府中牝馬ステークス2023予想

予想家を名乗るには、応援馬券からは縁を切らなければいけないと思う。

競馬ファンである以上、鋭い末脚、華麗な逃げ切り、万馬券を齎してくれたといった心に残った馬は継続的に応援したくなる。しかし、そんな思い出の馬も常に1着になれる、というわけではない。

好きな馬だからといっても、例えばようやくオープン入りしていきなりGIというのはいくら何でも荷が重い。足りない可能性の方が圧倒的に高い。でも本命にしたくなる。それじゃ当たらない。強引に好走する理由を考え、言い聞かせ、本命に。そして惨敗。次こそは！と次走も本命。着外。これの繰り返しは元も子もない。応援馬券はほどほどにしよう。

私がそれに気づいたのは、この秋だった。

ようこそ皆様LT_1E0でございます。今回は、府中牝馬ステークスの予想回です。相変わらずの前振りの長さですが、これには訳があった…

この記事は応援馬券から縁を切れないそこの君への説教ではなく、府中牝馬ステークスの予想だ。もうちょっと話を聞いてほしい。

半年以上昔から私の記事を読んでくださっている方ならわかると思うが、このレース、我らがプレサージュリフトの復帰戦。そう、私はプレサージュリフトが推しなのである。でも、散々前振りで書いた。好きだからという理由で本命なんて良くない。金杯と東京新聞杯はたまたま3着だったが、いつ痛い目を見るかわからない。

ということで、府中牝馬ステークスの本命はプレサージュリフトで行きたいと思う。

いや待て、話と違うじゃないか。好きだからなんて理由は通用しないぞ。つまり、今回は「好きだから」以外にも理由がある。あと「ルメールだから」でもない。ルメールなら心強いけど。

ここまでのプレサージュリフトの戦績は[2-0-2-3]という感じ。では、この内訳を見てみよう。

新馬　　　　東京　芝1600m　1着
クイーンＣ　東京　芝1600m　1着
桜花賞　　　阪神　芝1600m　11着
オークス　　東京　芝2400m　5着
秋華賞　　　阪神　芝2000m　9着
京都金杯　　中京　芝1600m　3着
東京新聞杯　東京　芝1600m　3着

太字は馬券圏内。共通点はどこか。そう、左回りのマイルだ。マイルで唯一馬券を外したのは阪神の桜花賞、左回りで唯一馬券を外したのは2400mのオークス。

オークスは一瞬あわやと思わせる5着と、東京では適正アリ、距離も2400mは長かったが、2000mくらいならこなせそうな印象。姉のオールアットワンスがアイビスサマーダッシュ2勝なので短縮で1400mとかも面白そうだが、1400mだとヴィクトリアマイル除外で京王杯SCが現実的か。スタートが下手なので1200mまで行くとどうだろう。直線の長いマイルが理想か。最近の桜花賞は内有利なので桜花賞は敗れたが、右回りでも外回りコースで直線そこそこ長いエリザベス女王杯、マイルCSは問題ないかも。外有利馬場なら尚良し。またはオーロカップ()

対抗はディヴィーナ。今が充実期。GII、GIIIあたりなら勝ち負け、展開や馬場次第ではGIでも楽しめる馬。何ならもっと人気すると思ってた。

3番手にシンリョクカ。斤量、GIでの好走と、ここでも戦える可能性アリ。キャリア5戦ながらポテンシャルやセンスが感じられる。

穴目でコスタボニータ。

ルージュエヴァイユ、ルージュスティリアは左回りの広いコースが得意なだけに、このメンバーで通用すれば。

あとはフィアスプライド、アンドヴァラナウト。

◎プレサージュリフト
○ディヴィーナ
▲シンリョクカ
☆コスタボニータ
△ルージュエヴァイユ
△ルージュスティリア
△フィアスプライド
△アンドヴァラナウト

本命対抗どちらも5枠なので、5枠軸の枠連とか面白そう。