安田記念と明らかに違う!マイルCS2023予想

日本のGIレースのうち、マイルのレースは幾つあるかご存知だろうか。ここで「2つ!」なんて答えたあなたはピュアでいいですね。正解は安田記念、マイルCSに加えフェブラリーS、桜花賞、NHKマイルC、阪神JF、朝日杯FSの7つでした。

でも今回は別に安田記念とマイルCS以外どうでもいいので「2つ!」なんて答えたあなたは褒めます。

で、本題。いや本題ではないのだが少なくとも前振りの中では重要なパートに入る。今年の安田記念とマイルCSでは、GI馬の数が違う。今年の安田記念はGI馬10頭だった。え、やば。一方、マイルCSは4頭。まあ理由としては2000が得意なタイプの馬が天皇賞秋や香港に流れるからだ。今年でいうとジャックドールが分かりやすい例かな。そういえば、スワーヴリチャード安田記念なんてあったな

では、今年のマイルCSはレベルが低いかというとそんなことはない。実は、安田記念もマイルCSも全馬重賞勝ち馬なのだ。つまりは混戦。展開次第で紛れる可能性もある。去年のダノンザキッド的な穴が飛んでくるかもしれない。

もうひとつ、このレースはソングラインが不在。前走が毎日王冠2着で今回ソングラインがどれくらい人気していたかはわからないが、1番人気だったかもしれないね。ところで、ソングライン以外でこのレースに居ない馬といえば誰だろうか。それはソダシだ。ソダシは…先月?あれ、いつだっけ…まあいいや、いつだか忘れたけど引退を発表した。この馬は好位で競馬をするタイプであり、ソダシの直後のポジションを取ったらとりあえず安心できる。そんなソダシがいないのも難しいポイント。

そして、ここまで触れてこなかったが、今年のマイルCSは京都に開催が戻ってきた。過去のマイルCSでタイムが1分31秒台だったのは2回。エーシンフォワードの年とダノンシャークの年。奇跡的にどちらも岩田康誠さんが乗ってた。しかし基本的には33秒前後になる。ここで注目したいのは、京都と阪神のタイムの差だ。

2017 1.33.8
2018 1.33.3
2019 1.33.0
↑まで京都
↓から阪神
2020 1.32.0
2021 1.32.6
2022 1.32.5

こんな感じで、京都の頃は33秒台、阪神では32秒台が出ていたのだ。しかも今年は金曜に降雨。良馬場とはいえ高速馬場ではない。加えて、このレースは中距離型が強いというのも特徴としてある。それでは、これらに注意しつつ、予想に入ろう。


本命はソーヴァリアントで行こうと思う。現在単勝34.9倍9番人気。過去には薬物で失格なんてこともあったり、ジェラルディーナ、ペルシアンナイトを破って制したチャレンジCの後半年以上休んだりとありながらここでGI初挑戦。前走の富士ステークスは初マイルで3着。加えて比較的得意な右回り、やや時計がかかりそう、そして前述の通りこのレースで多く好走している中距離型。池添騎手はマイルCS4勝。そこも期待できる。宝塚記念のスルーセブンシーズでは痛い目見たな…

対抗にはシュネルマイスター。トップスピードに乗るまで時間がかかるタイプながら、京都コースなら下り坂で加速がつくだろうという読み。マイルの実績は素晴らしく、善戦は確実視できる。血統的にもう一つビッグタイトルが欲しいだけに、ここは絶対とりたいところ。

3番手ソウルラッシュ。京成杯AHをしっかり勝ち切った。最後の一押しともいえるモレイラへの乗り替わり。京成杯AH組はマイルCSダメらしいが、実力的にはチャンスあり。先行、差しどちらもいけるのは魅力。

先行か差しかという意味ではセリフォスもだろう。去年のこのレースは派手な差し切り。調整がうまくいかず今年は富士ステークスをパスするも、状態は最低限といった感じか。個人的には強く推そうとは思わないが、こちらも好走する可能性は十分あり。

エルトンバローズは操縦性の高さや勝負根性という面では素晴らしい馬。今年のGIは1強ならその馬の快勝、混戦なら新王者誕生といった感じなので、この馬の一発も怖い。

ダノンザキッドは期待してるけど人気し過ぎ。ジャスティンカフェは展開次第で。レッドモンレーヴも穴目で期待。怖いのはダノンスコーピオンとイルーシヴパンサーだが、今回はスルー。ナミュールは消し。

◎⑧ソーヴァリアント
○⑨シュネルマイスター
▲①ソウルラッシュ
☆⑪セリフォス
△⑦エルトンバローズ
△⑫レッドモンレーヴ
△⑥ダノンザキッド
⑤ジャスティンカフェ


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