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ALWAYS With You from Sunshine to Moonnight LOVE BAND

ALWAYS With You from Sunshine to Moonnight LOVE BAND was formed on February 27. Next Friday the band had a name. Her sensibilities are the frame of the band.


ALWAYS With You from Sunshine to Moonnight LOVE BAND

人はたいていの場合、ほんの少しづつ間違っていて、ほんの少しづつ食い違っていて、寂しいものだと思う。ALWAYS With You from Sunshine to Moonnight LOVE BANDは残された時間を惜しんで肩を寄せ合う恋人たちのようなバンドだ。バンドが漕ぎ出した小舟は広く大きな楽園に向けて進んでいく。誰もが寄り添い愛し合う楽園に向けて。

“Like rowing a boat, we enter the future backwards (ボートを漕ぐように人は後ろ向きで未来に向かう)” - Paul Valéry

15min recordsに持ち込まれたバンドの中ではおそらく最も物語を抱えてスタートしたのがこのバンドだ。その点についてはまたいずれ機会があれば語りたいし、書き残した方がいいように思う。しかしそれは今ではない。バンドは間違いなく楽園を必要としているし、そのために小舟を漕いでいる。ポールヴァレリーが描いた通りに。

このバンドには、そうはならない無数の道があり、またそうはならない無数の社会がある中で今の姿がある。世の中そのものが輝いている時にだけその奇跡が見える。わずか数曲のデモトラックに潜んだ輝きがその奇跡を照らしている。


A Night of Fishing in the Starry Sky

バンドは1年足らずの間に多くの表現を生み出した。楽曲のみならずささやかなイベントも開催した。まず多くの人に支えられてそれら一つ一つが実現できたことに感謝したい。今、バンドはそれらを踏まえてさらに一歩踏み出そうとしている。

「表現というのは自由なものだ」人がこのように言う時、その自由とはどのような自由なのか。あらゆるものなのか、限られた世界におけるものなのか、それは必ずしも判然としない。しかしこのバンドは今に向き合い、広く大きな楽園に向けて進んでいくという表現の可能性を揺るがず持ち続けている。このバンドの秘めたる凄みだと思う。小舟のままで構わないし、むしろそうありながら定義を定めず表現に向き合ってほしいと思っている。