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まだまだあります


震災遺構
【三陸町防災対策庁舎】
南三陸町では、死者620人
行方不明211人

三陸町防災対策庁舎は3Fの建物で、屋上は地上12メートルです
ここでも最初の警報【津波6メートル】と
そして津波が来ないと思っていた矢先に修正されて

【津波は10メートル】になりますと

でもその場を見ていると、決して油断していたとは思えない
俺だって屋上に逃げれば大丈夫だろうと思う
誰でもそうだった
でも最初から10メートルと言われたらどうだっただろうか

屋上に避難したのは30名

でも瞬く間に屋上は津波に飲まれた



みんなは想定できるだろうか
10メートルの警報に、12メートルの凄い高さのビルが飲まれるなんて
みんなで固まって支え合いをして

1人、また1人と流されて行く

最終的に生き残れたのは10名

でも、どんな気持ちか想像がつく
誰かは叫んだ【ちきしょー!!】
その後の生活も【なんで私が生き残ってしまったのか】と

俺には理解出来ない
こんな高さの津波が来るなんて
宮城県女川漁港で14.8mの津波痕跡も確認されています
(みなさんのご近所の5階建てビルが15メートルです)


今後の防災の為に、地元も調べてみました
小田原に住んでいる人はわかると思いますが、海が異常な作りで
サーフィンも出来ない危ない海岸ですよね
これは結構まれにみる珍しい作りです

そして、今後の地震予測は関東大震災でしょう
いつ来てもおかしくないと言われていますが

その時の津波の予想は「11メートル」です

そして問題があります
3.11を見ていて、津波の到達時間は1時間後が殆どでした
でも小田原は特殊な海岸と、プレートの関係で


津波到達時間は1分です

これは全国最速時間1位になっています
大きな揺れのあと「今の地震大きかったな」って一言喋ったら津波が来る感じです
何も対策も出来ないですよね

南海トラフは、多分、伊豆諸島にブロックされるのか
でも富士山の溶岩流が小田原に到達する

なんとか自分の住んでいる場所は津波がこなそうで
後ろが山になっているので、心配はなさそうですが
3.11の時は海岸で釣りをしていたので

まだまだ、自分には何が出来るのか
色々な課題はあります


でも、後悔もあります
近くまで行きながら、大川小学校には行けなかった

石巻でホテルを取り、考えましたが
行けませんでした。
ここでは、色々な不幸が重なり
84名の児童が亡くなりました

先生の指示を無視した子供が生き残り
その子達も色々な葛藤があるみたいです
先生方は、避難を急がなかった

でも確かに、沢山の人が「大丈夫だろう」と気持ちになっていた事は事実

そんな先生達も亡くなっています
津波にのまれて奇跡的に生き残った児童も
整列が長かったり、すぐ裏山に避難しなかったり
不手際があった事を伝えています


それでも84人の、大人の指示に従う事しか出来なかった
児童が亡くなった事実は変わりません

わたしは非難する訳ではありません
ただ、もし万が一
自分がその立場になったら
ちゃんと正しい判断は出来るのだろうかと、疑問が浮かびます

次に東北震災遺構に行く時は
大川小学校に行きたいと思います


私の勝手な胸につかえているものを
書かせて頂きました。


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