー型」で設定しています。

③既定値

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accdbファイルで設定された既定値がSSMSにも反映されています。

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↑accdbファイルでは仕入数量フィールドの既定値を「0」に設定しています。

④Index

SSMSから、「新しいクエリ」を選択し、「select * from sys.indexes」と入力します。

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accdbファイルで設定したインデックス情報が反映されています。

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ツールのダウンロードについて

ツールについては、accdeファイルで無償提供いたします。

ダウンロードを希望の方はここからDMをお送り頂くか、 ツイッター「https://twitter.com/Lucina_Software」からDMを頂ければ、ダウンロードURLをご提供させて頂きます。

是非、ご活用ください!いろいろとご意見を頂けるとありがたいです。少しずつ改善していければと思っています。

※Access2019(64bit)で作成しております。

Part1/Part2に渡ってお読み頂き、ありがとうございました。

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