clusterライブポエム

【cluster】VRライブのポエム

こちらはclusterアドベントカレンダー2019、10日目の記事になります。今回は、clusterでのイベントやライブを繰り返し参加してきて感じたことをポエムとして綴っていこうと思います。


2019年はVRライブ元年

2019年は、VRライブの歴史が飛躍的に加速した年でした。clusterは勿論、VARK、SHOWSTAGE、更にはVRChatでもVケット2,3の展示にて話題を呼んでいたことが記憶に新しいです。

その中で、clusterにおけるライブの初速は、2月3日の「バーチャルライブ(仮)1st ~大鳥一姫ソロライブ~」でした。2018年8月31日の「輝夜月 Live@ZeppVR」以来のclusterライブであり、初めてライブ会場がお披露目された機会でもありました。

程よい狭さが作る密度(パーソナルエリア設定も当時はなかった)、ライト、サイリウム…リアルのミニライブさながらの臨場感だったことが印象に残っています。

以降も、「朝ノ瑠璃 1st VRライブ」、「KMNZ VR Live」「輝夜 月 LIVE@ZeppVR 2」、「Vアニ2019」 etc...と多くのライブが開催されていきました。

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◆clusterが与えてくれた5つの宝

というわけで本題。そんなイベントが重なる中で、大きく感じた5つの産物を紹介したく、今回は筆をとりました。

その1.距離問題をぶっこわした

VTuberイベント、開催地はいつもいつも東京、東京、東京…(稀に大阪もありましたが)。凄い盛り上がりを見せても、配信があっても、遠地にいる私にとっては、その空気感を直に体験することができません。機会によっては行くこともありますが、一度の遠征にかかる費用は4~5万(移動費、チケット、宿泊費…)。移動時間の問題もあり、参加する機会も限られます。

それ故、画面越しに、ほんのどこか素直に楽しめない気持ちを持ち合わせる日々も多々ありました。(勿論、VTuberライブ向けのハコが地方にはないとか、都市部で成功を重ねる必要があるとか、集客の見込みにくい地方でやるメリットが乏しいとか、そういった点があることは理解しています。)

しかし。clusterでは頻繁にVRイベントやライブが開催される日々が続きました。おかげで、イベント参加に恵まれなかった私もいつの間にか「イベント多すぎて忙しいw」とまでなっていました。これは一つの革命だと思います。某しゃちょーも語っていた気がしますが、本来イベントに関係のない、距離に悩まされるのって、非常に煩わしい。その壁を壊してくれたのが、clusterでした。

その2.VTuberとファンに夢の舞台を与えた

3Dモデルを手に入れたVTuberさんが、それを早速発揮する場として初のライブを行ったり、誕生日のイベントの場としてcluster会場が利用されるケースも多々ありました。今まで画面の向こうにしかいなかったファンが、推しが、今まさに目の前にいるという光景が形成される…。きっと多くの人にとって夢のような時間を過ごせたのではないかと思います。中には実際にトークしたり、ツーショットを撮れたりする機会もありました。私も八月二雪Qキキちゃんとお写真撮れた時はもう…ニヤニヤしてました(限界化)

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空間内での距離感や、幾人のアバターによって形成される密度、リアルタイムなエモートのレスポンス、目線、身振り手振り、音楽と演者に合わせたサイリウム。リアルさながらの臨場感が確かに存在し、演者もファンも「ほんとにライブしてるみたいだった!」という感想が幾度も見られることになりました。

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多くの方が、いつかみんなの前でライブをやってみたい!それが実現して嬉しかった!と語っていたことも印象に残っています。

その3.お気軽に会場を用意できた

また、ハコを押さえる、大掛かりなセットアップ等が不要等の理由から、リアルよりもイベント開催のハードルが低めなのも強みです。最低限なら、企画とモデルさえあればイベントを開くことができます。その為、ほのかかおり先生のライブや、くらげビート、VB祭、小宵ちゃんのライブなど、ユーザー主催のイベントも多々見られたことが印象深いです。Vアイテムで収益性もあることなど、この点はVR空間で活動するクリエイターやアーティストに画期的なマネタイズの環境を与え、同時にそういったユーザーを増やすきっかけにもなっていると思います。

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その4.Tips.次元はもう一つ越えられるはず

ここまでclusterでのイベントの魅力について語ってきましたが、Live2Dなど、2Dのモデルだけを持つVTuberさんにとっては、3Dモデルがなければ関係ないじゃん。と感じるかもしれません。

ただこの辺は工夫次第だな、と。リアルのライブやDJイベントを思い出してください。

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2019.6.23、VirtualReal00 Osaka、somuniaちゃんのライブ模様です(少々ぶれていますが💦)。スクリーンに2Dモデルを投影し、動いてライブしています。で、clusterにも大型スクリーンに加えて動画投影機能があるんですね。というところで、もう言いたいことはわかりますね。

(PC必須ですが)2Dモデルでも十二分に映えるライブは可能!!現状、リアルタイムの表現はできませんが、あらかじめMVやただ動くだけの動画を用意しておき、スクリーンで再生して歌うということは可能だと思います。まだ誰もやってませんが、十二分に盛り上がるんじゃないかとは思います。YouTubeLiveでやるのと何が変わるの?という疑問には、上記のその2を思い出していただきたいと思います。観客が、目に見えて集まってサイリウムを振るのです。臨場感がきっと高まるかと思います。

(2020年1月20日追記)clusterにてアオイイオリさんが開いたイベント内の、Live2Dの新モデルを発表する企画が、まさに上記のわかりやすいイメージになるので、見本としてご紹介します。

その5.リアルを超えた演出、機能

これはもはや欠かせません。とりわけ大きいものの一つはパーソナルエリア設定!視界をクリーンにし、自分の理想の位置で、視界で推しに集中することができます。リアルでは、これがないためにトラブルが起こった例もありますが…VRイベントなので、その問題もありませんでした。

もう一つ欠かせないのは…やはり視界ジャック!「【くらすたーライブ】MUGEN♾Live-ORIGIN-」や「虹河ラキ1stVRライブ 「ぴょこ☆フェスVR vol.1」」にて登場し、そのエモさは大反響を起こしていました。

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そういえば、こちらのイベントでも視界ジャックがあるようで…?ちょっと気になってます。まだ未体験の方は、是非体験してみてください。きっと後悔はしないはずです。いや、これを体験せずに令和元年は越せない…!

(2020年1月20日追記)想像以上にやばかった(小並)。個人的に、体験してきた全てのVRライブで一番バーチャルリアリティを体感できました。YouTubeに一部ですが様子も挙がっているので気になった方は注目!

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最後に

ここまで見ていただきありがとうございました。最後に、clusterをまだよく知らない方に一言。

ファンの方へ。推しが3Dモデル持った記念でライブやトークイベントを開くかもしれないぞ!(前例多数)もし迷っているなら、遅れる前にPCやVR買おう!(あとマイクの設定もしておこう!)

VTuberの方へ。イベントは自由に開けます!YouTubeLiveとの連携もできます!VR機器やモデルがなくてもPCがあれば大丈夫!ライブでなく、トークなど交流の場としても最適です!もっとガンガンイベント開いてー!

はい、オタクの余計な一言でした。でもうまく伝わってくれると嬉しいです。

というわけで、明日は クラスターのエンジニア、ふーなん さんです。「clusterでのLTの話」。かつてcluster上でもUnity勉強会を開いていたので、どういった話が聞けるか楽しみです。



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