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✨ヴィクトリアマイル2024✨を血統から予想してみました🐎💨

こんにちは!ゆみです🍎
古馬(4歳以上)牝馬の女王を決める戦い、ヴィクトリアマイルです🐎
昨年のマイルCSを勝ち、前走のドバイターフ2着のナミュールはじめ好メンバーが揃いました!今回も血統から分析し、馬券的中を狙っていきます🎯

【ヴィクトリアマイル】
2024年5月12日(日)15;40
東京競馬場 11R 芝1600m
春の4歳以上の牝馬マイル女王決定戦。レース名のヴィクトリアはローマ神話の勝利の女神。クラシック路線で活躍した馬 VS. 古馬になって本格化を迎えた馬が見どころで、古馬になって成長してきた馬たちの巻き返しが見どころです🌟


天気予報と馬場状態

東京競馬場の天気は晴れ予想🌞良馬場で開催されそうです✨
東京開催8日目、今週からBコースで開催となります。先週までの開催でダメージを受けていた内柵沿いがカバーされるので、インコースが復活。内外ともに綺麗な馬場状態となりますので、ペース次第ではありますが先行馬に有利に働きやすくなります。また、東京の長い直線で差し馬も末脚を存分に伸ばしやすいため、割と実力通りの決着になりやすいレースになることが予想されます🍎

【JRA発表】
今週からBコースを使用します。柵の移動により傷んだ箇所はカバーされ、全体的に概ね良好な状態です。

コースと展開

東京 芝1600メートル・展開

【Sペース】
スタート直後は緩やかな下りで、3コーナーまでの距離は約540メートルのため、先手争いはそこまで激しくはなりません。3コーナーからはカーブとなりますが、カーブが緩やかなためペースが落ちにくいです。ゴール前の直線は525.9メートル。直線の途中には高低差2メートルの坂が待っています。坂を上り切ってからゴールまでは約300メートルあり、瞬発力比べとなります。直線向きの切れ味、スピード能力が求められるレースとなることが想定されます。また、牝馬限定レースなので、牡馬混合戦のようなハイペースのスタミナ比べにはなりにくいと考えられます。コース形状からも最後の直線で脚を貯めてようとするジョッキー心理が働くため、直線の瞬発力勝負となります。

レースのポイント

・最後の直線の末脚のスピード
・古馬になってからの成長度

この観点から主な出走馬を見ていきたいと思います。

総合評価

それでは結論から!今回はこのような評価と馬券にしたいと思います🍎

◎軸馬
 ⑩ ナミュール
〇相手
 ② フィアスプライド
 ⑤ ウンブライル
 ⑥ マスクトディーバ
☆抑え
 ③ スタニングローズ
 ⑦ ハーパー
 ⑬ モリアーナ
 ⑮ ドゥアイズ

馬券

三連複フォーメーション
  ⑩-②⑤⑥-②③⑤⑥⑦⑬⑮

ここから先は評価の詳細となります🐎

血統、戦歴を踏まえた主な出走馬評価

① ライラック(牝・5歳)

父 オルフェーブル(日本・サンデーサイレンス系)
母父 キングカメハメハ(欧州・キングマンボ系)
母母父 フジキセキ(日本・サンデーサイレンス系)

【評価:×】
お父さんはオルフェーブル。サンデーサイレンス系ながら凱旋門賞2着に好走しました。日本競馬出身ながら欧州の馬場への適性を見せた馬で、そのスタミナの豊富さは日本競馬において貴重な存在です。そこにキングカメハメハ、サンデーサイレンス系のフジキセキを入れることで、サンデーサイレンスの血を濃くしながらも、欧州的なパワー、スピードを強化した血統構成になっています。スピードもありますが、どちらかといえば中長距離で坂のあるコース、少し渋った馬場が血統的には向いており、良馬場のマイルはあまり向いていないはずです。
過去レースを見ると、前走阪神牝馬Sは輸送前から入れ込んでおり、-16kgの馬体重減から力を出し切れずの大敗となりました。中団からの差しのスタイルとなりますが、マイル向きのスピードがあるわけではなく、また差し馬でありながら1番枠に入ってしまったのも痛恨で、ここでは厳しい勝負になりそうな気がします。

② フィアスプライド(牝・6歳)

父 ディープインパクト(日本・サンデーサイレンス系)
母父 キングマンボ(欧州・Mr.Prospector系)
母母父 Summer Squall(米国・ストームバード系)

【評価:〇】
お父さんはディープインパクト。産駒にはスピード、スタミナを高いレベルで伝えるため、種牡馬全盛期は良馬場のG1では敵なしでした。そこに母父の能力を引き出すキングマンボを経由し、米国系ストームバードを加えることで、ディープにスピード強化をした血統配合となっています。マイルから中距離において、脚がたまったときには素晴らしい末脚を出す能力があります。
過去レースを見ると、6歳ながら末脚は健在で、前走こそ大外をまくるように道中上がったためスタミナ切れとなりましたが、馬場も稍重で休み明けであったこともあり、距離も長かった印象です。今回はベスト距離のマイル戦となり、休み明け2戦目で調子も戻ってきていると思われます。最後の直線でつつまれるリスクがあるのでできれば外枠がよかったところですが、引き続きルメールさんが乗ってくれるので、うまく馬群をさばいて上がってきてくれることを期待したいです✨引退を撤回してのG1挑戦となるので、陣営もここを勝つつもりで出走を決めている意気込みも感じます!

③ スタニングローズ(牝・5歳)

父 キングカメハメハ(欧州・キングマンボ系)
母父 クロフネ(米国・Vice Regent系)
母母父 サンデーサイレンス(日本・サンデーサイレンス系)

【評価:☆】
お父さんはキングカメハメハ。母側の能力を強く引き出す血統的な特徴があります。母父にはクロフネ、母母父にサンデーサイレンスを持ってくることで、米国系らしいスタイルの、スタートしてからすぐにトップスピードに乗り、そのスピードを維持して押し切る能力に長けた馬になります。日本の馬場への適性も高くなります。一方、早熟傾向にあり、古馬となってからは徐々にパフォーマンスを落とすことも懸念されるところです。
過去レースを見ると、秋華賞の勝ち馬で、オークス2着に好走した実力の持ち主です。米国血統が強く出ており、2,3歳の若い頃からクラシック路線で好走した経緯があります。逃げ、先行で押し切るスタイルで好走してきましたが、末脚のスピードはそこまでなく、近走は先行しても差し切られるレースが続いています。今回はスローペースで進み、最後の直線で末脚比べとなることが想定されるとすると、おそらく逃げか2番手で進むことになるのではないかと思いますが、どこまで粘り込めるかがポイントだと思います。

④ コンクシェル(牝・4歳)

父 キズナ(日本・ディープインパクト系)
母父 ガリレオ(欧州・サドラーズウェルズ系)
母母父 マキャベリアン(欧州・Mr.Prospector系)

【評価:×】
お父さんはキズナ。キズナ産駒の牝馬は瞬発力が良く、最後の直線で末脚を伸ばして差し切る子が多い印象があります。これに欧州系のガリレオ、マキャベリアンを入れることで、スタミナ強化に特化した血統構成となりますので、末脚の良さとは真逆のベクトルで、豊富なスタミナを活かして先行して押し切る競馬を得意とします。
過去レースを見ると、逃げで前走中山牝馬Sを勝ちました。スローペース、稍重、小回りで坂のある中山、53㎏の軽量ハンデと、有利な要素がたくさんあっての勝利でした。今回もこの子が逃げになりそうですが、前走のような恵まれた条件にはならず、レースはスローになり、コースも逃げ馬には厳しい東京コース。Bコース初週のため、先行の内有利になりそうなので、状況は有利に働きそうなのですが、末脚のスピードが血統的に不足する分、東京マイルの直線、良馬場で逃げ粘るのは難しい気がします。。

⑤ ウンブライル(牝・4歳)

父 ロードカナロア(欧州・キングマンボ系)
母父 ファルブラヴ(欧州・フェアリーキング系)
母母父 サンデーサイレンス(日本・サンデーサイレンス系)

【評価:〇】
お父さんはロードカナロア。母父の能力を強く引き出すとともに、ストームキャットの血統を持ち、高いスピードの能力を伝えます。これに欧州系ではありますがスピードを伝えるファルブラヴを入れることで、1200~1600m向きのスピード能力の強化を図っています。サンデーサイレンスも入れることで、日本馬場への適性をぐっと高めていることもわかります。ここでは血統の適性は高いと評価することができます✨
過去レースを見ると、近走はマイル距離を徹底して使っており、どのレースもメンバーイチの末脚の速さで好走しています。血統の良さが能力にしっかり反映されており、ファルブラヴ×サンデーサイレンスに裏打ちされる瞬発力で好勝負が期待されます!勝ちきれないレースが続いていますが、今回はスローの瞬発力勝負となれば十分チャンスはあると思います🍎

⑥ マスクトディーヴァ(牝・4歳)

父 ルーラーシップ(欧州・キングマンボ系)
母父 ディープインパクト(日本・サンデーサイレンス系)
母母父 ホワイトマズル(欧州・リファール系)

【評価:〇】
お父さんはルーラーシップ。私の周りでも根強いファンが多い馬です。キングマンボ系で母側の能力を引き出す血統的な特色に加え、豊富なスタミナを伝えるトニービンが入っており、芝中距離以上を主戦場とする欧州スタミナタイプです。そこにディープインパクトとリファール系を入れることで、イメージとしては、ディープインパクトに中長距離向きのスタミナ能力を強化した血統構成となります。米国系のスピード強化の要素が入っていないので、血統的には短距離~マイル距離で瞬発力で差し切るスタイルというよりは、中長距離で長く良い脚をつかってロングスパートをしかけるイメージになります。本来は2000mくらいの距離で先行して押し切る戦法が向いていそうです。
過去レースを見ると、後方からの差しを主体としています。また、1800m, 2000mでの好走や、重馬場、稍重の馬場での勝利もあることから、血統から読み解くことができる”スタミナ強化型ディープ”のイメージにぴったり合います。そうすると、瞬発力で差し切るにはマイルでは距離が不足しており、出遅れずに先行して押し切る競馬ができるかがポイントとなります。できれば稍重、重馬場になるとこの馬にとって理想でした。また、出遅れると伸びきれずに馬券外となるリスクは十分あると考えられますので、モレイラ騎手が前走のように上手にゲートを出してくれることを期待したいところです。前走のモレイラ騎手のコメントで、まっすぐ走れないというのが気になります。完成はまだ先で、成長途上の馬であることが推察されます。とはいえ、2月よりヴィクトリアマイルを目標に進めてきたこともあり、準備は万端にしてきていると思いますので、その点は評価できると考えています。

⑦ ハーパー(牝・4歳)

父 ハーツクライ(日本・サンデーサイレンス系)
母父 Jump Start(米国・A.P.Indy系)
母母父 Carson City(米国・Mr.Prospector系)

【評価:☆】
お父さんはハーツクライ。サンデーサイレンス一族の中でも欧州的なスタミナ能力に優れ、中長距離の芝のレースで好走するスタミナ、スピードを兼ね備えた能力を伝えます。母からは米国系のA.P.Indy系を入れています。米国系の血統はサンデー系と相性がよく、スピードの絶対値やトップスピードを維持する力を強化することができます。中長距離、特に東京競馬場や京都外回りの長い直線でしっかり伸びてくるイメージの血統構成となります。
過去レースを見ると、先行して粘るタイプです。ハーツクライ産駒の強みである末脚の速さがあまりないことは気になりますが、先行したら図太く押し切っていくスタイルで、クラシック路線では勝ちこそないものの大活躍でした(桜花賞4着、オークス2着、秋華賞3着)。距離的には2000m以上がいい気がします。前走の大阪杯では、中団につけたもののついていくことができず、古馬戦線で戦うにはまだ力差があることを感じさせるレースでした。一旦牝馬限定戦に戻し、再チャレンジを図る意図で出走を決めています。その意味では、距離適性を測り、立て直す目的となるため、あまり勝つことに主眼を置いていないことが気がかりです。また、血統的に向いている距離ではないこと、末脚のスピードが不足していることが心配です。他の馬との能力比較にて最終評価をしていきたい一頭です。

⑩ ナミュール(牝・5歳)

父 ハービンジャー(欧州・ダンチヒ系)
母父 ダイワメジャー(日本・サンデーサイレンス系)
母母父 フレンチデピュティ(米国・Vice Regent系)

【評価:◎】
お父さんのハービンジャーは欧州系の血統背景を持ち、キングマンボ系やサンデーサイレンス系と掛け合わせると抜群の能力を発揮します。血統の世界ではこれをニックスと言います。母父はサンデーサイレンス系のダイワメジャーなので、まさにニックス!特にサンデーサイレンス系の中でも短距離~マイル向きのスピードの能力が高いダイワメジャーとすることで、高いレベルのスピードとともにハービンジャーの豊富なスタミナを両立させた血統背景となっています。また、母母父から米国系フレンチデピュティを入れることで、スピード能力も一層の強化が図られており、道中のタフな流れでも豊富なスタミナで最後の直線まで末脚を残し、ダイワメジャー、フレンチデピュティ譲りのスピードで瞬発力を爆発させることができます。ハービンジャーは晩成型で古馬になって成長する力を秘め、また小回りは向かず、ゆったりと大外を回すスタイルが向いているとされます。
過去レースを見ると、マイルCSはじめ勝ちレースはすべて1600mであり、その末脚は常にメンバー上位。前走ドバイターフや香港マイルでも馬券内に好走しており、マイル距離では現在の日本競馬でトップクラスの実力があると思われます。陣営も、3歳までは馬の作りが全然違う、飼葉の食いも良くなった、直線が狭くなったらそこで終わっていたが、跳ね返すようなパワーを見せてくれるようになったとコメントしており、今が完成期にあることがわかります。心配事を挙げるとすると、海外帰りの状態がどうか、春秋制覇を目標に安田記念を見据えているのであればある程度余裕を持たせた仕上がりで出てくると思われますが、不利な展開になった際にあまり無理をさせないようにするため、凡走のリスクは若干覚悟しておく必要があります。とはいえ外よりの枠に入ったことから直線で不利を受けることは考えにくく、軸馬にはこの馬以外は考えられない気がしています✨

⑬ モリアーナ(牝・4歳)

父 エピファネイア(欧州・ロベルト系)
母父 ダイワメジャー(日本・サンデーサイレンス系)
母母父 Grand Lodge(欧州・ダンチヒ系)

【評価:☆】
お父さんはエピファネイア。欧州系代表と言ってもいいロベルト一族の出身で、豊富なスタミナを活かし、芝中長距離を得意としている血統です。そこにダイワメジャーを入れることでスピード要素を強化、さらにダンチヒ系を入れてスタミナを強化しており、全体的に日本、米国、欧州の血がバランスよく含まれることで、スピードもありながらスタミナも豊富にあり、良馬場でも重馬場でもよく走り、先行しても差しでも良い、オールマイティな血統構成となっています。一方、裏を返せば、血統的には突出した能力がない印象で、どんな競馬でもできる分、勝ちきれないような器用貧乏なタイプに見えます。エピファネイアが強ければ、古馬になってから成長する力もありそうで、今後のレースでも注目したい一頭です。
過去レースを見ると、ほぼ最後方に位置しながらメンバー最速の末脚を繰り出して伸びるタイプとなります。ゆったりスタートを切ったらあとは有力馬を見ながら後方待機し、ついていくように伸びていく姿が印象的です。末脚のスピードはダイワメジャーの能力が良く出ていると考えられます。瞬発力勝負をするとメンバー上位は明らかなのでしっかり押さえたい一方、最後方からの競馬となるとゴールに差し足が間に合わない可能性も考慮しておきたいです。

⑮ ドゥアイズ(牝・4歳)

父 ルーラーシップ(欧州・キングマンボ系)
母父 ディープインパクト(日本・サンデーサイレンス系)
母母父 Grand Lodge(欧州・ダンチヒ系)

【評価:☆】
お父さんはルーラーシップ。キングマンボ系で母側の能力を引き出す血統的な特色に加え、豊富なスタミナを伝えるトニービンが入っており、芝中距離以上を主戦場とする欧州スタミナタイプです。そこにディープインパクトと欧州系のダンチヒを入れることで、イメージとしては、ディープインパクトに中長距離向きのスタミナ能力を強化した血統構成となります。米国系のスピード強化の要素が入っていないので、血統的には短距離~マイル距離で瞬発力で差し切るスタイルというよりは、中長距離で長く良い脚をつかってロングスパートをしかけるイメージになります。本来は2000mくらいの距離で先行して押し切る戦法が向いていそうです。血統構成的には今回出走するマスクトディーヴァと似た構成となっているのが特徴的です。
過去レースを見ると、中団から差し足を伸ばす競馬を主としていますが、そこまで切れる末脚はなく、重賞レベルでは苦戦している様子が伺えます。米国系の血統要素が入っていない分、瞬発力勝負になると分が悪く、馬場が渋った場合の中距離で、ロングスパートのスタミナ消耗戦になるとこの馬は台頭してきますが、今回はマイル距離のスローの瞬発力勝負となりますので、血統予想の観点からは適性はあまり合っていないように感じます。他の馬との能力比較にて評価を決めたいと思います。

総合評価(再掲)

出走各馬の血統、過去レースの分析結果から、こんな感じの評価になりました🍎

◎軸馬
 ⑩ ナミュール
〇相手
 ② フィアスプライド
 ⑤ ウンブライル
 ⑥ マスクトディーバ
☆抑え
 ③ スタニングローズ
 ⑦ ハーパー
 ⑬ モリアーナ
 ⑮ ドゥアイズ

馬券(再掲)

三連複フォーメーション
  ⑩-②⑤⑥-②③⑤⑥⑦⑬⑮

最後に

金曜日の夜時点での情報を基に予想しましたが、土曜や日曜の馬場状態やパドック、返し馬の状態を見ながら最終的な評価をして馬券を修正していきたいと思います🍎今回はスローペースで進んでの最後の直線での瞬発力勝負となると予想します。そうなると、瞬発力のスピード能力の高さがそのまま勝負の結果に表れるのではないかと思い、血統やレース実績から末脚の良い馬を中心に評価しました✨
競馬が好きなみなさんと予想を楽しみながら、少しでも参考にしていただけたらいいなと思っています♪ また、この記事で少しでも参考になることがあった方は、スキ💛をぽちっとしていただけると励みになります🐎
それでは今週も楽しみましょう😆

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