ただいま、おかえり②-1

人懐っこくて、かわいくて
君は私にとって、弟のような存在

付涛ふたお

付涛ふたおは草原で出会った中国の子で、私と会話するために翻訳機を使って日本語を話してくれた子だった。
日本のアニメが大好きで、よくアニメの曲を演奏してくれた。
私を「初めての日本人の友達」って言ってくれて、勉強で忙しい君だったけど頻繁に遊びに来てくれてた。

お皿洗い、えらい！

一緒にいく？って聞いたら返事がこれ、かわいいね

ぶーんをするのもされるのも好きなかわいい子

君は私の星の子の姿を真似するのが好きだったよね。
どうして私の星の子の真似をするのって聞いたらとってもシンプルに「美しいからです」っていってくれた。

私の星の子姿で、羽なしになって遊びに来てくれたこともあった。
普段あまり見ることの無い羽なしの星の子がとても貴重で可愛くみえた

絵文字と顔文字は翻訳しなくても気持ちを伝えられて便利で良かったよね☺️

付涛とは、彼が雀の時に出会ったから、最初は私がキャリーすることが多かったけど、
裏世界の事を教えてくれたのは君だった。
あの日、初めて行った裏峡谷の美しさは言葉では表せない。私にとっても大切な場所になった。

ミニホイップの髪型は、最初に出会った時に私がしていた髪型だったね

オレンジケープと緑のケープで夕張メロンみたいな私達

お別れの日が、とても悲しかったよ。
2人で思い出の場所に行ったよね…
君は私以外にもたくさんフレンドがいて、その日は他の人も会いに来たよね
でもその日はわたしを優先して一緒に遊んでくれた事を覚えてる。
最後にハートを渡したかったのに、君は「もったいないから」っていって断ったよね。
全然もったいなくないよ。だって私にとってのハートは「大好き」の気持ちだった。

さよならは言いたくなかった
君とまた遊びたかったから

続きます