【S16】甘え、迷走、ほいみで治療【R1949 最終915位】
はじめに
はじめまして。
タイトルの通り、治療さんとほいみんさんの構築をパクった上で中途半端な改造を施し、その結果前期のお2人を軽々と下回るR1949、最終915位で着地しました。わざわざ改造して順位を下げるという迷走構築ではありますが、爆増したイダイトウの標本の1つとして良かったら見ていってください。
構築経緯
Shogunさんがバカと雑魚こそイダイトウを使えと言っていたことから、イダイトウを軸に構築を組み始めることに決定。
イダイトウのメジャーな型と言えば、今だとイバンのみか襷だと思います。迷った結果、イダイトウは襷にしろとほいみんさんが言っていたため襷イダイトウを軸に構築を組み始めました。これは間違っていなかったと思います。
S15のイダイトウ入りの記事を調べたところ、前述のほいみんさんの記事(【S15最高2104最終2022/313位】イダイトウdreamer SVS14【SVシングル】 - ちょっとここらで休息を (hatenablog.com))と治療さんの記事(【SVシーズン15】レギュF適応対面構築・改 ~ウガツホムラは添えるだけ~ 【最終47位/レート2140】|治療 (note.com))が目に留まり、基本選出がスケショカイリュー→ブーストカミ→イダイトウで一致していたのでお2人の構築をパクることに決定しました。
序盤中盤は初手スケショカイリューの通りが非常によく、SVに相応しい最強の初手枠だと感じていました。しかし中盤以降は初手パオジアンに当たることが増え、このポケモンは最強の初手ではないということに気づきました。冷静に考えて、初手27%でテラス権+1匹を無償で持っていかれる動きが強いわけがありませんでした。
ということでなんやかんやで氷柱不意を耐えられ広く初手に出していけるHBオーガポン、相手のキラフロルやブリジュラスにも出していけるオボン毒テラスガチグマを加え、ここまででどうにもならなかったママン構築とキョジオーンに対して巧み身代わり水テラ残飯サーフゴーで解決できると教えていただいたためこの6匹で構築が完成しました。
個体紹介
カイリュー
調整意図:なし(イダイトウ抜き準速カイリュー抜かれで1落としても良かったかもしれません)
初手の電磁カミを拒否したりとか色々考えた結果地テラ地震になりましたが、明らかに鋼アイヘの方が強いです。しかし最終日をサブロムで潜っており、レンタルを変更するのが面倒だったため最終的に使用していた個体はこちらになりました。なんでH4ではなくD4なのかも不明です。
また、電磁スケショという構成はかなり強力でした。初手スケショを見てカミに引いてくるプレイヤーが多い中、そこに電磁波がぶち当たれば上を取ったカイリューで無償突破させて貰えるパターンが結構多かったです。相手が引かなくとも電磁波が入ることもあり、「最悪居座られてカイリューが落ちても裏のカミで突破できる」状況での電磁波はかなり強かったです。しかし初手パオの可能性がある構築にはあまり出していなかったため、最終的な選出率はあまり高くなかったと思います。
選出率:4〜5位
ハバタクカミ
調整意図
HB:なるべく高く
HD:252ステラカミのシャドボを11/15耐え
S:エナジーでS上昇になる20振り
恐らくかなり珍しい、イダイトウ構築でありながら甘える瞑想を採用したハバタクカミです。今期1番頑張ってくれたポケモンでした。
イダイトウ構築の爆増に伴いガチグマとパオジアンを裏に置いておけばラス1イダイトウを全狩りできるということに人類が気づき始めていた頃、僕はその波の中で5桁付近まで溶かしていました。マジで勝てなかったため、ノマテラチョッキガチグマと襷パオジアンの両方を狩れるポケモンということで、甘える瞑想ドレキスハバタクカミでカモることに決めました。
イダイトウ構築のカミと言えば電磁波ということで、カミを投げたところ瞑想を押すターンにガチグマに引かれて無償で瞑想は積める展開がかなり多かったです。欠伸は普通に無理なので当たらないことで対策としました。また、欠伸を押してきたけど裏に特殊アタッカーしかいないパターンとかガチグマが引いてこない場合もあったので、欠伸を押されても瞑想を積むことで解決できることもありました。
ノマテラチョッキガチグマに対してはフェアテラドレキスでないと回復が追いつかないのでフェアリーテラス。この形に落ち着いてからはカイリューにテラスタルを切りたくないということが多くなったため、初手オーガポンを出す試合が増えました。
選出率:1位
イダイトウ(♂)
調整意図:なし
普通のイダイトウ。高速移動弱くね?と思ったため、ステロにより襷が潰れても相手の行動次第で再び行動保証を用意できるみがわりに変更。舐めた変化技をシャットアウトできるのも良かったです。
使用感としては、明らかに襷の方が強かったです。特に良かったと感じた点は
①択にならない
イバンがメジャーになった現在だと相手の行動とめっちゃ択になるのが信用できませんでした。逆にイバン警戒電磁波をぬるいカミをおはかまいりで突破し、ラス1を襷で耐えて2タテできるパターンもあったのが強かったです。こちらがステロで削れていて、イダイトウが襷なのに相手のカミがイバン警戒ムンフォを押してきたから拾った試合もたくさんありました。色々考えると、イバンイダイトウは信用していませんがイバンイダイトウの存在により拾った試合は割と数えきれないくらいあってよかったです(小並感)。
②速い
襷の副産物として遅いカイリューと遅いウーラオス抜けるのが強かったです。イバンだと間違いなく下を取る対面なので…
テラスタイプはテラスタルを切らないのでステラ以外ならなんでもいいです。強いて挙げるならパオ対面氷柱半減のまま不意打ちを等倍にできて火力も伸ばせる水か、不意打ちを半減にできるフェアリーのどちらかが良いかなと思いました。
軸だけど選出率は多分2位でした。本構築はイダイトウ構築というより、イダイトウ狩り狩り構築という方が正しいと思います。
選出率:2位
オーガポン(かまどのめん)
調整意図
HB:特化パオの氷柱不意耐え(副産物として、ママンロンゲによくいるパオの悪テラ砕くや初手に出てくるほのぽんのテラこんぼうも結構耐えてくれたのが良かったです)
S:準速カイリュー抜き
ほぼ出し負けしないオーガポン。素火力はほぼ無振りなだけあってかなり低いので、カイリューと合わせても持久力ブリジュラスや初手吹き飛ばしから入ってくるディンルーが厳しかったです。
ジェムカミや弱点保険カイリューはほぼ切りなので当たらないことで対策としました。実際のところ後者には割と当たり、全試合で負けたと思います。
選出率:3位
ガチグマ(赫月)
調整意図
HD:多分カミの252ムンフォ2をオボン込み耐え
C:たぶんC60+で無振りウーラオス確1だと思うけど、見返したらC無補正でわろた
特に言うことがないガチグマ。実際のところチョッキガチグマのハイパーボイスというのは必須感のある技でもなく、そこに欠伸という最強技を組み込める欠伸ガチグマはかなり最強のポケモンだと思います。しかし欠伸ガチグマはそのチョッキガチグマに弱いという力関係にあり、ノマテラブラムに怯える日々が多かったです。
欠伸とブラムを交互に押しているだけで対面駒と起点の最低どちらか、行動次第ではその両方を果たすポケモンであり、アンコールさえ無ければ最強だと感じました。
選出率:4〜5位
サーフゴー
調整意図
HD:確かイーユイの攻撃をテラス込みでいい感じに耐える
C:確か水テラバでイーユイを落とせる
HB:できるだけ硬く
ママン構築、キョジオーン構築には必ず選出し、身代わりを押すだけでほとんど勝っていました。キョジオーンは出てこないパターンも多いため、出てこなかったらその辺のカミにシャドボ1回投げて退場するだけのこけしでした。ピンポイントメタではありますがかなりおすすめ
選出率:6位
①基本選出
オーガポン→ハバタクカミ→イダイトウ
②初手舐めたステロ撒いてきそうなポケモンが相手にいる場合、またはパオが居ない場合
カイリュー→ハバタクカミ→イダイトウ
③パオジアンもブリジュラスも居るので確率的に見て初手にどちらか出てきそうな場合
ガチグマ→ハバタクカミ→イダイトウ
④ママン構築
オーガポン→ハバタクカミ→サーフゴー
最後に
ギリギリ3桁の構築記事、流石に誰得だけど折角なので書いてみよう…と思い、自分の構築に対し初めて言語化を行いました。
こうやって言語化したことで本当に自分の構築が宙に浮いていることを認識できたので、4桁だろうが5桁だろうが(構築記事という形でなくとも良いので)自分の構築や考えていることを一度文章として出力してみるというのは思考の整理にも繋がって良いのではないかと思いました。
基本的には欠陥構築だと思いますが、シーズンが終わった今でもハバタクカミは結構強かったんじゃないかと思っているので今後もイダイトウで突き抜ける予定の方は良かったら一度試してみて下さい。カミのスペックが高すぎるだけかもしれない。