居宅介護、いつ始まるんだよ

部屋が汚い。いつものことだけど今はかなり汚い。

生まれてこの方掃除と片付けがうまく出来たことがないので、プロに頼ろうと役所で居宅介護のお願いをした。病院には連絡が行って、既に診断書は提出してくれているらしい。なのに役所から連絡がなかなか来ない。


役所の人たちが家に来たのが2ヶ月弱前。その時のことでも書こう。


訪ねてきたのは、私の1.5倍は体積がありそうな"所帯"を感じさせる役所の女性職員と、対照的にこじんまりしたヘルパー事業所の男性。女性の家に来るヘルパーは女性だろうと思いこんでいたので、この時点でかなり面食らった。知らない男性を家に入れるのか。まあいいけど。

(補足しておくと、被介護者が女性の場合、実際に介護をしに来るのは基本女性になるらしい)


部屋はいつもどおり汚く、人間が3人座れるような場所はない。そう伝えたが、個人情報を取り扱うので家の中に入る必要はあるらしく、1Kの狭い廊下で立ったまま話を聞くことになった。


話の内容は、どんな介護が必要かとか、何曜日にヘルパーに来てほしいかとか、そういうことだったと思う。そんなことよりも"体積"の圧迫感がすごくて、デカい人って苦手かもということばかり考えていた。東堂の真逆である。


本当はそのあと一問一答的なものもするはずだったらしいが、私の家が汚すぎるのでこれは後で電話対応ということになった。「食事は1人でできるか」「お風呂は毎日入れるか」みたいなやつだ。精神障害者からするとバカにしてるのか? というような質問もあるが、知的障害と同じ質問項目らしい。


私は人に比べてパーソナルスペースが広い。30分家に知らない大人が2人来ただけでどっと疲れた。部屋はきれいになってほしいが、知らないヘルパーが来て自分の家をいじくり回すことに耐えられるんだろうか。まぁ最悪1回使ってみたあとにキャンセルしてもいいんだけど。